学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話⑧ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話⑦の続き。

学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話⑧

すべてが明るみに…

「それでは特採枠の生徒会長伊勢崎トオルさんの事故に関する生徒総会を行います。
当時この学校にはこの前までの私達と同じ格差によるいじめがありました。
でもそこでいじめを受けたのは生徒会長の伊勢崎トオル…ではありません!
なぜなら伊勢崎トオルさんは…。
あなたの息子さん。いえ…息子同然の生徒だったからです。
誉田校長は5年前、審査員をしていた論文コンクールで1人の少年に出会いました。
『恵まれた者、恵まれない者、互いの夢や理想を自由に語り合い新しい可能性を掴める学校を作りたい!』
そう願った伊勢崎トオルさんに。
その志こそが特採プロジェクトの原形でした。」
蜜子の方へ向き直りツバメの話は続く。
「あなたは彼を、親代わりに目をかけ、この学校に特採枠をつくり1期生として迎え入れた。」
ここで照明が落とされ、スクリーンに5年前の、まだ夢を持っていた頃の生徒達と、
それを支援する校長のスライド写真が写しだされた。
「校長、なぜこのプロジェクトを?」とツバメが蜜子に問うと、蜜子は
「日本の教育に幻滅してたからよ。管理管理で個性を潰す教育。
もっとさまざまな個性を持った子供達…例えば冒険好きな子と科学好きな子が、
町工場の子と大企業の子が、共に学び笑い競い合い羽ばたいてゆける環境を作りたかった。」
と美しい理想を語った。
金時教頭がここで補足説明を行う。
「そのための資金が必要。そこで多大な寄付金が頂けるプラチナ枠を大事にした。」
再び、ツバメが蜜子に向き合いスピーチを続ける。
「そして伊勢崎トオルさんは、自分の夢を応援してくれるあなたに心から感謝し、その期待に応えようとした。
だから生徒会長に立候補し、学校改革に懸命になった。
でもプラチナ達は猛反発。
校長のお気に入りの代わりに彼の仲間達を苦しめました。
それを知った伊勢崎会長は、一人戦おうとしてあの不幸な出来事が起きてしまった。
なのに校長は、自分の息子のように目をかけていたその伊勢崎トオルさんを…見捨てたんです。
なぜそんなことを!!」
ツバメのこの問いに蜜子は平然と
「大を救うため小を捨てたまで。」と言い放った。
「事件が公になれば学校と全校生徒が傷を負うわ。特採も潰れる。
それを天秤にかけた結果よ。」
この冷酷な蜜子の言葉にツバメは
「心は…痛まないんですか?息子のように思っていた子を傷つけて!」と叫んだ。

すると蜜子は
「あの子のことを忘れたことは一度もないわ。
あの子の写真をいつも見て戒めにしてるし、十分なお金も送り続けてるわ。
一生面倒見るつもりよ。
私の償いはプロジェクトを全国に広めあの子の夢を叶えること。
そのためにがむしゃらにやって来たわ。」と自分の行いを正当化した。

ツバメは憤り、こう反論した。
「そんなのあなたの勝手な言い訳です!彼はあなたの事を心から慕い、その期待に応えようと頑張ったのに…。
あなたのために!」
それからツバメは彗の部屋から勝手に持ち出した、蜜子から贈られたネクタイや、
彗の書いた日記の蜜子を慕い信頼する文面を用いて、
いかに蜜子が彗の信頼を裏切り、希望を踏みにじったかをスピーチした。
「でも…。そのネクタイが…。こんなふうになってしまった。」
蜜子に恥をかかせるまいと何度も何度も、結ぶ練習をしていたネクタイだ。
彗にとって、かつて蜜子への信頼の証であったネクタイは傷付き破れてしまった。

ツバメがこのネクタイを元プラチナ生徒達に見せても、
彼らの心の痛みはなく「たかがネクタイだろ」と苦笑いされた事を話した。
それは蜜子が、大を救うため小を捨てた間違った教育の結果とも言えるだろう。

蜜子の行った隠蔽工作により、
間違った事、悪い事をしても正されない、叱られる事のないまま社会へ放たれて行った子供達は、
人の心の痛みに思いを馳せる事もなく、
「何か問題が起きたら、相手のことなんて考えなくていい自分だけのことを考えればいい。」という
ご都合主義の刷り込まれた怪物のような大人になって、社会に放たれてしまったという現実を突き付けた。
ツバメは叫ぶ。
「あなたがそうだったから。
あなたは自分のことしか愛していない。
愛情を注いでるふりをして誰のことも愛してなんかない!
でも…あの人は…。
自分のことよりもあなたを愛してた。
伊勢崎トオルさんはただあなたに謝ってほしいだけ。
大好きだったあなたに。
ここはあなただけのものじゃない!
あなたの野心を満たすための場所なんかじゃない!」
ここで一つのブロックの生徒が立ち上がった。
生徒会役員達とプラチナ8達だ。
更にツバメのスピーチは続く。
「5年たったとか関係ない。」
更に、もう一つのブロックの生徒達が足音を響かせて立ち上がる。
2年1組の生徒達だ。

