【帚木167-3】接続助詞「ながら」☆
今日も勉強お疲れさま~
古文は、単語・文法の基礎知識で、
ある程度の得点が定着し、
古文目線と併せて爆発的に伸びていきます。
古文学習の日課として、このブログを活用してね
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■【よるべ】…頼りとする所
■【ながら】…~ながらも(逆接の接続助詞)
■【さうざうし】…物足りない
■【~て】…~して(単純接続の接続助詞)
■【とかく】…あれこと、とにかく
■【紛る】…他のものに気が紛れる
■【~はべり】…~ます(丁寧の補助動詞)
■【し】…過去の助動詞「き」の連体形
■【~を】…~ところ(順接の接続助詞)
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今日の古語詳解は、「ながら」について☆
では行ってみよ~♪
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「ながら」は、現代でもよく使う接続助詞です。
接尾語「ながら」から派生した語で、
動作や状態が続いたり、並行して行われる意が基本です。
文脈によって、次の3つの用法に分けられます。
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①動作や状態がそのまま続いている意
↓↓
~のままで
「(木の股に)取りつきながら、いたう眠りて…」(徒然草41)
訳)(法師が木の間に)取りついたままで、ひどく眠って…
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②並行して同時に行われる意
↓↓
~ながら、~つつ
「食ひながら文も読みけり」(徒然草60)
訳)(芋を)食べながら、経文をも読んだ。
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③同時に行われにくい状態が並行する意
↓↓
~けれども、~ながらも
「よるべとは思ひながら、さうざうしくて…」(源氏物語・帚木)
訳)頼りとする所とは思ってはいるけれども、物足りなくて…
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特に、③の意については、
「ながら」のニュアンスと少し変化が見られますが、
現代でも、③の意は、よく使います♪
私たちは無意識のうちに、①~③のどの意か文脈で判別できてるんですよね~!
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木167(原文)
「…よるべとは思ひながら、さうざうしくて、とかく紛れはべりしを、…」
自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■よるべ
■とかく
■はべり
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした