遊びの教室の先生という仕事をつくる!遊びの教室にお金を払う人なんていないと言われた過去を乗り越え | 【横浜都筑】ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室本店ぐちゃラボ/日本乳幼児遊び教育協会

【横浜都筑】ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室本店ぐちゃラボ/日本乳幼児遊び教育協会

横浜市都筑区0~3歳の子どもとパパママがのびのびと楽しめる乳幼児教育×遊び×アートを融合させたぐちゃぐちゃ遊びを行っています。絵の具・粘土・新聞紙等をダイナミックに使い創造力と挑戦する心を、ぐちゃぐちゃ遊びで指先を刺激し脳の発達を促します。

●遊びの教室にお金を払う人なんていないと言われた過去を乗り越えて。遊びの教室の先生という仕事をつくる!

 

こんにちは。日本乳幼児教育協会の会田です。

 

こちらは

 

前編『地方の教室でも開講5ヶ月で講座代金以上、稼ぐことができました!

 

中編『「乳幼児期の遊びが大事」というけれど、世の中の流れははやくから勉強!スポーツ!になっているワケ

 

の続きです。

 

 

 

中編で、人は結果が目に見えるほうが好きということを書きました。

 

 

 

企業というものは、利益がないと事業の継続ができません。

 

ですので、目に見える結果がでやすいほうが人も集まりやすく稼ぎやすいという実態があり

 

基本的には習い事といえば目に見える結果を押し出すものになります。

 

 

 

 

とはいえ、本当に乳幼児期に伸ばしたいのは目に見えない能力(非認知能力)で、そのためには遊びが欠かせません。

 

ちなみに遊びというのは、『自由』であり『自発的』なものです。

 

遊んでるのではなく、遊んでるように見えてるだけ。

 

遊ばせてるパターンは非認知能力を伸ばす遊びにはなりません。

 

笑顔=遊び でもありません。

 

 

 

 

 

 

ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室を私がはじめたのは2016年。


この店舗をたてるまで5年かかっています。

 

いまでこそこんな店舗を持てるようになりましたが

立ち上げる前に相談したところ複数の方から

 

「計算ができるとか、文字が書けるとかない教室に魅力を感じない」

 

「うーん。遊びにお金を払う人いないよ」

 

「それ、なんになるの?」

 

「遊びの教室の先生なんて仕事にならない」

 

などのなかなか辛辣な意見を頂戴しました。

 

 

 

中編に書いたように、遊びにお金を払ってまで優先する価値を感じてる専門家の方以外の一般の保護者の少なさを感じました。

 

でもこのままではいつまでも遊びの価値の誤認識が続く。

 

 

そして遊びの価値を伝えられる人の成り手はいなくなる。

 

遊びには無限大の力があります。

 

乳幼児期には遊びが必要!!

 

早期教育よりもまず遊ぶことに価値があるということを知って欲しい。

 

そんなことを思いながら、

 

ぐちゃぐちゃ遊びの親子教室を立ち上げました。
 
 
でも現実は辛辣な意見の通り。
 
 
 
立ち上げ当初の生徒さんで丸1年の通年に通ってくれてたのはほんの数組。(懐かしすぎる写真!!)
 
 
ほかにも単発もやっていたのですが
1年目に来てくださった方は、
 
保育士さん、幼稚園の先生、小学校の先生、児童福祉施設の先生などなど
 
まさに幼児教育を専門とされてた方ばかり。
 
 
 
それだけ幼児教育を専門にしている人に遊びの価値は浸透しているけど
 
そうじゃない人には伝わってなくて、隔たりの大きさを感じました。
 
そして最初の1年はやればやるほど大赤字。
 
教室は1年でもう閉鎖するしかない...と思ってたほどです。
 
 
 
が、諦めずに毎日ブログを書いたりして遊びの価値を伝え、もちろん生徒さんにもできる限り誠実に接していきました。
 
もちろん!ただなにもせず遊ぶだけで遊びの良さが伝わるわけではないので
 
遊びの魅力が伝わりもっと遊びたくなるようプログラムつくりも心血を注いで行いました。
 
休む暇もない時間を使い、それで赤字。
 
なかなか心折れるそうになる期間でしたが...
 
