JARTA代表 中野崇オフィシャルブログ「和して同ぜす」Powered by Ameba

JARTA|日本アスリートリハビリテーショントレーナー協会
代表の中野崇のブログです。
武道・武術の概念をスポーツ選手のトレーニングやパフォーマンスアップ、コンディショニングに応用しています。


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ずいぶん間隔が空いてしましたが、今回は伸び代を伸ばすための秘訣、第三弾とも言える内容だと思います。


このシリーズの前回記事では、同じ技術・知識であっても、誰がどんな想いを持って指導するのかによってその質は大きく変わる、ことを述べました。

こちらです。





今回は、礼儀・敬意について掘り下げます。






皆さんは、高校野球の甲子園大会に頻繁に出場し続けているチームの大半、いや感覚的にはほぼその全てだと思いますが、礼儀を非常に重視していることをご存知でしょうか。

たまに出場してくるようなチームよりも、いわゆる名門校は特に顕著です。






僕は大阪桐蔭高校の野球部をほんの短い期間ですがお手伝いさせていただいていたことがあるので、これを目の当たりにしました。

彼らは本当に礼儀正しいです。

挨拶するときは必ず立ち止まり、相手に正対して頭を下げます。

もちろんしっかりとした声も出します。

また、靴を脱ぐときはもちろん綺麗に揃えますし、道具の扱いも本当に丁寧です。

そして練習場に対しても出入りする際、必ず頭を下げます。





いろんなプロ野球選手に聞いてみても、多かれ少なかれこのレベルのことは非常に厳しく指導を受けたと言います。





日本独特、高校野球独特と言ってしまえばその通りかもしれません。





でも、それで片付けてしまうのはもったいないぐらい伝統として根付いていますし、名門校がひたすらそれを貫くには必ず理由があるのだと思うので、少し掘り下げたいと思います。

(あくまで僕の主観的な分析なので、ご了承ください。)






まず、一般的によくある理由としては、管理しやすい、ということだと思います。

部活という形態上、指導者、そして先輩後輩の間では礼儀という基準があった方が組織として回りやすいということです。

ただしこれが過剰になると、礼儀を超えて無意味な慣例になり、それはいわゆる支配につながり、良い状態の組織とは言えなくなります。






次に、選手の人間的な成長です。

礼儀を理解することは、他者への敬意を理解することにつながります。

前回も書きましたが、他者への敬意を持たず、天狗になってしまうことはそのまま選手、そして人としての伸び代の欠落につながります。





また、こういった組織では、無条件に年上に対して礼儀作法を要求されますが、僕は一定の良さがあると思います。

やはり年齢が上ということは、それなりの経験を積んできていることになりますし、社会(この場合は部活)にも後輩よりも貢献していることが多いです。





後輩の方が能力が上だからといっても、それは人間を表す一側面であり、その一面だけをとって上下を決めるのは軽率だと思っています。(もちろん先輩が「後輩に敬意を払われるような人間である」とはどういうことなのかを理解していることは大前提です)






いずれにせよ、最終的にはその選手が「礼儀の意味」を理解できているかが重要ですね。

ちなみに礼儀を理解し、それを行う心のことを礼節と言います。






最後は、影響力です。

その選手が、名門校に在籍している、名門校の卒業生である、ということは、その業界では一定の影響力を持ちます。

例えば野球の超名門校出身の人がいたら、野球の無名校の出身者に比べて、その言動に関心を持ちますよね。(プロ野球選手、元プロ野球選手でも、他の業界でも同様ですね)


一般的に、人はその人のバックグラウンドによる影響を受けがちなのです。






では、例えばその人が、人として全然尊敬できないような人だったらどうでしょうか?

そんな人に出会った野球少年はどう思うでしょうか?

「あ、野球さえ上手ければいいんだ。社会的に認められるんだ」ってなりませんか?






