【桐壺184-①】かく心細くておはしまさんよりは…
【古文】
かく心細くておはしまさんよりは、内住みせさせ給ひて、御心も慰むべく、などおぼし成りて、まゐらせたてまつり給へり。
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かく心細くておはしまさんよりは、
訳)「このように心細くしていらっしゃるよりは、
内住みせさせ給ひて、
訳)宮中でお暮らしあそばして、
御心も慰むべく、
訳)お心も晴れるかも…」
などおぼし成りて、
訳)などというお気持ちになって、
まゐらせ たてまつり給へり。
訳)入内させ 申し上げなさった。
【古文】
かく心細くておはしまさんよりは、内住みせさせ給ひて、御心も慰むべく、などおぼし成りて、まゐらせ たてまつり給へり。
【訳】
「このように心細くしていらっしゃるよりは、宮中でお暮らしあそばして、お心も晴れるかも…」などというお気持ちになって、入内させ 申し上げなさった。
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■【かく】
■【おはします】
■【ん】
■【内住み(うちずみ)】
■【させ給ふ】
■【慰む(なぐさむ)】
■【べく(べし)】
■【など】
■【おぼし成る】
■【まゐらす】
■【~たてまつる】
■【給へり】
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