 
 
2年目には一気に生徒さんが増えて満席になりました。
 
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3年目はクラスを大幅に増やして、それでも全クラス満席に。
 
3年目からはある程度の利益も出せるようになり
 
ここで、ご要望もいただいてぐちゃぐちゃ遊び講師養成講座を開講することにしました。
 
 
が、ここで講師養成講座をするときに
 
知識がない人を講師としてしまったら結局、ますます保護者の方が遊びへの不信感を募らせることにつながります。
 
ご相談にのるときに正論をぶつけるような対応やましてや怒ったりするのもますます...
 
そしてなにより教育は日々アップデートが必要で、学びを続けられないといけない。
 
 
学びを続けるというソフト面でいえば意欲も必要だし、
 
ハード面でいえばお金が必要です。
 

 

私は、そもそも遊びをメインにした教室でしっかり価値を伝えて、利益を出すことを目指していました。

 

私の夫は、普通のサラリーマンですし親にも金銭的に頼れません。

 

これは、子育て世代の方の多くは私と似た状況なのではないでしょうか。
 

 

 

無償ボランティア、趣味として赤字を続けられない。

 

利益を上げないといけない。

 

仕事にするということは、利益をあげるということでもあります。

 

 

 

遊びを無料だからやらせるものではなく、お金を払うくらい価値があるということを伝えたいし

 

公共機関ではなく

企業として『遊びの教室』で利益をあげることでボランティアではなく仕事にしたい。

 

 

 

 

遊びの教室の先生という仕事をつくりたい!!

 
 
 
講師養成講座をするときには、改めてここを意識しました。
 
養成講座という以上、受講生さんは少なくても利益が出せるような実力をつけられるようにする。
 
来てくれた親子に遊びの価値が伝わってもっと遊びたい!と思えるような技術をもって教室ができるようにする。
 
遊びの価値を繰り返し生徒さんにあの手この手で伝えられる。
 
知識面でいえば、
 
子育てや乳幼児教育の知識がないから
教育系の先生ではなく、知識がなくてもできる遊びの先生をしてるのねー
 
みたいに思われないように、
 
めちゃくちゃ知識があって、その上で遊びの先生をしてます!
遊びにはその価値があるんです!!
と断言できるくらいの知識を身につけていただく。
 
 
要は、プロとして意識を持って教室をできる先生を育てる。
 
 
と、かっこよく言ってますが、もちろんいろいろあります。
 
課題だって出してもらったら、再提出とか私もいいたくないなぁと思うことが多いです。
 
再提出と伝えて、イラッとしたメール返されるのはよくあることで
 
私も心理的にも体力的に負担が大きいのが事実。
(でも同じくらい「こんな丁寧に見てくださってありがとうございます!!!」という言葉もいただく。天使。)
 
課題の再再再提出を見てて
 
もう...これでも良いか...と真夜中の3時に思うこと思うこと。
 
 
 
でも、乳幼児期の子どもを育てる親に関わるというのはどういうことか。
 
その親の子育てという今後20年間の方向性を決める可能性も高い仕事。
 
一生に影響を与える仕事でもあると思っています。
 
 
 
 
 
もしお医者さんになる試験がとても簡単だったらどうでしょう?
 
医療事故が多発する国もまだまだあります。
 
日本の医者にある程度安心してかかれるのは、それだけ医大に入るのも難しく、医大生がたくさんの課題をクリアし、国家資格の試験を合格しているという
日本の制度のおかげですし
指導してくださってる医大の教授や先輩の医者の方々がいるおかげです。
 
厳しい試験があるからこそ安心が担保されています。
 
 
弁護士はどうですか?
 
弁護の依頼した人が、六法全書なんて読んだことほとんどありませーん!
でも友達のケンカの弁護をしたことがあるんです!
みたいな自分の経験談だけなんて怖い。
 
 
でも、医者も弁護士も資格試験がありますのでそんなことはありません。
 
 
しかし、親子教室の先生や子育て支援者さんは、自分の子育て経験だけで教室をしてる方が多いです。
(地方自治体の子育て支援者さんはもちろん面接などがあります。でもなにかしらの資格があるとは限らず、地域在住者ならだれでも応募可能なことが多いです)
 
でも、本当はしっかりした試験を全員がクリアしていないといけないくらい
 
たくさんの知識、その試験を合格しようと思えるくらいの意欲が必要な仕事だと私は思っています。
 
 
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そして仕事にするためには、子育ての知識だけではなく
接客について、集客についても学ぶ必要がある。
 
 
講師養成講座といってもそこまでする必要あるのか?
 
