写真集「川回し地形」・・・千葉県養老渓谷を散歩する①【過去記事の画像更新版】 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

写真集「川回し地形」・・・千葉県養老渓谷を散歩する①【過去記事の画像更新版】

市原養老070558

①-1トンネル部(下図・・・地形図参照)

市原養老070456

①-2トンネル部(下図・・・地形図参照)

 

 

 

 

 

MEMO

*「川回し地形」って、何?*

 :
千葉県房総丘陵で多く見られる地形。
蛇行した河川を人工的に短絡させて農地に転用する工法である。

蛇行している河川で、上流・下流が近接するところをトンネルや切通でつなぎ、
それによって干上がった旧河床を農地に利用するというもの。
(江戸期に盛んに行われた)


なお、
千葉県以外には、新潟県で事例が見られるが、こちらは「川瀬違え」と呼ぶらしい。。。


結果として
・米の生産量
 2006年度全国3位(32万トン・千葉県全体)

・野菜の産出額
 2005年度全国1位(1653億円・千葉県全体)

 


市原養老070548


③旧河床と現河川の分岐部分

 

 (下図・・・地形図参照)

 


市原養老地図②

 

 

 

 

*撮影ポイント・・・養老川流域の特徴*
 :

全長73.4KM、千葉県で2番目に長い川である。
【上流域】
観光資源が豊富で千葉県内屈指の観光ポイントである。
  ↓
【中流域】

豊かな自然に覆われた市原市南部の丘陵地帯で農業や酪農が盛ん。

ゴルフ場が多数存在。
  ↓
【下流域】

養老川によって形成された三角州の沖積平野で、住宅や商店の密集地。
  ↓
【最下流域】

京葉工業地域の一角をなす埋立地。重化学工業を中心にした工業地がひろがる。

 

 

 


*撮影ポイント・・・養老渓谷の特徴*
 :

 

 

 

梅ケ瀬渓谷の紅葉が有名。養老温泉も著名だが、水温は20℃前後の冷泉である。

 

 

 


市原養老070566

 

 

 

②-1旧河床の旧河岸場

  (上図・・・地形図参照)

 



市原養老070471


②-2旧河床の現河川分岐に近いところ

 

 (上図・・・地形図参照)

 

 


 

 

 

*撮影ポイント・・・市原市の特徴*

 :
昭和38年に姉崎町、五井町、市原市等が合併し誕生。
人口28万人。
古代は上総国の中心地域であった。
ゴルフ場は(自治体単位の統計で)日本一である。
ジェフユナイテッド市原・千葉(Jリーグ)の本拠地。

 

 

 


*養老川に沿って通る小湊鉄道*

 

 

 

 :
五井駅(千葉県市原市)―上総中野駅(千葉県夷隅郡大多喜町)
18駅、39.1KM
大正6年設立。
五井から安房小湊(JR外房線)まで免許を取得し、昭和3年に上総中野まで完成。
しかし、昭和恐慌で、安房小湊までの延長が頓挫。

昭和9年、国鉄木原線(現・いすみ鉄道)が上総中野まで開通し、
当初計画とは異なる形での房総半島横断ルートが完成する。

沿線の様子・・・

(↓本ブログ内関連記事)

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 :

■養老渓谷の川回し地形①

■養老渓谷の川回し地形②

■養老渓谷の川回し地形③

 

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小湊鉄道と養老渓谷駅前の様子・・・(本ブログ管理者2007年4月撮影)