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今回は謎に包まれていた
芽吹の過去が明らかになっていく。

なぜ弁護士を辞めたのか、とかね。

両親の死以外にも芽吹をネクラにさせていたものって
あるんだけどさ、
それらが明らかになっていくんだけど、
正直、この過去の話は切ないです!

それだけに今の芽吹がどうやって
立ち直ってきたのか・・・・・
それにもとっても興味があります。

これまでの交渉人シリーズレビューはこちら。
   やじるし
交渉人は黙らない
交渉人は疑わない
交渉人は振り返る

(番外編)
さくら【交渉人シリーズ&デコ イシリーズ】☆小冊子


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俺はなにをしているのだろう。俺はなにを・・・失おうとしているのだろう・・・
下町は両国に芽吹ネゴオフィスとして事務所を構える芽吹章は、嫁姑問題以外ならなんでもござれの交渉人だ。
そんな芽吹の恋人は泣く子も黙ると評判の893兵頭寿悦だ。仕事も恋も順調! のはずの毎日だったが、ひとりの男が現れたことにより、芽吹の過去が露になっていく。それはかつて自分を救ってくれた親友への罪悪感であり、芽吹の忘れることのできない傷でもある。俺を選ぶのか、それとも—— 芽吹と兵頭が選んだものは……!?



この回はなんといっても
この芽吹の過去と現在の葛藤でしょうね!

はっきり言っちゃうと
真犯人とか詐欺師とか刑事とかその周辺の人間関係は
もう読んでいる途中でわかってしまったので
そこらへんに対する驚きとかほえ~とか
そういうのはなかったんですよね。

どっちかってーと、この詐欺師、
眠る探偵 」シリーズの槙を思いだしてしまった。
どっちが怖いと言われるとどちらも怖いんだけど
槙は「真音」という狙いがはっきりしているのに対し、
こちらの御仁は何がターゲットなのか??
兵頭?
うーん、それだけとは思えないんだよね~。

ちょっとこの巻だけではまだわからない謎な部分がある。


なんで、この話はそういう事件の真相云々よりも
芽吹の過去、主に精神的なものにスポットを。


大学時代の芽吹は両親の自殺、
高校の後輩からのゴー☆カン(相手は兵頭)で
めっきり暗い!どっぷり暗い!!

その真っ暗な芽吹を日の下に連れ出したのが
親友の若林だった。
若林は本当に太陽のような人。
明るく、皆から好かれ、でも哲学的なことを考えるなど
芽吹にはちょっと理解しがたい人間だったんだけど
それでも若林は芽吹を誘い続け
二人で無計画旅行にまで出かけたりする。

そこで芽吹にとっては転機が訪れるんだけど
芽吹自身も言っていたように
転機というなればきっと若林と出会ったこと自体がそうだったんだろうね。

そのシーンは海でのシーンなんだけど
とっても印象的なシーンでした。
なんといっても天気とともに芽吹の気持ちも晴れていくかのようなシーンだったのだ。


だからこそ
その若林の自殺というのがとても切なかった。。。

その理由もまた芽吹にとっては
自分で受けとめて越えていかなければならないもの。

兵頭だって
「生きている俺より、死んだダチが大切ってわけか」
なんてそんな悲しいことを言いたかったわけじゃない。

芽吹だってそんなことを思ってはいない。
兵頭のことはきっと失うと立っていられないくらい大事だと思う。

でもこれはこれで芽吹が自分で決着をいつかつけなくてはならないのだ。

うーん。。。。。

そしてとっても気になる終わり方ww
これじゃあ、私、間あけて読もうと思っていたけど
無理になってしまったよ~~!!
さっそく続きを読みたいです!!


ところでこの口絵のカラーイラスト、
読む前からなんとなく寂しく切ない気持ちになってたんだけど
内容を読んで改めて口絵イラストを見ると・・・
余計にこの若林と芽吹の二人が切なくなってたまりませんでした。

それでも救いは
次の話の口絵のカラーとモノクロのイラストが
とっても幸せ?そうだったので、ちょっとほっとしていますww

ペタしてね


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