【桐壺168-③】古文単語~「思し~」の複合語☆
こんばんはあいです。
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■【思し定む】…ご判断なさる
■【道道】…様々な学問・芸能
■【才(ざえ)】…漢学の素養
■【させたまふ】…①させなさる ②あそばす
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今日はこの中から、
「思し定む」についてお話しします。
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「思し~」は、「思ふ」の尊敬語「思す(おぼす)」の連用形。
今回は、それに「定む」という動詞がくっついて、「思し定む」という複合動詞になっています。
【思し定む】
…お定めになる、お決めになる
要するに、ご決断なさる、ご判断なさる、という意☆
この複合動詞はよく出てくるので、古語辞典 にも書いてあるんですが、
「思し~」という語は、「定む」以外の語とくっついた場合もよく出てくるので、ぜひその使い方を覚えてくださいっ!
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「思し~」は、「思ふ」の尊敬語ですから、
「思ひ~」という複合動詞として理解してください。
「思し」は、それを尊敬語にした形☆
■思し知る→じゅうぶんに理解なさる(こちら→ )
■思し余る→思案に暮れなさる
■思し至る→細かいところまでお気づきになる
■思し出づ→お思い出しなさる
■思し置く→あらかじめお考えになっておく
■思しとどむ→思いとどまりなさる
■思し乱る→あれこれとお悩みになる
等々…^^;
まだまだありますので、すべて丸暗記というのではなく、
「お気持ちがどうなのか?」という複合語として、
敬語の意を忘れずに、訳出するクセをつけましょう♪
(o^-')b
◇今日の古文単語◇
【思し~】の複合語は、「お気持ちが~」というニュアンス☆
尊敬の意を忘れずに(o^-')b♪
☆その他の重要古語☆
■「御覧じ~」はこちら→
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【古文】
と思し定めて、いよいよ道々の才を習はさせたまふ。
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、もう一度イラスト訳を復習してね♪
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あいでした