
以前、『JBC2歳優駿はいずれ門別を出るべき』ということで2029年にカレンダーの関係で全競走をJRAが引き受ける必要が出てくる問題が発生すると書いたのだが…
この私の妄想である『JBCの2029年問題』に関してかその対策になるのかは知らないが動きがあった。
NARがホッカイドウ競馬に2歳短距離競走の充実を要請し、それに応える形なのかJBC2歳優駿が行われる11月3日に地方全国交流競走として『北海道2歳スプリント』を創設することになった。この記事執筆時点では『地方全国交流』『ダート1200m』『1着賞金1500万円』の内容しかわかっていないのだが…
冒頭のフォトのとおり、ウチのお馬さんで『じーちゃんズ』メンバーのペリーさん(クロフネ)とダートで活躍した当事者であるホッピー(レモンポップ)の2頭がこの動きの謎とJBC競走の新カテゴリーへの発展の可能性について何か勘ぐり始めた。
ホッピー(レモンポップ):地方競馬(というは大元はJBC協会ね)がついに2歳スプリント路線の開拓に手を染めたみたいですよ。
ペリーさん(クロフネ):ワシ思うのは石にかじりついもJBC2歳優駿を門別から離す気はないアピールが見えてしまうな。
ホッピー:他地区の関係者絶対面白くないと思っているでしょうね。1着賞金がネクストスターの上を行く額ではいくら門別でも…
ペリーさん:NARもあいまいにしているかもしれないけどどう考えても重賞級にしないと辻褄合わないだろこれだと。
ホッピー:今のところ地方所属馬だけで乗り切るとして開催年数浅いうちにJRA所属馬に門戸なんてこと…
ペリーさん:もうそれ織り込み済みのはずだぞ。そして門戸開いたあかつきには…
ホッピー:『JBC2歳スプリント』への発展かな教科書的には。
ペリーさん:それをテコに門別にJBCに2歳優駿と2歳スプリントの2本立てにして2歳部門としての枠での開催固定を既成事実に…
ホッピー:いくら生産現場に優しくしているとはいえ門別だけ優遇が過ぎて他地区の嫉妬確実だと思う。
ペリーさん:その開催にあたって一つの『壁』を簡単に壊すことも織り込み済みに…
ホッピー:北海道議会の農政通界隈が現行の条例では不可能になっている(はずの)『土日道営開催』の障壁を取る動きに出るのではとみるんだけど。
ペリーさん:場外発売業務になっている土日に競馬開催というのもJRA分の場外発売も抱えている以上門別競馬場の従業員にとってはこの上ない負担しかないと思うぞ。そういう動き出たら否決して全国の競馬場の持ち回りにしたほうがまだ楽だと思うんだけどワシなら。
ホッピー:しかも土日にJBCやってもJRAのトップジョッキーが門別に来れる保証ないしその年だけでもレベル低下とか避けられないと思いますよ僕は。
ペリーさん;本当にJRAでやるのならその年限定で『秋札(=秋の札幌)』あるいは『秋函(=秋の函館)』の開催にこぎつけるくらいしか門別所属馬出走可能にできるウルトラCは残っていないんじゃないかな?
JBC競走の2歳部門の門別競馬場での開催固定という既成事実づくりにダート王経験者の2頭は『JBCの5競走化』というあまり考えたくないことを勘ぐっているようだった。2頭が勘ぐるように『JBC2歳スプリント』への発展がその着地点になるようであれば『2歳優駿は門別を出るべき』という私の持論も矛を収めざるを得ないとみる。門別が無理なら『秋札または秋函』の可能性をペリーさんは描いていたようであるが、第3場になる裏ローカル(特に福島)のほうで代替策でも見つかるようならそれもやぶさかでないとも思うのだが…。






