【帚木120-3】助動詞「られ」の文法的説明 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木120-3】助動詞「られ」の文法的説明

勉強お疲れさまラブラブあいです。


この【重要古語】は、毎日一語ずつ詳解しています。

受験生の考えるヒントとしてご活用ください♪

 

↓今日の古文単語はコレ↓

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【心深し】…愛情や考えが深い

■【や】…~なあ詠嘆の終助詞

■【など】…~などと引用の格助詞

■【ほめたつ(褒め立つ)】…褒め立てる

■【られ】…受身の助動詞「らる」の連用形

■【~て】…単純接続の接続助詞

■【あはれ進む】…悲哀などがエスカレートしていく

※【あはれ(名詞)】…しみじみとした思い、悲哀

■【ぬれ】…完了の助動詞「ぬ」の已然形

■【已然形+ば】…~ので順接

■【やがて】…そのまま、すぐに

■【尼(あま)】…出家した女性、比丘尼

■【ぬ】…完了の助動詞「ぬ」の終止形

■【かし】…~よ念を押す終助詞

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

※上の意味は、今回の文脈での意味です。

助動詞の文法的説明は繰り返し唱えてみてね♪


今日の古語詳解は「られ」について☆

では行ってみよ~♪

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助動詞「られ」というのは、現代でもよく使われ、

高校受験においても、その識別がよく出題されますよね。


 

「お母さんに褒められた」

「校長先生が訓戒を告げられた」

「亡き恋人への思いが馳せられた」

「プラスチックは捨てられません」


 

現代も古文も、同様に、【受身】【尊敬】【自発】【可能】の文法的があります。

(※詳しい「る・らる」の識別法は、下のリンクをご参照下さい。)


 

現代の「れる」「られる」が、

「れる」…五段、サ変動詞の未然形につく

「られる」…上一段、下一段、カ変動詞の未然形につく

 

のと同様、

 

古文の「る」「らる」は、

「る」…四段、ナ変、ラ変動詞の未然形につく

「らる」…それ以外の未然形につく

 

という感覚は、理論上で覚えるのではなく、

「れ」や「る」が、ア段に付くという感覚で覚えておくといいですよ♪

(o^-')b

 


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今回、「られ」が出てきていますが、

 

助動詞が入試で問われるときは、

 

■文法的意味

■基本形

■活用形

 

を正しく押さえる必要があります。

 

接続などは、助動詞の基本形活用形を見分けるヒントなんです。


 

「ほめたてられて」の中に含まれる助動詞を、文法的に説明せよ。

「ほめたて」とは、下二段活用動詞「褒め立つ」です。

なので、たとえ傍線が施されてなくても、
ここに含まれている助動詞は、「れ」ではなく、「られ」であると判別がつくんです。

(o^-')b


次に、「られ」の直後の接続、「て」に着目します。

「て」は、現代でもよく用いる、単純接続の接続助詞

 


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古文に慣れてくると、この接続を見ただけで、

助動詞の活用形が判別できるようになってきます!

(o^-')b


 

【重要古語】のカテゴリでは、
いちばん上に、本日出てきた古語や助動詞をあげています。

 

助動詞に関しては、今回の文法的説明を施してあります。

それを見て、あなたが予想していた文法的説明と照らし合わせてみましょう♪

 

毎日、この作業をやっていくと、あのややこしい助動詞の活用表が、自然と身についていきますよ!

活用表まる覚えよりも、即戦力になります♪


 

答え…受身の助動詞「らる」の連用形

 

(o^-')b

 

本日の「源氏物語」まとめ

 

■帚木120(原文)

「…『心深しや』など、ほめたてられて、あはれ進みぬれば、やがて尼になりぬかし。…」
     アップ

自力での現代語訳が難しい場合は、

下のリンクも復習してね♪

 

【帚木120-①】イラスト訳

【帚木120-②】イラスト解釈

 

 

 

本日の古語~過去記事リンク~

や(文末)

る・らる

ぬ(助動詞)

あはれ  あはれ②  あはれ③  あはれ④

やがて

かし

(※その他重要古語一覧はこちら

 

 

 

あいでしたラブラブ

今日も最後までご愛読ありがとうございましたキラキラ