「学校の膿は私達が今吐き出す。」
全校生徒が立ち上がる。
ツバメもまた片足で床を蹴り靴音を響かせるとこう告げた。
「覚悟を持って、あなたが辞任することを…
(ツバメ、胸ポケットに手を入れて退学届を取り出して正面にかざす。全校生徒も、このツバメと全く同じ行動を取る。)
要求します!」
これらの様子をすべて講堂の扉の外で聞いていた彗が、このタイミングで扉を開けて、
中へ入って来た。
無表情ではあったが、蜜子は、彗の前へ進み出ると
「私があなたの気持ちを裏切り事件をなきものにしました。
どうか私を許してください。この通り。」と頭を下げて謝罪した。
暫くの間、無言であったが、やがて彗は大声を上げて笑いだし
「なーに言ってんだ?」と腹の底から煮えたぎる感情をのぞかせる。
「そんな綺麗事で済まされるならどんなにいい世の中だ。
足を踏んだ人間は踏んだことを覚えていないが、踏まれた人間はずーっと忘れない。
そんな事、お前もお前もお前も!ここにいる全員思い当たるだろ?
その乏しい頭で想像してみろ。
やられた人間が5年と数か月たって謝られただけで『ああ、そうですか分かりました』と、納得すると思うか?!
どんなに時間がたっても被害者が求めるのはたった1つ!同じ痛みをそいつらに与える事だけだ。
同じ苦しみをそいつらに与える事だけだ。
だから、そいつにここまで階段を上がらせて来たんだ!」
蜜子を力強く指差し彗は言った。
「そう俺がしたかったことはただ1つ。
そいつと一緒に、あんたを世の中の注目を浴びる存在に仕立て上げ、
学校というあんたの足を(ここで右手に持った盗聴器を掲げる)もぎ取ってやることだ!」
蜜子が彗に謝罪した時点から、その声は、この盗聴器を通じて、すべて講堂の外へ漏れていたのだ。
記者会見場とされた控室に集められていた記者達が、大騒ぎで講堂へ押し寄せて来た。
記者A>「校長、誉田校長!今の話は本当なんですか?」
記者B>「答えてください!」
記者C>「生徒達に何か言いたいことは?生徒達に何か言いたいことはありますか?」

大混乱となった会場の中、彗はツバメのイヤーマイクに話し掛けた。
「すまない。そして今までありがとう。俺がお前に与えた言葉はたった1つ。この学校を乗っ取れ。」

思いがけない結末にツバメは気が動転してその場に倒れてしまう。

学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話 終わり――。
学校のカイダン 最終回(10話)へ続く。

【学校のカイダン ネタバレあらすじ まとめ】
学校のカイダン ネタバレあらすじ 1話
学校のカイダン ネタバレあらすじ 2話①
学校のカイダン ネタバレあらすじ 2話②
学校のカイダン ネタバレあらすじ 2話③
学校のカイダン ネタバレあらすじ 2話④
学校のカイダン ネタバレあらすじ 2話⑤
学校のカイダン ネタバレあらすじ 2話⑥
学校のカイダン ネタバレあらすじ 3話①
学校のカイダン ネタバレあらすじ 3話②
学校のカイダン ネタバレあらすじ 3話③
学校のカイダン ネタバレあらすじ 4話
学校のカイダン ネタバレあらすじ 5話①
学校のカイダン ネタバレあらすじ 5話②
学校のカイダン ネタバレあらすじ 5話③
学校のカイダン ネタバレあらすじ 5話④
学校のカイダン ネタバレあらすじ 5話⑤
学校のカイダン ネタバレあらすじ 6話①
学校のカイダン ネタバレあらすじ 6話②
学校のカイダン ネタバレあらすじ 6話③
学校のカイダン ネタバレあらすじ 6話④
学校のカイダン ネタバレあらすじ 6話⑤
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話①
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話②
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話③
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話④
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話⑤
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話⑥
学校のカイダン ネタバレあらすじ 7話⑦
学校のカイダン ネタバレあらすじ 8話①
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学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話①
学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話②
学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話③
学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話④
学校のカイダン 最終回①(10話)
学校のカイダン 最終回②(10話)
学校のカイダン 最終回③(10話)
学校のカイダン 最終回④(10話)
学校のカイダン 最終回⑤(10話)
学校のカイダン 最終回⑥(10話)



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◆学校のカイダン あらすじ概要◆
祖父の徳次郎(泉谷しげる)と二人暮らしの春菜ツバメ(広瀬すず)は、
元いた高校が2ヵ月前に閉鎖されたため、救済される形で名門の明蘭学園高校に特別採用枠で編入し通学していた。
だが、明蘭学園高校は金持ちの子息・息女が通う私立高校特有の鼻持ちならない偽善に満ち溢れ、
また生徒達の間には、特別採用枠の生徒達を小馬鹿にして蔑むイジメが常習化しており、
生徒も先生も歪みながらも、学校全体が、学校カースト制度の戒律の元、自分の立場を守る事を何より優先している非情さに支配されているのだった。
そんな中でツバメは最底辺の「特別採用枠」として、同じく「特別採用枠」の油森哲夫(須賀健太)らと毎日我慢を重ねて生きていたのだが、
ある日突然、無理やり生徒会長にされてしまう。
この生徒会長の選抜結果は
「プラチナ8」と呼ばれるカーストのTOPに君臨し学園を牛耳っているとりわけ裕福な家庭の子息達のグループの思惑が絡んでの事であった。
突然新生徒会長に任命されたツバメが途方に暮れていると、女子生徒達の間で「変態らしいよ」と噂されていた謎の男、雫井彗(神木隆之介)が現れて、
やがてツバメは 雫井に導かれるようにスピーチの力で学校を根底から変える戦いに挑む事になる。

◆学校のカイダン 原作は?◆
「学校のカイダン」には原作となるような小説や漫画はなく吉田智子の脚本によるものです。
 吉田智子Wikipedia

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