名門校も、メジャーリーグのニューヨークヤンキースも、選手の礼儀や立ち居振る舞いを非常に重視します。

それはこの辺りからきているのではないかと思っています。





「野球さえ上手ければいい」





そんな選手や、それで良しとする指導者が増えてしまうと、その業界は必ず危機に陥ります。





誰も憧れなくなりますからね。。





少なくとも、僕は自分の息子たちにはそういう人には指導受けさせたいとは思いません。

僕がスポーツ界の賭博問題や麻薬問題で最も危惧しているのはこういうところです。






もちろん我々トレーナーやセラピストの業界も同様です。





腕さえ良ければいい、あとは他者を愚弄するような発言をしていても気にならない、そんな人に多くの人がついて行ってるようなことがまかり通るような業界にはなって欲しくありません。

トレーナーやセラピストが発信している媒体を見た若い方たちに憧れてもらえるような情報発信の仕方を考えてもらいたいです。









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おはようございます。

今回はイベントのお知らせです。
GW、5月3日から5日にかけて、東京でフィットネスセッションという大きいイベントがあります。





その中で5月4日、僕も二つの講座を担当します。
一つは僕個人で、もう一つは尊敬するボディワーカーの藤本靖さんとのコラボセミナーです。




個人の方は、ブラインドサッカー日本代表でも使っているストレッチの方法やトレーニングの理論・方法について講義・実践します。





藤本さんとのコラボでは、僕のトレーニングと藤本さんによる視覚や聴覚刺激による身体の変化を合わせてさらに効果を出す方法をご紹介、実践していただける内容です。





どちらも他のところではまだ公開していない内容ですので、興味のある方は是非。





こちらのリンクをご参照ください。
(プログラムのところから講座情報に入れます)
http://www.power-st.com/fitsen/





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イタリア研修三日目。

引き続きダンテさんの熱いレクチャーを受けた後、ローマに戻って地元の少年チームに指導実践。

初日にビールグラスを割った和泉トレーナーが担当です笑


この時は、体幹部分の動きの形成とその動きをきっかけとしての動き出しを対象とした内容をトレーニングメニューとして作ってくれました。






四日目。

朝からフットサルセリエAのラツィオの練習視察に行きました。

目の前でトップレベルの動きを見ることができ、またそのチームのコーチやトレーナーさん、選手とも話すことができました。



ラツィオトレーナーのバレーリオさん。
彼もAIPACの一員です。



その後、AIPAC(イタリアフットボールトレーナー協会)の方々とミーティング。

イタリアユース代表のコーチやトレーナーも来ていただき、GPSやウェアラブルの加速度計を使ったトレーニングや選手管理のことを教えていただきました。

AIPACの方々とはデータ測定を使った連携が進みそうですので、また改めて。


かなり詳細にデータの説明をしてくださいました。




そして午後からはミラノへと移動。

到着してそのまま、サンシーロへと向かい、セリエAインテルvsボローニャ戦を観戦。

やはりサンシーロは良い。。

そりゃ写真も撮り忘れるわ…笑

試合はインテルの勝利!




この辺りからどこにいつ行ったかの詳細は曖昧になりますが、ご了承ください笑




毎回お邪魔させていただいているインテルユースに、二日連続で入らせていただき、総ディレクターのマルコさん、それからフィジカルコーチのパオロさんという方々に念入りにレクチャーを受けることができました。


実際、そんなとこまで公開してくれるの?!ってとこまで教えてくださり、本当にありがたい限りです。

研修生からの質問も良いものが多く、非常に充実した時間になりました。









インテルユースの練習も間近で見ることができました。







間にはミラノ大聖堂へも行き、今回は少し買い物の時間も確保できました。




最終日の夜は、ミラノ大聖堂のそばにあるバールでみんなで反省会という名の宴会。

地元で働くイタリア人の友人も加わり、楽しい一週間を終えました。


参加された皆さん、お疲れ様でした。

これからこの経験をどう活かしてくださるのか、本当に楽しみにしております。


イタリアでお世話になった吉田輝くんはじめ関係者の皆さん、毎回本当にありがとうございます。

ダンテさん、チームへの就職は今回は見送ります笑(日本語読めないけど…笑)


また半年後、成長した姿を見てもらえるようにしっかりやっていきます。





最後に、今回は、すべての行程で動画でしっかりと記録しております。
それらの様子を、この春(または夏)に始まる新会員制度の中ですべて公開する予定です。



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こちらも少し前になりましたが、3月に行ったイタリア研修の様子です。


イタリア研修は約3年前からJARTAが力を入れているトレーナー養成の一環としての事業です。

日本人選手が、日本のトレーナーが、そして日本のトレーニングが世界で通用するためには何が必要なのか、世界トップレベルではどんなことが重視されているのかを理屈でなく肌で感じてもらうために行っています。






