NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(2) | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(2)

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日野自動車の工場(東京都日野市/本ブログ管理者2010.1.27撮影)

日本では、今現在、本田宗一郎(のような人材)が世に現れても成功は望めない…

(なぜなら、)

日本では量産車を商品とするのに運輸省の認証が必要であり、

自動車を販売したいのなら、

40台からの同型車を実験にかけて安全性を認証させる必要があるから、、、

(外国でも基準は異なるが、同様)

こういった数々の条件を考慮すれば、

中途半端な資本では、自動車メーカーを立ち上げるのは困難。。。。。

【p.43】

(それならば・・・)

日本の役所や経済人、マスコミなどは、企業が合同、合併すればいいと主張する

しかし、

自動車という商品については、複数の企業があり、

それぞれの独自の思想、哲学があって多種多様なものが提供されなければ、

消費者のニーズに十分に応えることは出来ない

(例/コンパクトカーで十分と思っているユーザーに、ジープに乗れとはいえない)

【p.44】

日本の産業全般が、若者のアイディアを吸収する余裕を持っていないのも問題…

新しい人間を(特定の上司先輩にとって都合が良い思惑に合致した)型にはめて、

その組織(特定の上司先輩)の思い通りに動いてくれなければ

労働力として認めてくれない(人間扱いしない)ようでは、

そこから新しい(前向きな)発想も生まれない

本ブログ管理者においても、

セブン―イレブン千代田2番町店のアルバイト時代

トヨタ自動車田原工場における期間工時代

そして、

大日本印刷の子会社(DNPファシリティサービス)に嘱託で在籍していた時代に、

嫌な思いをして

こんな馬鹿上司先輩に反発しまくった・・・・・

(これじゃぁ、人は長く居つく訳が無いwww)

特に、DNPでは、「個人的な趣味、好み」にまで細かく口出しされ、

人事異動に関わる脅迫・強圧的な言動も浴びせられ、

背くと村八分扱いされたので、馬鹿らしくなって辞めた・・・

(お前らみたいな馬鹿に構っている暇は、俺には無い!)

結局(多くの若者たちは)

自分の発想を実現することなく、

大企業の歯車として一生を終えることに幸福を求めるようになる。

(その結果…全部が全部出ないにしろ、、、)

有名大学を目指し、一流企業に入り、

よき伴侶を得て旨いものを食べて得して死にたい…とばかり思うようになる

【pp..44‐45】

ちなみに

本ブログ管理者は、これと全く逆行(反発)した生き方を実践していますwww

「俺は、自由人だ!(貴様らの思い通りには生きたくない!)」

大量生産で儲けがはっきり見えるものでなければ

手を出さない企業家が集まっている国=日本

日本国内で高い人件費を払い、忙しく自動車を造り

国際競争に見合わないと言いながらも船に乗せて外国へ運んで

頭を下げて買ってくださいと商売をするのか?

それとも、消費が起こるであろう地で、当地の労働力で自動車を造り、

その売り上げの何%かを手にするのがいいのか?

「国際(対人)協調」の視点が必要・・・・・

日本(日本の大企業を仕切る石頭の年寄り連中)が

このまま「(人も、地域も、国に対しても)覇権主義」的な体質を持ち続ければ

いずれそれは相手国に見抜かれ

そのとき日本は完全に孤立して世界から捨てられるだろう。。。。。


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日本国内でのエンゲル係数は先進国1高い…住居費も高いし、、、

エンゲル係数(エンゲルけいすう、Engel's coefficient)は、

家計の消費支出に占める飲食費のパーセントのこと。

ドイツ社会統計学者エルンスト・エンゲル1857年論文で発表した。

一般にエンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いとされる。

得るもの(収入)は多くとも、支払いも多く、

先進諸国のなかで飛びぬけて豊かなわけではない。

むしろ高い物価のなかであくせく働き、心身ともに疲れきり、

ゆとりのない生活を強いられているだけのこと・・・・・

(日常生活に必要な物資に関しては)物価を抑制して労賃を下げるべき

デフレが望ましくないのは、むしろ、贅沢(高級選択)品、、、

本ブログ内関連記事参照/

■NOTE/宇沢弘文著「自動車の社会的費用」・・・・・(6)

日本に「対外援助」などしている余力はあるのか??

(先進国中で最も多額な累積赤字⇒過大な国債発行/何故、国民は怒らないのか?)

【p.48】


警「美」報 告 書 ☆彡 .......................... 街と電車と時々グルメ ▼CAMMIYA-生活関連施設と人口密度の関係 警「美」報 告 書 ☆彡 .......................... 街と電車と時々グルメ ▼CAMMIYA-人口密度とガソリン消費

■本ブログ内関連記事「密度論」参照、、、

人間はどういうふうに自動車と関わることが将来の幸福につなげられるのか?

また、

どんな都市体系や田園、生産地帯があると、

交通手段としての自動車を効率よく使えるのか?・・・

都市間がどの程度の間隔であれば良いのか?

1つの都市が

どの程度の人口までなら快適に暮らせるのか?

さらには、

国土面積に対して人々がどのように住み分け、

どう物流を考えればいいのか?

(日本の地方ばかりでなく、、、)

途上国に対しても、単に資金援助を与えるのではなく(目先の利益だけでなく)、

孫の代までを睨んだビジョンまでを含んだセールスプロモーションが必要?

ここまで踏み込んで考えなければ、

自動車を売っていくのも難しいのではないだろうか???

【p.51】


警「美」報 告 書 ☆彡 ........................ 街と電車と時々グルメ  ▼CAMMIYA-盛岡松園ゾーンバス沿線地形図

盛岡松園ゾーンバス「基幹バス運行区間」途中経路における人口密度構造

■本ブログ内関連記事参照・・・






*書誌情報

三本和彦著「クルマから見る日本社会」1997年岩波書店(岩波新書/新赤版)

狭い国土に車がひしめく日本。

けれども道路は貧弱で、駐車スペースも考慮されていない。

毎年1万人以上が交通事故で亡くなっており、

輸出をめぐる対外関係や環境への影響も深刻化しているが、

自動車や交通施設の管理は各省庁に細分化され、

責任は不透明なまま数多くの利権を生み出している・・・・・・・・・

【表紙カバーより、、、】






*本ブログ内関連記事

 ↓

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(1)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(2)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(3)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(4)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(5)