9 旅の進め方 ~野宿と自炊をしながらの自転車旅指南~ | 迷った時は旅に出ろ ~自転車日本一周(完)~

もくじ

 1 旅の前に

 2 トレーニング、事前知識

 3 装備品~衣~

 4 装備品~食~

 5 装備品~住~

 6 野宿のすすめ

 7 自転車の装備

 8 その他役立ったもの

 9 旅の進め方

 10 さいごに

 

 

 

 

9 旅の進め方

 

9-1 予定を立てる~月単位~

 旅の前には大まかでいいので予定を立てます。例えば夏は北海道、冬は沖縄をまわりながらバイトがしたいな、こことここには必ず行きたいな、何月にはここを通りたいな...と、こんな感じで。大体でいいと思います。おおまかな目安としては、北海道1周約3000km≒1か月~1か月半、国道4号線青森~東京≒7~10日間、というのが私からは挙げられます。この他、旅ブログなどを参考に、九州は、四国は、といったデータを見ておけば参考になると思います。

 

9-2 予定を立てる~週単位~

 旅が始まったら、時折約1~2週間後に、どこまで行きたいか。大きめの地図を見ながら、ざっくり考えます。私の場合1日に走ることができる距離を80kmとし、手を開いて地図に当てながら何週間くらいかかる、というイメージを持ちます。(※1日80kmという距離は私の場合です。もっと走ることができる人もいるかもしれませんが、まずは80km程度で考えるといいと思います。)寄り道や天候の変化も考慮し、2~3日ほどの余裕を持ったイメージを持っておくと安心でしょう。この時、私の場合80km前後ごとに道の駅をひとつの目安にしていました。今はなかなか厳しくなってきているかもしれませんが、野宿場所の候補地としては有力な場所だと考えていたからです。  雨の日など、同じ場所に停滞している時などに、月単位(9-1)での視点も含めて再計画するといいと思います。最近はスマホアプリなどでも距離が分かって計画しやすいですよね。GoogleMapを活用するといいと思いますが、地図では坂道や風のことは時間に大きく影響していないので注意が必要と言えます。

 

9-3 予定を立てる~日単位~

 週単位の計画は時折考える程度ですが、日々常に考えていたのは1~3日後の予定です。地図を見ながら考えることは様々です。以下に思いつくままに書き連ねます。

 

・今日と明日、どこを寝床とするか。

・周辺の観光地や名物の確認。どこに立ち寄るか。立ち寄れそうか。

・そこまで何kmくらいか。遠いのであれば頑張らなければならないし、近ければ寄り道できる面白そうな場所を探します。

・道の形状などから峠や平坦そうな道を確認。走る道路も選択。例えばお昼頃に通過する道が峠道なのであれば、事前に水をある程度確保しておきたいな、という想像をしておきます。

・食料の在庫確認。買い物が必要か、など。必要であればどの町で補給するのか考えておく。

・天候の確認。雨が降る可能性があるのであれば途中避難できる場所(規模によってはそこが寝床になる可能性も考慮する。)を挙げておく。台風等であれば事前にいつもより多めの食料を確保しておく。

 

 ...以上のことを考えながらこの先の1~3日間の動きをイメージしておきます。上記のことはもちろん走りながらも考えます。天気も予報があてにならない時もありますから、怪しい日は雲を見ながら、肌で湿度変化や風向きを感じ、寝床候補地を気にしながら走ります。もし急に大雨に変わった時にすぐ戻って避難できるようにするためです。

 

 

9-4 1日の過ごし方

 あくまでも、自分の場合です。時間は季節によって前後します。

 

 5時半~6時半頃 起床、朝食セット以外を片付け、テントが濡れていれば乾かす

 7時頃 食事をしつつ、今日の工程を再確認 8時頃までには出発

  ※場所によっては食事をせず先に移動してしまうこともある

  途中、観光など含む

 お昼頃 昼食 ささっと済ませられるものを作るか、観光地で名物を食べることもある

 15時頃~ 目的地に近づくので念のため野宿候補地を意識しながら走行

 16~18時頃 目的地到着、到着時間に合わせてしばらくは休憩、日記を記入、ブログ更新など。

 日没前 夕食

 日没後 テント設営、残っていた日記記入、ブログ更新、翌日の工程確認、天気の確認

 21~23時頃 就寝

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

次回: 10(最終回) さいごに

 

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