研修の場として、ローマ、ミラノ、そして前回からはモンテシルヴァーノ。

それぞれ、フットサルやサッカーのセリエAのチームやそのユースチームに入らせてもらい、レクチャーを受けたりディスカッションしたり、実際に選手に指導させてもらったりします。






また一方ではJARTAのトレーニングやフィジカルテストを現地で採用してもらうという流れを作りつつもあります。






今回はその様子を。






初日。

夜にローマに到着し、現地コーディネーターの元フットサル日本代表の吉田輝氏と合流。

早速腹ごしらえ。

日本ではなかなか出会えないサイズのピザを楽しみます。

(研修生の和泉くんは早速ビールグラスを落として割るという失態…笑)

長距離移動の疲労もあるので、その日は翌日の打ち合わせを終えてそのまま就寝。







翌日は朝から車でペスカーラに向かい、フットサルセリエAモンテシルヴァーノのフィジカルコーチのダンテさんと合流。

研修生の間ではもはや名物になりつつある「ダンテ塾」の始まりです。

このダンテさんは、筋力だけでなく動きの形成を重視している、まだまだイタリアでは数少ない考えを持つ敏腕コーチ。

当チーム以外にもバスケなど複数のセリエAチームのトレーニングを担当しています。


JARTAポロシャツをプレゼント(^^)



女子フットサル選手のフェデ。
ダンテさんのデモンストレーターとして付き合ってくれました。



ダンテさんとは非常に考え方を共感し合え、ウエイトトレーニングの考え方など、たくさん学ばせてもらえています。

また、彼は指導能力そのものも素晴らしく、ダンテさんの指導を見学すると毎回新たな発見があります。

特に「指導とは」の部分。選手を指導する上で大事なことは世界共通なのだなと深く実感。





やっぱり知識や技術だけでは足りない。

気持ちを込めて、それをしっかり表現することが大事です。



実際にユースチームにも指導させてもらいました。





夜はダンテさんと会食。

写真はないですが、ペスカーラ名物の羊の串焼きをいただきました。

絶品です。

(研修生の田中さんのワインも進みまくりです笑)



三日目。

有名なビーチがホテルのすぐということで、朝から少し散歩。

そのままなぜか僕がJARTA設立に至るまでの昔話をする羽目に笑

戯言を聞いてくださってありがとうございました笑





続く。





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こんにちは。

昨日ついに日本障がい者サッカー協会(JIFF)が発足しましたね。

ブラインドサッカー代表チームに携わる身としては、これからの発展を楽しみにせずにはおられません。

http://www.jfa.jp





さて、大変遅くなってしまったのですが、2月に関東ラグビー協会の指導者講習会で講師をさせていただいたので、簡単にですが報告致します。






関東ラグビー協会の指導者講習会での研修担当は今回で2回目、JARTAのコンセプトや、指導に対する考え方や姿勢を評価していただき、大役を担わせていただきました。






研修の対象は、ラグビーの指導者の方々。

主に小学生の指導に携わっておられる方です。






研修では、トレーニングや安全確保というところを切り口として、全体として「指導とは」というところにフォーカスが当てられています。






我々の役割は切り口の一つとしてのトレーニングの部分。

重要なのは、単なる題材としてのトレーニングではなく、「子どもたちのパフォーマンスを高める」ためのトレーニングでもあるということ。






当然、子どもの時にはその時点でパフォーマンスをどれだけ高めるかということよりも、その後どれだけ伸びていけるかということの方が重要ですので、そこを理解してもらうような講義を盛り込む形で構成しました。





そして、普段のように身体の専門家の方に対してではなく、身体の専門家ではなくラグビーの指導をされている方々向けなので、表現にも工夫が必要です。





参加された指導者の方々に理解してもらうだけでなく、その先にいる子ども達にも理解出来るようにすることが重要だからです。

(それでもまだ難しかったという声をいただきましたが…)






