英田サキさんの『ダブル・バインド』完結です。

途中までBLだってこと忘れて読んでました(笑)
3巻で犯人の予想は付いていましたが、
予想よりさらに深いエピソードで、
驚きだけでなく、やりきれなさもあって
ミステリ作品としてもすごく楽しめました。

【関連レビュ】
ダブル・バインド    
∟番外編
 Dear old days (キャラBDフェア2010)
 真夜中の片想い (キャラBDフェア2011)

ダブル・バインド 著者:英田サキ イラスト:葛西リカコ
キャラ文庫 BL小説 2011年9月
★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
連続殺人犯を追っていた葉鳥の消息が突然途絶えた!? 心配する新藤は極道の若頭の顔を振り捨て、葉鳥の救出に向かう。時同じくして行方不明になった多重人格の少年・祥を案じる瀬名、そして事件の核心に迫った刑事の上條は、ついに真犯人へと辿り着く――!! 遺体発見現場で祥だけが目撃していた意外なその人物の正体とは!? 散らばった謎のピースが合わさる時、浮かび上がる衝撃の罪と愛!! ◆

時折、涙腺を刺激されそうになりながら読みました。

事件そのもののの結末は辛くて後味がよくはなかったし、
祥の過去についても胸が痛くなる真相だったので、
これをどうまとめるのかと思いましたが、さすが英田さん。
2カプの物語としてきっちり締めてくれました。

前半は事件の結末と、祥の過去の真実。
そのどちらにも「ダブル・バインド」があったという…。

祥については、すごく重い真相で言葉が出なかった。
那義、ヒカルが可愛くてしょうがなかったので、
彼らが出した結論が正解なのは承知しつつも一抹の寂しさが…。

そして後半になって、やっとBLだと思い出しました(笑)
メインカプの上條と瀬名には安心感がありますが、
新藤と葉鳥がとても気になってたので、
この二人が幸せに着地してくれてホッとしました。

前半部分にあった葉鳥の
「進藤さんと一緒にもっともっと生きたい」
には胸が熱くなりました。
やっと素直になれたのねと…(*´∀`)

3巻レビュでも書いたと思いますが、
メインカプに関しては、またしても那義の脳内に某虎兎が…!
だって瀬名のセリフも上條のセリフもバッチリ嵌るのだもの。
ああ、楽しい!(*^▽^*)

瀬名の「上條さん、体力しか取り柄がないくせに」と、
上條の「俺はこう見えて、やる時はやる男なんだ」には
吹き出しましたよー((●≧艸≦)プププッ

瀬名のセリフの「上條さん」を「虎徹さん」に変えれば……ねぇ!

タイバニでバニと虎徹が、
まさに同じようなことを言ってましたよね~。

開催中のキャラのフェアでは
『ダブル・バインド』の番外編小冊子が貰えます。
那義も入手しました~。

詳細はキャラHPへどうぞ
http://www.chara-tokuma.jp/

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