都条例改正案は可決されてしまいましたが

那義がBLを愛する気持ちは変わりません!
萌えは不滅です!

ってことで!
レビュ、イキまっす!


これ、12月8日に書いて保存したレビュでした。
どんだけタイミング外してたんだかwww


英田サキさんの『ダブル・バインド』の2巻です。
面白かったです!

BLに関しても事件に関しても進展があり、
また、新たなキャラクターの登場もありで
すごく楽しめました。

葛西リカコさんの表紙絵にもすごく萌えます!
三十路男がふたり、いい感じですー!


前作のレビュはコチラ

ダブル・バインド


ダブル・バインド2 著者:英田サキ イラスト:葛西リカコ
キャラ文庫 BL小説 2010年11月
★★★★

ダブル・バインド 2 (キャラ文庫)/英田サキ
¥560
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◆あらすじ(文庫裏表紙)
餓死死体遺棄事件で、二人目の犠牲者が発見された!! 緊迫を増す現場で犯人を追う警視庁刑事の上條。そんな上條が捜査の合間を縫って通うのは、臨床心理士の瀬名――高校時代の後輩だ。皮肉と色香を纏う男に変貌した瀬名に惹かれつつ、地道な捜査を続ける上条だが、ついに犯人に迫る物証を手に入れる!! 一方、極道の若頭・新藤とその愛人・葉鳥も、独自のルートで同じく犯人を追うが…!? ◆



「俺はホモじゃない!」が上條得意(?)の呪文ですが、
序盤で、これに「…はずだったよな?」が追加され、
BL的な展開があるやもしれぬとワクワク感が増しました!( *´艸`)ムププ

まぁ、その期待の展開があるのは中盤以降ですが、
もう、あれですよ!瀬名!彼に尽きる!
ツンツンのハリネズミが、あの状態ってのは反則です!www
上條じゃなくても、あれを見たら、常識も理性も砕け散りますってば!
私も砕けそうだったもん!←

あの場に新藤がいたら、過去を後悔するかも?www

ってか、血を恨むだろうな(*≧m≦*)ププッ
(意味わかんないよね?気になる人は是非読んでみて!)

そう。新藤もいいですねー。
こういう孤高の人って好きなんですよー。
できれば、こゆ人にヘタレて貰いたいwww

新藤と葉鳥のカプも、深いですよね。
二人とも歪な部分が強いから、
それぞれに抱え込んでしまい、その中で自己完結させようとして、
お互いの心に触れることが出来ないままになっています。

那義、前巻では葉鳥があまり好きじゃなかったのですが、

この巻読んでいるうちに印象が変わっていきました。

葉鳥って、「愛想尽かし」の柊也と系統的には似てますよね。
自己卑下が強くて、相手を信じきれなくて。
どちらも子供っぽさもあるので、あまり好みのツボにはハマらないのですが。

でも、葉鳥は柊也よりもっと闇の部分が深くて、
そして自虐的思考で自分のアイデンティティを保ってるような危うさもあり、
愛されることよりも、自分を犠牲にすることで愛を貫こうとする。
一途に新藤を想う姿が健気にも憐れにも見えてしまい、
可愛いなぁと思うに至りました。
病んでるヤツが好物だからね、私w

でも、この新藤と葉鳥の、BEフラグか?っていうようなシーンがあり、

すごく不安になりました。違うことを願ってますが。

あと、クジラも気になります!
彼のタトゥのトライバル模様がなんなのか知りたい。


この作品、登場人物が多いのですが、
どのキャラクターも個性的、魅力的に書かれているので、
これもお話を盛り上げている大きな要素だと思います。

事件に関しても、じっくりと練られているのがいいですね。

いろいろと明らかになってきたものもあり、
新たな人物の関わりも感じさせたりと、
たくさんの伏線が張られているので、
真相が見えそうで見えないもどかしい状態で読まされます。

前巻で怪しいかな?と第一印象で感じた人物。
この巻でも相変わらず怪しさを感じていますが、
それが当たりなのかハズレなのか、
この巻でもまだわかりません。
何かもっと複雑な裏側がありそうですしね。

作中に散りばめられてる布石を拾い集めては推測して、
行きつ戻りつしながら読んでおりました。
こういった楽しみ方をさせてくれる展開というのは

英田さんの手腕ですよね。さすがだ!


そして、冒頭と最後ですごく気になる変化を見せている祥。
彼の真相も気になる上に、

衝撃的な終わり方で続くというのがもう!

早く続きが読みたくてしょうがないじゃないか!


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