講義内容として、

・ラグビーを始めスポーツの動きには、「土台となる動き」が存在していること。

・土台となる動きの質を高めておくこと、高め続けることが、伸びしろを伸ばすことにつながること、そしてそれが怪我の防止にもつながること。

・パワーで勝負するだけでなく、剛柔併せ持った肉体、動きの獲得が高いレベルでの活躍には必要であるということ。

・「相手の力を封じる」という概念のデモンストレーション

・精神面とパフォーマンスの関係性

・JARTAが今回紹介するトレーニングで獲得を目指す動きが、実際のラグビーでどのような形で現れるかを2015ワールドカップの映像を使って解説。


などを中心にお話ししました。







後半はその内容に沿う形でグループに分かれてトレーニングの実践と指導実践です。

JARTAから数名の講師に各グループでの講義を受け持ってもらいました。






大事にしたのは、一方的に教える、という形ではなく、一緒に良いものを作り上げるということ。



加瀬トレーナー|JARTA認定講師


橋本トレーナー(左)、今井トレーナー|JARTA認定トレーナー


吉田トレーナー|JARTA認定講師


高塚トレーナー|JARTA認定講師






ラグビー経験が豊富なのは確実に指導者の方ですし、実際に子ども達に関わるのも研修生である指導者の方々です。

それゆえ、彼らの意見は非常に重要な意味がありますし、それに呼応する形でトレーニングというものはより良いものになっていくのだと思っています。






ワールドカップで五郎丸選手が有名になったように、ラグビーは今とても注目を集めています。

僕もラグビーを観るようになったのはまだまだ最近と言える程度ですが、実際に目の当たりにするとめちゃくちゃ面白いですよ。

ラグビーが大事にしている「ラグビー精神」も、大好きです。

(ラグビー憲章をご参照ください)


ぜひ、競技場に行って観戦してみてください。







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毎度のことながら更新間隔が開いてしまいました。

この間イタリア研修を終え、その後はフィジカルコーチを務めているブラインドサッカー日本代表合宿の帯同をしておりました。

イタリア研修の様子は、また後日改めて。
ここでは写真だけ少し載せますね。








前記事「伸びしろを伸ばすための秘訣」の続きです。




まず僕は、「伸びしろを伸ばす」というシンプルな言葉は、決して短絡的にパフォーマンスアップを目指すという意味では使っていません。

今回はその理由をお話しします。






前回、伸びしろを伸ばすための秘訣として「謙虚さと他者へのリスペクト」を挙げました。

これは第一線で活躍している選手達と接する中で、「活躍し”続ける”ためには必須要件」だと感じてきたことです。

仮にこれらが無くとも、もしかしたら生まれ持った筋腱の強さなど、いわゆる”センス”で活躍できるかもしれません。





しかし、多くの事例が示す通り、恐らくそれは一時的なものになると思います。






なぜなら選手としてやっている以上、全てが上手くいき続けることは有り得ないからです。


いろんな要因によって良い結果が出なくなるのがスポーツです(逆もまた然り)。

チームや監督の戦略上スタメンを奪われたり、不運な怪我に見舞われたり、ルールや道具が変更して不利になったり、有る事無い事でメディアやファンから叩かれたり。





本人が肉体的に「良い状態」、「高いパフォーマンスを発揮」していると感じていても、それがすなわち”活躍できる”とはイコールではないのです。






本人にしてみれば、非常に”理不尽な”理由から、活躍を阻害される環境に置かれる可能性はいつだってあるのです。






活躍し続ける選手は、それでも毎回必ず這い上がってきます。

他者や他の要因のせいにせず、自分を省みて、今までよりもさらに自分に磨きをかけてきます。

つまり心身ともにパフォーマンスアップしてくるのです。

それが本当に一流の選手だと思います。






そうでない選手はどこかで自分以外の何か・誰かに責任転嫁する傾向にあります。

極端な形でいうと、「自分はこんなに上手いのに、〇〇のせいで、、」という思考回路。





何度も言いますが、謙虚さや他者へのリスペクトを持った選手は、絶対にこのような思考には至りません。






実際、このような思考傾向はパフォーマンスアップを阻害します。

謙虚さを失った状態というのは、「自分はすごい」って思うこと。

これは、実は裏を返すと暗に「もうこれ以上うまくなる必要がない」と自らに言っています。

つまり、無意識的に、もうこれ以上上手くならないという方向性に自分を誘導しているとも言えるのです。






でもそれは、その環境(チーム・スタッフ・対戦相手)・そのルール・その期間という限局された中での「すごい」なのかもしれないのです。

(例えば日本のスター選手が海外移籍してリザーブに回される構図)






