ロッテ対楽天戦を観戦するため、杜の都・仙台にやってきました。せっかくなので、いくつかの目標を同時に達成しようと計画していたのですが、その一つが、小野瀬雅生さんのブログで知った、日本最古のバーガーショップとされる「ほそやのサンド」に立ち寄ることでした。

お店に入ると、狭いながらもアメリカンな雰囲気が漂い、優しい東北の空気も感じられます。歴史を感じさせる調度品の数々が、このお店の長い年月を物語っていて、良い味わいを出していました。

今回注文したのはシンプルにハンバーガーとアイスコーヒー。まずアイスコーヒーですが、豆の旨味がしっかりと感じられ、上品な甘さとほのかな渋みが絶妙に調和していました。この店ならではの、一味違った美味しさが楽しめました。

次に、ハンバーガー。玉ねぎ、ピクルス、ケチャップ、ビーフパティ、バンズというシンプルな構成ですが、そのシンプルさがかえって魅力的です。マクドナルドのような人工的な味わいはまったくなく、ビーフ100%の深みや柔らかさがじっくりと広がり、ジューシーでありながらも派手さはなく、どこか懐かしい味わいが心に響きます。バンズもふんわりと柔らかく、温かみを感じさせる優しい風味が印象的でした。

訪れた時点でバーガーは残り2個というギリギリのタイミングでしたが、幸運にもその最後の一つを手にすることができました。遠方から訪れた自分の運に感謝しつつ、長い歴史が込められたシンプルなバーガーと優しい空気を堪能できた一日となりました。





























銀座での用事の前に少し時間があったので、寄り道することにしました。お酒を飲まない生活が続く中、最近では「0次会」として楽しむものが変わってきました。特に最近は、アイスクリームやジェラートの食べ歩きに夢中です。お酒の代わりに、冷たいスイーツで一息つくことが私にとって新たな楽しみとなっています。

そんな中、最高の体験をしたのが銀座にある「リビスコ」というアイスクリーム店です。こちらは長野県にルーツを持つブランドで、特に「ミルク」はぜひ食べるべきだという情報を得ていました。銀座の一等地に位置し、洗練されたおしゃれな店舗の2階に足を運び、迷わずミルクと抹茶のダブルを注文しました。このミルクアイスがなぜそこまで評判なのか、半分期待しながら口に運びました。

ミルクアイスを一口食べた瞬間、その理由がすぐに理解できました。まるで牧場で新鮮なミルクをそのまま閉じ込めたかのような、純粋で滋味深い味わいが広がります。ミルクの自然な甘さが優しく、まったくくどさがありません。さらに、アイスクリームでありながら、生のクリームやミルクを直接味わっているかのような、なめらかでリッチな食感が楽しめます。このミルクアイスは、これまでのアイスクリームの概念を超えた存在であり、銀座の喧騒を一瞬忘れさせるほどのインパクトでした。

抹茶もまた、一流の味わいです。抹茶特有の渋みやえぐみをしっかりと感じさせつつ、控えめな甘さで深みのある大人のテイストに仕上がっています。抹茶好きにはたまらない一品でしょう。しかし、ミルクアイスの圧倒的な存在感があまりに強く、抹茶の味わいが少しかすんでしまうほどです。まるでスポーツチームにいる一流選手が他を圧倒するように、ミルクが堂々と君臨しています。抹茶も素晴らしいのですが、ミルクの持つ凄まじい美味しさの前では、やや影を潜めざるを得ませんでした。

リビスコのミルクアイスは、アイスクリームやジェラートの美味しさという枠を超えています。食べている最中に、これは本当にアイスなのか、それとも別次元のデザートなのかと考えさせられるほどです。今後この店を訪れる際も、まずミルクをマストで頼むことは間違いありません。しかし、他のフレーバーにも挑戦してみたいというジレンマが残ります。ミルクがあまりにも美味しすぎて、他のフレーバーを試す余裕がなくなるかもしれません。

銀座という街にふさわしい洗練された美味しさと、驚きを与えてくれるリビスコ。ここに来れば、アイスクリームの新たな世界が広がることは間違いありません。













西川口といえば、さまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねる独特なエリアとして知られています。中華料理や家系ラーメンの強い店も目を引きますが、今日はなぜか酒場の雰囲気に惹かれ、ふと足を運んだのがこちらのお店です。まるで神社の古木のような風格を持ち、枯れた味わいが漂う老舗の酒場でした。
 
店内に入ると、土地柄もあって外国人スタッフが多く、彼らの丁寧な接客には好感が持てました。注文は一つ一つ確認しながら進めるスタイルで、やきとんは二部位から選ぶことができます。さらに驚いたことに、ここでは自分で焼くセルフスタイルの焼肉が楽しめます。セルフで焼く楽しさがあるこの形式は、他ではなかなか体験できない貴重なものです。
 
今回は、豚バラとかしらを注文しました。豚バラは分厚くカットされ、そのボリューム感が嬉しいポイント。自家製の辛味噌と合わせると、豚の旨味にピリッとしたアクセントが加わり、さらに深みのある味わいを楽しむことができました。一方のかしらはジューシーで、噛むたびに肉汁が溢れ出し、しっかりとした食べ応えが魅力の一品です。
 
