さいきんブログを見てまわっていると、よく登場するこの絵本
最近だけでも5人以上の方が紹介されていました
りゅうくん(2歳0か月)には『ひらがな』はまだ早いかな…とも思ったけれど、さいきん言葉をどんどん吸収してるということをひしひし感じるのでお迎えしてみました
『あいうえお』の50音を覚える、そして正しい書き順で書くことを目的につくられている絵本。
ただそれだけでなく、『ありがとう』の『あ』から『ごめんなさい』の『ん』まで、子どもの心を育てるような優しい物語にあふれています。
赤ちゃんの絵本としては有名な『だるまさんが』(かがくいひろし作・ブロンズ新社)と重ねてみました。
ちょっとおおぶりな絵本かな
縦横・約23センチで厚みは2センチくらいです。
あつみは『だるまさんシリーズ』を2冊重ねたくらいだと思ってください。
『だるまさんが』は20ページくらいなので、2冊で40ページ。
『あいうえおのえほん』は約100ページくらい…でも『だるまさんシリーズ』2冊より薄い…もしかして紙ぺらぺらと不安になるかもしれませんが、安心してください。
けっこうしっかりした紙でつくられています
(比べた『だるまさんシリーズ』は厚い表紙と裏表紙が重なってるから、あたりまえな話なんだけれど…)
『だるまさんが』のページのあつみを想像していただければ良いと思います
表紙を開くとまず飛び込んでくるのが、『あいうえおひょう』
文字だけの50音表です。文字は黒色の美しいフォントで書かれていて、『あ行』『い行』と段ごとに背景が色分けされています。
見開き1ページにつき、1文字の構成です。
見開き左に文字が大きく描かれ、右には絵と文章が一節。(あいうえお、それぞれの文につながりはありません)
『あ』のページを例にすると、『あひるさんがありさんにありがとう』
『あ』のつく単語がたくさん盛り込まれています。
『あめ』のお礼をしていることに気づくと、もう1つ『あ』を見つけられましたね
まだまだ『あ』のつくところが絵に隠されていますよ
『い』のページなら『いぬさん いちごをみつけたよ いいな』という文になります。
そしてこの部分すっごく気に入っているところです。
ちゃんと書き順が書かれているんです。
書き順を見ながら、文字をなぞれば、ひらがなを書く練習にもなりそうですよね
こちらにも『あいうえおひょう』が書かれているのですが、今度は絵本に登場した絵と文字のセットです。(たとえば『あ』だと、見開き右の絵と『あ』という文字が描かれています)
今まで読んできた文章を思い出しながら、『あいうえお』を大きな声で読んでみたり、もっと読み込めば文章まで暗記して言えるようになるかも
りゅうくんには2歳0か月のときにお迎えしました
本屋さん2軒まわってやっと見つけたのに(そんなに探してない…)初日は見向きもしてくれませんでした
でも、めげずに1冊読む。
2日目。りゅうくんがママのところに持ってきてくれる(読んでほしいときはそうする)
しかし、ママが読み始めると知らん顔。
でも、めげずに最後まで読む。3日目も同様…。
4日目。『め』のページに反応をしめす
『目と目でにらめっこ、あっぷっぷー』と言いながら、ママがほっぺを膨らますと笑いまくるりゅうくん。『目と目で』というと笑うので、ママは毎回にらめっこ不戦勝。
それからは『りゅうくん、めのページ読むよ』と言うと、それまでベッドで寝転がって耳で聞くだけだったりゅうくんが、さっと起き上がって絵本に注目してくれるようになりました。
お迎えしてみたものの、あまり反応をしめさない…
そんなときは子どもが好きなページを見つけてあげると良いかもしれません。
とりあえず、りゅうくんは『め』のページが好きみたいなので…
・好きなページを見つけてあげる
・好きなページを遊びつくす
こんな感じで『ひらがなの絵本』を取り入れていこうと思います。
まずは絵を見て、文章を読み聞かせます。
『あ』のページなら、『あひるさんがありさんにありがとう』
このとき、あひるさんやありさんを指さしながら読み聞かせると、言葉の習得にも役に立ちそうです。
今度は子どもに、『ほかに『あ』のつく言葉あるかな?』と聞いてみます。
絵のなかにヒントがあるかも
あかいあめ、足…ほらねほかに『あ』がつく言葉ってあるかな連想ゲームみたいに親子で考えると楽しそうです。
まだ言葉がでないお子さんには、ママが『赤いね、これはアメだよ。あひるさんの足』と指さしながら読んであげると良いと思います。
指さしって…私、りゅうくんが2歳になる前くらいまでやってなかったのですが、ぜひやってあげてください。
言葉が遅い、『わんわんどれ?』に指させない…1歳半の健診項目がクリアできなかったりゅうくん。指さしして読み始めたら、あっとゆうまに『わんわんどれ?』ということができるようになりました
見開き左の文字。こんな大きな字ってなかなか書かないのですが、子どもにはちょうどいい大きさな気がします。
はじめはお子さんの手をとって(子どもをお膝にのせて読むとやりやすいです)、ママが文字をなぞってみてください。
嫌がるときは無理をさせず、たとえば『好きなページ』1ページ。1文字だけでも良いと思います。
『あ』からじゃなくて、『好きな文字』から覚えたっていいんじゃないかなーっと気楽に考えてやってみてくださいね。
なぞるときは、『つつつ…つつつつつぅー』とか『しゅっ…さささ』とか『ぐぬぅー』とか指が動くのにあわせて効果音をつけてあげると受けがいいです(りゅうくんには)
まだお迎えしてそんなにたってないのですが、『ひらがなのえほん』これ1冊で良さそうです
『ありがとう』『ごめんなさい』という言葉や、そのほかにも優しくて心がほっとするような場面がたくさん描かれています。
いもとようこさんの絵もとっても素晴らしいです
『そろそろひらがなを…』『ひらがなに興味がでてきた』そんなときは、こちらの絵本がオススメです
メモ:図書使用承諾書期限:2014年12月23日/金の星社