短期的に伸びしろを伸ばすだけであれば、単に運動学・解剖学などに則ったトレーニングだけでいいかもしれません。

そしてそれは知識と技術さえあれば、できることなのかもしれません。






しかし、僕が主宰するJARTAの認定トレーナーの方々に目指してもらいたいところはそこではありません。もちろん僕自身にも当てはまることです。






我々が目指すべきは、知識と技術さえ身につければ誰でもできてしまう仕事ではありません。

なぜなら、目の前の選手は目の前にしかいないからです。






当たり前のことですが、これは非常に重要なことです。





目の前の選手は、他のどこを探しても、目の前のその人しかいないのです。

身体も、心も、生きてきたヒストリーも。






”目の前の選手”に全力で向き合え、共に人間的な成長もできるようなトレーナーになってもらいたいのです。

「結果としてそうなった、選手と共に成長できた」ではなく、ここまで書いてきたことの重要性を「すでに理解している」トレーナーになってもらいたいのです。






知識や技術は、「誰が教えても同じ」という普遍的なものでは決してありません。





同じ知識・同じ技術であっても”誰がどんな想いを持って教えるのか”によって、その質は大きく変わるのです。

(このことは少なからず学校教育で感じている方も多いのではないでしょうか。)






このブログを読んでくださっている方は、これだけは決して忘れないでください。






知識技術は、誰がどんな想いを持って教えるのかによって、大きく質が異なります。






僕自身はもちろんのこと、JARTAの講師・トレーナーはもちろんそのように思ってもらえるようになっていく必要がありますし、そのためにはやはり「謙虚さと他者へのリスペクト」を持ち続ける必要があるのだと思っています。





最後に。

クラブチームや部活などで頑張っている若い選手にはやはりスポーツを通して人間的な成長につなげてもらいたいですし、プロ選手には長い間活躍してもらいたいと強く思います。


そしてJARTAの講習会でご縁のあった方々には、知識技術だけでなく、”JARTAで”学んで良かったと感じてもらいたい、、講師一同、そんな気持ちでやっています。






参考に、、

「伸びしろ」とは。

辞書によると、「能力的、人間的に成長する余地のこと」とあります。


「いくら経験値が多くとも、そこに安定することを良しとせず、新たなものを常に吸収しようとする人、自分のあり方を常に修正しようとし続ける人」

一言で言うと、自分の在り方を常に模索し続ける人ですね。










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こんにちは。
最近はお知らせ関連のブログ内容が多かったので、今回はこってりいきます笑。





選手が毎日必死で練習するのは、一つは大事な場面で実力をいかんなく発揮すること。

そしてもう一つは自分の実力を高めることです。


競技に真剣に取組んでいる方であれば、ほとんどこの二点に集約されると思います。

ここで言う伸びしろは、この後者にあたります。






どの選手に聞いてもこの伸びしろを失うことは、選手にとっては非常に怖いことであることは明白です。

「伸びしろを失う」というのは、選手の感覚でいうと「これ以上うまくなれない」こと。

自分が選手だとしたらと想像するとわかると思いますが、これは非常に怖いことです。






「もうこれ以上うまくなれない」






この現実を実感してしまったら、誰が苦しい練習を続けられるでしょうか。

練習やトレーニングに必死になって真剣に取り組めるのは、その全員が「もっと上手くなれる」と心の底から信じているからでしょう。

(そしてそのプロセスこそがとても楽しかったりしますよね。)








僕はこれまで選手をサポートするにあたって、この伸びしろをどうやって伸ばすのか、伸ばし続けるのかを常に考えざるを得ない状況に置かれ続けてきました。


何のためにサポートしているのか、何のために自分の仕事があるのか、と問われれば、迷いなく「選手の伸びしろを伸ばすため」と言えるぐらい、考え続けています。

もちろんその先に選手が試合で良い結果を出せること、というベクトル上での話です。






そして、あくまで現時点で言えることではありますが、僕が感じていることは、「伸びしろを伸ばすためには、伸ばし続けるためには、身体的な側面からだけでは全く事足りない、説明がつかない」ということです。