と何度も何度も自問自答したけれども
 
 
長い目でみて
 
親子のことを本当に心から考えた時
 
そして、受講生さんの未来を考えたとき
 
 
課題も筆記試験も基準を満たすまでは合格にできない。
 
と思っています。
 
 
 
 
ちなみに最近、ぐちゃぐちゃ遊び講師の教室に複数行かれた方が
 
実は超有名な海外高級ブランドに長年お勤めの販売員さん(しかもおそらく旗艦店!!)が
 
どの教室の講師も対応が良い!とおほめくださりました!!ありがとうございます!!
 
認定講師のみんなーーー!!素晴らしい!!!!!!
 
 
 
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さて、そんなこんなで3年間続けてきているぐちゃぐちゃ遊び認定講師養成講座。
 
まだまだぐちゃぐちゃ遊び講師一本で生計を立てるというほど稼ぐのは正直難しいですが(そもそもそこまでやってる人がいない)
 
私のように最初1年、やればやるほど赤字でぜーんぜん人きませーん!!という状況は少ないくらいに
ちょっとずつ知名度もあがってきたし
 
なによりどの教室もリピーターさんがいる!ということで
教室として回り始めているのを感じています。
 
子育て中の主婦がしっかり利益を出してます。
(前編『地方の教室でも開講5ヶ月で講座代金以上、稼ぐことができました!』)
 
 
本当に少しずつですが
 
遊びの教室の先生
 
という仕事ができていってるな、と思っています。
 
6年前に
 

「計算ができるとか、文字が書けるとかない教室に魅力を感じない」

 

「うーん。遊びにお金を払う人いないよ」

 

「それ、なんになるの?」

 

「遊びの教室の先生なんて仕事にならない」

 
これをいま少しずつ覆しつつあります。
 
 
 
 
地方でも教室で生徒さんが集まってること。
 
遊びの価値が専門家以外の保護者の方にも伝わっているんだなぁと嬉しくなります。
 
 
ぐちゃぐちゃ遊びをはじめたことによって、遊びの価値に気づいてくれる方も増えました。
 
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2年間、本当にありがとうございました!

 

子どもが生まれて引っ越すときにぐちゃラボがある都筑区を選んだ私、グッジョブでした!

 

都筑区は子育てがしやすい街と言われていますが、ぐちゃラボがあったおかげで私の子育てはより子育てがしやすかったです。

 

もちろん色々なことに悩みましたが、そのたびにあいさんに相談することもできたし、ぐちゃラボで出会ったママたちにも話すことで安心して過ごせました。いろんな出会いに感謝です。

 

ほかの習い事にも通っていましたがどれか1つだけと言われたら迷わずぐちゃラボを選んでいます。もしもう1人産んでも絶対通いたいのでそのときはよろしくお願いしますね(笑)

 

ぐちゃぐちゃ遊びをするだけなら公園でもできるけど、そのぐちゃぐちゃ遊びをしようと思う気持ちを親が持たせてもらいました。

 

通ってなかったらきっと公園のみずたまりに入るのなんて、やめてーって止めてたんじゃないかと思います。

 

夫やじいじばあばにも写真を見せることができたので家族みんなが寛容になってたと思います。

それが良い循環になっておだやかな子育てになっていて、本当にぐちゃラボに通ってよかったです!

 

写真を見てると2年間で子どもも大きくなったけど、私もよく笑っててこんな時間を過ごせてよかったです。本当に本当にありがとうございました。

 
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誰かの紹介とかでなく、ほんとに偶然たまたま見つけたぐちゃラボ、

0歳から参加でき場所も近くという奇跡的な出会いに感謝しかないです。

 

8ヶ月で参加しはじめたけど私の思いとは裏腹に何もしない…。

 

いつかやると思って通うことを決めたのに、トレイの粉には見向きもせず、絵の具の海からは逃げ回り、唯一汚れない新聞紙に飛び込むこともなく、唯一興味を持つのはあいさんが読む絵本だけ、私の「通わせている」自己満足なのか?と反省した時もありました。

 

それでも、1年目の後半は私の癒しの場として通っていました。

 

2年目の更新に迷い相談し、あいさんの「2年通ったらどの子もやる」「変化や成長が楽しめるのは最初から触らなかった子のママだけの特権」の言葉に半分賭けで続ける決心をした数回後。

 

