【帚木6-③】文末「や」の識別☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木6-③】文末「や」の識別☆

こんばんはラブラブあいです。

今日も、調子にのって、4記事目です^^;

 

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■【忍ぶの乱れ】…浮気心、密かに心乱すこと

■【や(文末)】…~か(係り結びの文末用法)

■【きこゆ】…~申し上げる(謙譲の補助動詞)

■【しか】…過去の助動詞「き」の已然形

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さて今日は、文末「や」の用法です☆

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「や」という助詞には、

 

■係助詞

■間投助詞

■並立助詞

 

の3種類があります。

 

並立助詞というのは、「蝶や花や」などのように、「~やら~やら」と、並立に置いて物事を並べあげる意があります。

今でも用いますし、「つ」「ぬ」の並立用法と同様、使い方も限られているので、問題ないですね^^


 

ここで、ポイントとして押さえてほしいのは、

 

係助詞「や」の文末用法

間投助詞「や」の文末用法


 

この2つです(●´エ`●)


 

【や(係助詞)】

1.~か(疑問)

2.~か、いや~ない(反語)

 


源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20アップし、大学受験に合格する方法

 

※疑問・反語の識別が、慣れていないと分かりにくいと思います。

このブログで、そういう部分を学んで欲しいと思います♪

(●´エ`●)

 

【や(間投助詞)】

1.~なあ(詠嘆)

2.~(さん)よ(呼びかけ)

3.和歌や俳句の切れ字



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係助詞間投助詞は、接続や文脈が異なりますので、見分けはつきやすいと思うのですが、

 

センター古文では、多く「同じ用法のものを選べ」パターンの問題が出題されます。

 

訳出だけでなく、例文などとともに使われ方を押さえておくとよいでしょう。

(●´エ`●)


 

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忍ぶの乱れと、疑ひきこゆることもありしかど、

     ↑

この「や」と同じ用法のものを選べ。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

1.夏草つはものどもが夢のあと

2.吾が君。いづ方へかおはしましぬる。

3.その時悔ゆとも、かひあらん

4.「御子におはす」と問ひしに、

5.あはれ、いとまさなし


 

ヒントは、問題文の「」のあとに、「疑いきこゆる」というつながりになってることです。

o(〃^▽^〃)o

さあ頑張って考えてみてください!

どうしてもわからないというあなたは、コメ&メッセージくださいね♪
(o^-')b


 

今日のブログ記事で、「や」の訳出を確認しておいてください!

 

・・・・・・・・・・・・・・・

【今日の源氏物語】

忍ぶの乱れやと、疑ひきこゆることもありしかど、…

・・・・・・・・・・・・・・・


一語一語、正しく訳出できるようになっていますか?

(●´エ`●)

 

わかりにくい時は、過去記事で復習してみてくださいね♪

(o^-')b

 

 

 

【帚木6-①】イラスト訳

【帚木6-②】イラスト解釈


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☆その他の重要古語☆
「忍ぶの乱れ」についてはこちら→

係助詞「や」についてはこちら→

「きこゆ」についてはこちら→

「き」「けり」についてはこちら→

重要古語一覧はこちら

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あいでしたラブラブ