僕は身体の専門家という立場なので、当然身体という側面から選手のことを考えることが多いです。

しかし、その身体を形作り、その身体を前提として「動き」を作り上げているのは、もっと別のものであるという感覚です。


それらの働きの結果、身体や動きが形成されている、と思えるのです。






これは、数々の一流選手と関わらせてもらってきた経験上感じていることなので、もしかしたら一般的な感覚とはズレているかもしれません。






語弊を恐れずにそれを表現すると、僕の現時点での答えは「人間性」です。

答えと言いながらえらく抽象的な概念を出しましたが…。


情報の量と速度が非常に高度になってきている現在、このような人間性という概念は、軽視されがちなものですが、僕は誰に何を言われようが重要なものだと思っています。






人間性という抽象的な概念には、当然人によって定義が異なりますので、ここではあくまで僕自身の定義という前提で話を進めます。






人間がその伸びしろを伸ばし、伸ばし続けていくためには、人間性が非常に重要な鍵であり、僕はそのために必要な人間性の定義を、「謙虚さと他者(知識)へのリスペクト」としています。

(もちろん他にもたくさんありますが、ここでは代表的なものを。)






逆転した表現をするとよくわかります。

謙虚さを無くして傲慢になり、他者へのリスペクトを無くして他者を蔑むような態度になるということです。






こうなってしまったら、選手としても人間としても終わりってことです。






刀は、自らのサビで折れるのです。







毎回僕のブログは長いというクレームが多いので笑、続きはまた次回。








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こんにちは。


JARTAのトレーニングは日本オリジナルの概念に基づくものだということはご存知の方も多いかと思いますが、ついにJARTAのトレーニング理論が海外に輸出できることになりました。





輸出というと大げさかもしれませんが、カナダのバンクーバーでJARTAセミナーが開催されることになりました。

対象は、バンクーバーで参加される方でしたらどなたでもご受講いただけます。
講義は日本語です。日本語→英語の通訳はもちろん入ります。





昨年カナダに行った際、プレゼンさせていただいたご縁でセミナーの要望があり、カナダ人のトレーナーやコーチを対象とした形で展開します。

JARTAを代表して初の海外セミナーを担当する講師は、赤山僚輔です。





興味のある方はこちらのJARTA海外用ホームページをご覧ください。
http://jartacanada.jimdo.com/about-jarta/






日本発祥のトレーニングであるJARTA理論・JARTAトレーニングを海外でトレーナーやコーチに指導すること。





このことは、JARTAだけでなく、日本のトレーニング界においても非常に大きな意義を持っていると考えています。

なぜなら、基本的に日本で今主流となっているトレーニング理論や方法論は西欧で発祥したものをベースとしており、それらを日本用にアレンジしているという形に対して、JARTAトレーニングという日本で始まった概念・理論がこれまでとは逆に海外(しかも西欧)で必要とされるという、これまでとは逆のフェーズに突入することを意味するからです。





もちろんJARTAのミッションである「世界で勝てる日本人選手を育てる」というスタンスは変わりません。

むしろ、この理論を海外に出していくことは、日本のトレーニングの有効性が世界レベルであることを証明し、そしてそうすることでより高次なトレーニング理論を展開・構築していけるという意味では絶対に必要なことだと考えています。





水曜からはJARTAのイタリア研修でローマ、ミラノ、ペスカーラに行きます。

イタリアでは、AIPACというイタリアフットボールトレーナー協会からプレゼンの要望をいただいています。

今回のバンクーバーも含めて、海外のスポーツ関係者の方々の向上心や選手を伸ばすことに対する熱意、新しいものに対する懐の深さは見習うべきところだらけです。





そしてこれまで海外に行くたびに繰り返し感じていますが、トレーニングに関する日本の理論や技術は決して西欧には劣っていません。

西欧のトレーナーの方々も、日本特有のトレーニング理論や独自性にはすごく関心を持ってくれています。




日本人は、サイズで劣ること、筋線維の特徴に劣等感を感じる必要なんてありません。そういう前提があるからこそ気づくことや研ぎ澄まされた動きを習得する必要性を感じられるということがあるはずです。

どんどん「日本人であることの優位さ」を活かしていけばいいと思います。





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JARTAオフィシャルサイトでもお知らせがありましたが、先日現役を引退された海堀あゆみさんに、このたびJARTAのオフィシャルテクニカルアドバイザーに就任していただくことになりました。