突然絵の具皿に足を入れた瞬間のあいさんのハッとした顔、その後私と顔を見合わせたのは今でも鮮明に覚えています。

 

その辺りからだんだん外遊びも豪快になり、まだまだ汚れに敏感だった主人からは、「枯れ葉で新聞紙遊び始まった」「水たまりに浸かってる」「砂場でゴロゴロしてる」などの写真や動画が逐一送られ、私は毎回「どうぞぞうぞ」の返信。

 

掃除も洗濯も私なので主人にも気を遣われていたのか…

 

でも、こんな遊び方もある時期がきたら終わってしまう、やるようになった今、満足するまでやって欲しい、私自身がぐちゃラボに通ったことで、汚れに対してはかなり寛容になりました。

 

おそらくぐちゃラボに通っていなければ、同じ外遊びでも遊び方が違っていたはず。

 

最近は主人も「雨上がりに公園に長靴で連れて来て、水溜りに入らないでって子どもにとって酷じゃない?」とまで言うようになりました。

そしてリビングで黒絵の具で遊ばれても全然平気です。

2年前、小石ほどの粉をつまむだけで満足していたのに、今では何十倍・何百倍もの粉を請求するようになり、嬉しいやら申し訳ないやら。

もしあの時1年で諦めて辞めていたら絶対後悔していました。

もう卒業となってしまった今、あの頃の写真を見返しては笑う毎日です。

 
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あいさん!4年間、ありがとうございました!

 

本当は、昨日もっともっとお話したかったのですが、号泣しそうだったので、ササーっと失礼しちゃいました……笑

 

0歳から4歳まであいさんに見てもらえて、贅沢な4年だったなーと思っています。

 

お教室に行っていなければ、こんなに思いっきり汚した遊びはしなかったと思います!←褒めてますよ!!笑笑

 

最初は、私も娘も汚れるのに抵抗があったので、お教室に通うか迷ったりもしたのですが、あの時、思い切って飛び込んで良かったと心から思えます!

 

親子教室では、あいさんはもちろん、ママさん方にも相談に乗ってもらったり、愚痴を聞いてもらったりして、私がお教室を楽しみにしてました。

 

娘は、もちろんお教室で学ぶことや楽しかった事があったと思いますが、私も、この4年間で学ぶことや息抜きができ、楽しかったです♡

 
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ぐちゃラボ親子クラスがなければ、砂で汚れたら息子らを怒ってただろうな、セミ触ったり、ミミズ捕まえてきても怒ってただろうな笑 
 
と考えると、アンガーマネジメントよりも全然役に立つ子育てスキルが身についたと自負しています。 
 
親があそびに参加することがやっぱり大事ですよね。
 
でも、大人は1人では遊べないんですよね。 一緒に教室で楽しんでくれたママたちがいてくださって、本当によかったです。
 
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これらはすべていただいたご感想です。
 
 
遊びの良さを伝えられたかな、と思っていて
 
つまりは親子で幸せになるお手伝いができたんじゃないかな、と思っています。
 
 
これだけ遊んでおいたら後から子育ての勉強をしたときも
 
この点に関して後悔もしません^^
 
学べば学ぶほど遊びの価値がわかりますから。
 
 
 
先生になりたい方は、大変だとは思います。
 
だれでも参入障壁が低いほうから始めたくなるもの。
 
みんなラクしたいからね。
 
でも、それって本当にラクなのかな・・・?
 
って考えたとき、私はこの厳しい資格制度をクリアしてから教室を開講することも
 
先生の幸せにつながっていると考えています。
 
 
自信をもって教室ができること、
 
乗り越えてきた仲間がいること
 
生徒さんに信頼されて「ありがとう」「また来ます!」と言っていただけること、
 
そして利益がでていることで安心して教室を続けながら自己研鑽を積み重ねることができること。
 
 
私の幸せは、私のまわりにいるみんなが幸せでいることだな、とつくづく感じています。
 
事業をしていると幸せの総量がどんどん増えていきます。
 
 
いまが人生で1番幸せですが、きっと来年はもっともっと幸せです。
 
そうなるように来年も日本乳幼児教育協会、ぐちゃラボ本店どちらも笑顔いっぱいがんばっていきます^^
 
 
皆様も来年も幸せいっぱいな1年となりますように。
 
 
そんな夢について3記事わたって書いてみた2021年のしめくくりでした♪
 
ありがとうございました!!