【桐壺184-③】古文単語~「内住み」☆
こんばんはあいです。
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■【かく】…このように
■【おはします】…いらっしゃる
■【ん(連体形)】…婉曲(遠回しな表現)
■【内住み】…内裏に住むこと、入内
■【させ給ふ】…①させなさる ②あそばす
■【慰む(なぐさむ)】…心が晴れる
■【べく(べし)】…推量・当然・適当など
■【など】…~などと(例示・引用)
■【おぼし成る】…そういうお気持ちになる
■【まゐらす】…入内させる、参内させる
■【~たてまつる】…~申し上げる
■【給へり】…なさった、ていらっしゃった
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今日はこの中から、
「内住み」についてお話しします。
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【内住み(うちずみ)】の「うち(内)」は、「内裏(だいり)」のこと。
内裏(宮中)に住むという意が基本です。
そして、この語は、女官が宮中で帝にお仕えするために、住み込みで奉公する、といった、古典常識は入って、意味が特定されるのです。
【内住み】
①宮中に住むこと
②女官として宮中にお仕えすること
また、この対義語として、「里住み」という語があります。
もちろん、宮中でない、里家に住むことを意味します!
あわせて押さえておきましょう♪
(o^-')b
◇◆今回の古文単語◆◇
「内住み」は、内裏に住むことで、女官として宮中でお仕えすること(=入内)をさします。
「里住み」と対義語です♪
☆その他の重要古語☆
■「おはします」についてはこちら→
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【古文】
かく心細くておはしまさんよりは、内住みせさせ給ひて、御心も慰むべく、などおぼし成りて、まゐらせたてまつり給へり。
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、もう一度イラスト訳を復習してね♪
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あいでした