海堀さんは、僕が数年にわたりコンディショニングとトレーニングをサポートしてきた元日本代表選手です。
ご存知の通り、ドイツワールドカップでは守護神として、日本の初優勝に大きく貢献されました(決勝戦はMVP)。





海堀さん自身、引退後もサッカー界・スポーツ界に何らかの形で貢献したいとの思いが強く、今回アドバイザー就任が実現しました。
また、引き続きご自身もトレーニングされるということで、実はこれからもトレーニングのサポートは継続します。





今後は、JARTAのトレーニングやコンディショニング、そしてスポーツ界における在り方などについてワールドカップ優勝を経験した元選手という立場からアドバイスをいただけます。

この上なく光栄なことです。




これから新たなステージでの海堀さんのご活躍にどうぞご期待下さい。






<お知らせ>
海堀さん自身も身体のことやトレーニングのことを本格的に学びたいとのご要望があり、JARTAの講習会にも随時参加されます。

まずは228日、京都にて開催されるJARTAベーシックに海堀さんがゲストとして参加されます。

元一流選手、しかもついこの間まで現役の方と直接お話しできる機会は滅多にありません。



JARTAトレーニングをやってきた感想なども聞いていただけるかと思います。

お申し込みはこちらから
(JARTAオフィシャルサイトのセミナーページに飛びます)

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今月20・21日、関東ラグビー協会主催の指導者研修会が行われます。





僕はそこに昨年から講師として参加し、ラグビーにおけるパフォーマンスの下部構造についての解説とJARTAによる具体的なトレーニング方法をご指導させていただいております。






研修に参加される方は、主にジュニア期の選手たちの指導者です。

ですので、トレーニング理論や方法論に加えて、「指導とは」という部分も非常に重視される研修です。





そのような重要な研修会に携わらせていただくことは本当に光栄なことであり、同時にジュニア期の選手たちの指導に影響を与える立場となることによる責任を強く感じています。






そこで今回は、この研修に先立ち、僕が指導において非常に重要と思っている一つの要因についてお話ししたいと思います。






それは、「チャレンジそのものを評価する」ことです。

つまり、プレーの結果の良し悪しによる評価よりも、そのプレーにチャレンジがあったのかどうかにより重点をおいて評価するということです。






具体的には、もしプレーの結果が良くなくても、そこにチャレンジがあれば褒める、認める。

逆にプレーの結果が良くてもそこにチャレンジがなければ、指導が入る、という形です。






この考え方はJARTAが半年に一度ずつ実施しているイタリア研修先であるセリエAインテルユースで知ったことです。

そしてこの視点は同チームだけでなく、イタリアのサッカー界の常識として根付いています。






僕はこの考え方は選手の心身の可能性・伸びしろを伸ばしていくためには非常に重要なことだと考えています。






もちろん結果が良いことは良いことであるのは当然ですし、それに越したことはありません。

どんどん求められるべきことです。

しかし、その点だけで選手を評価し始めると、選手は「無難なプレー」をやり出します。





自分が選手だったら、プレーの結果の良し悪しだけで評価され、指導されたらやりにくくないですか?
(結果にはいろんな要因が絡むので…。)




選手は、自分にとって難しい、「成功するかわからないぐらいのプレー」に挑戦するから成長するわけで、無難なプレーばかりやっていては、そのカテゴリーではうまくいってもより高いレベルに進んだ時に通用しないことになったりします。

(もちろん、基本をおろそかにすることとは別次元の話ですよ)






これは行動心理学における「飴と無視理論」でも言われていることです。

また、イタリア研修でお世話になっているインテルのマルコ・モンティさん(インテルユースディレクター)も日本人選手が平均的でずば抜けた選手が出てこない原因の一つとして言及されていました。






特に、ジュニア期などはこの部分の重要性は大きくその比率が増します。

この時期は特に結果の良し悪しよりも、「そこにチャレンジがあったか」で評価してあげることで、選手たちが自ら工夫するような自主性を育み、新たなことにチャレンジしていく心身の土台になります。

僕はそれが必ず選手たちの将来の可能性・伸びしろにつながると考えています。






自分が選手だったらそのような環境でプレーできたらめっちゃ楽しかっただろうなと思います。





選手がチャレンジしていないことを、「お前はあの場面でもっとチャレンジできた」っていう具合に気づかせる指導をやってあげたいものです。





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