日々、お客様と接していると、
がん保険に関するご質問をいただくことは非常に多いです。
例えば、以下のようなご質問です。
「医療保険とがん保険の違いって何ですか?」
「医療保険に加入しているのでがん保険には加入しなくいいですよね?」
「まだ20代でがんにならないと思うのでがん保険なんてまだ入らなくていいですよね?」
「医療保険とがん保険、どちらも必要性を感じているのですが、両方加入するのは予算的に厳しい。どちらか1つだけ加入するとしたら医療保険とがん保険どちらを優先するべきですか?」
なのでみなさまの疑問にご回答してみたいと思います。
回答をご紹介する前に医療保険とがん保険がどのような保険か確認してみます。
【医療保険】
「がん」を含むあらゆる病気やけがの入院や手術を保障する保険。
【がん保険】
「がん」の入院や手術などを保障する保険。
医療保険は医療全般の保障でがん保険はがんだけの保障ということです。
つまり保障の対象範囲はがん保険に比べ医療保険の方が圧倒的に広いということになります。
これらを踏まえたうえで、私は「がん保険」の加入を優先すべきという立場を取ります。
理由は以下の通りです。
【医療保険の優先順位を劣後させる理由】
①通常の病気やけがでの治療は保険診療となる場合がほとんどであること。
②ゆえに治療費の自己負担額は3割であること。
③また一定の自己負担額を超えた場合には高額療養費の制度も利用でき治療費の自己負担額は限定的であること(⇒高額療養費とは )。
④さらに療養期間中に会社から給与などを受取れなくなった場合にも傷病手当金などの制度を活用することで一定の所得も補償されること(会社員で健康保険加入の場合)。(⇒傷病手当金とは )
【がん保険を優先させる理由】
①がん治療は保険外診療や先進医療を選択する可能性があること。
②ゆえに治療費の全額を自己負担しなくてはならない可能性があること。
③また保険外診療や先進医療を受診する場合には高額療養費の対象とならず治療費が莫大になる可能性があること。
④莫大な治療費の捻出のために経済的に破綻する可能性すら秘めていること(⇒がん治療費.com(部位、進行度に応じたがんの治療費データ) )。
もしもの場合、
医療保険⇒加入しておくと助かる。
がん保険⇒加入していないと一大事。
という位置付けです。
保険を使わなくてはいけない場合の費用対効果が医療保険とがん保険では全く違うのです。
そういうことで、医療保険とがん保険、
どちらか1つだけを加入するとしたら「がん保険」を優先させることを私ならばご提案しています。
また20代でまだ保険の必要性を感じていない方でも、
がん保険くらいは加入しておいた方がいいというのが私の考え方です。
ご参考にしてくださいね。
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