ご飯が欲しくなりましたが、残念ながらライスの提供はありませんでした。代わりにポテトフライを注文したところ、普通の味わいではありますが、やきとんと一緒に食べることで、程よいバランスのある食事が楽しめました。
 
店内の雰囲気もまた格別です。相撲の中継が流れる中、肉を焼く香ばしい香りが漂い、独特な燻された空気感が広がっていました。この酒場の空気は、どこか懐かしさを感じさせつつ、リラックスできるのんびりとした時間を提供しつつも、同時に活気に満ちた鉄火場のような緊張感も持ち合わせていました。
 
今回は断酒中のためホッピー外を注文。ビールに似た感覚を楽しめつつ、ノンアルコール飲料よりも「酒場らしい」風味があり、肉をじっくり焼きながら楽しむ時間は贅沢そのものでした。
 
西川口の特有の雰囲気と、セルフで焼くやきとんの楽しさ、そして酒場ならではの空気感が融合したこのお店。忙しい日常から離れ、ゆっくりと焼肉を味わいながら、どこか懐かしさを感じる素晴らしいひとときを過ごせました。またこの地に来る機会があれば、もう一度訪れたいと思わせる、そんな味わい深い酒場でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここのところ不思議なことがあって、特にブログに書くような話ではないと思うが、記録も含めて書いてみようと思う。

 

なんて事は無いような話なのだが、ここ最近死ぬほどゾロ目を見る

狙って取った、そうも言えるかもしれないが

そんなことのために、時間を定めるほど、さすがに暇ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特に1111と言うのが1番見るゾロ目で

まぁ、スマホをよく見る人間ではあるものの、さすがにここまで来ると、何か妙なものを感じざるを得ない

 

パチンコ業界も長いため、ぞろ目と言うのはかなりの縁起物と言う意識が強いため

かなり嬉しくはあるのだが、実際のとこはどうなのだろうか?

 

実際のところゾロ目や特定の数字が縁起が良いとされるのは、さまざまな文化やスピリチュアルの伝統に見られるようで、以下はその代表的な例だ。

 

 1. **エンジェルナンバー(スピリチュアル)**

エンジェルナンバーは、天使や宇宙からのメッセージとして数字の繰り返しに意味を見出す考え方だ。ゾロ目の数字は特に重要なメッセージを伝えているとされ、たとえば「1111」は「新しい始まり」「望む未来の実現」を意味するとされている。

   - **1111**: 願望が現実になる兆し。意識をポジティブに保つよう天使が導いている。

   - **222**: 調和とバランス。信じる力を持って前進することが求められている。

   - **333**: 自分の使命や情熱に集中し、前向きに進むべきというメッセージ。

 

### 2. **中国の縁起数字**

中国では、数字に対する縁起の信仰が非常に強く、特にゾロ目は特別な意味を持つことがある。たとえば、数字の「8」は「発展」や「繁栄」を意味し、ゾロ目の「888」は非常に縁起の良い数字とされている。また、「111」や「1111」は、一つの流れや機会の始まりとして解釈されることもある。

 

### 3. **日本の風水・九星気学**

日本の風水や九星気学にも、数字の並びに特別な意味があるとされる。ゾロ目は「運気が整う」「新しい運命が開ける」といったポジティブな意味が込められており、特に「1111」や「2222」などは運気の流れが大きく変わるタイミングを示すことが多い。

 

### 4. **ギャンブル文化における縁起**

ギャンブルにおいてゾロ目は非常に縁起が良いとされる。日本のパチンコやスロット業界では、ゾロ目や連番は大当たりやボーナスを示すシンボルとして扱われ、強いラッキーアイテムとして広く信じられている。カジノなどでも特定の数字の並びが幸運を呼ぶものと考えられている。

 

### 5. **西洋のスピリチュアル文化**

西洋のスピリチュアルな考え方でも、数字の繰り返しやゾロ目には特別な意味がある。特に「11:11」を見るときには「宇宙からのシンクロニシティ(意味ある偶然)」が働いているとされている。この時間帯を頻繁に見ることは、直感や精神的成長のサインとされている。

 

### 6. **ピタゴラスの数秘術**

ピタゴラス派の数秘術では、数字がエネルギーを持つとされ、特定の数字の組み合わせや繰り返しはスピリチュアルなメッセージを表すとされている。ゾロ目や繰り返される数字は、強力なエネルギーや運命的な出来事を示すことが多い。

 

### 7. **日本の神道・民間信仰**

日本の民間信仰では、ゾロ目や同じ数字が続くことは「良いことが重なる」「運が続く」という考え方がある。神社でのおみくじやお守りにゾロ目や連続した数字が出ると良い兆しとされ、特に「八」や「七」が重要視される。

 

ゾロ目は文化やスピリチュアルな文脈でポジティブに解釈されることが多く、運気や成功に関連する縁起物とされているとのことで、

私のこういう兆候も良いことだと思える。

最近不思議とこういったものを見るが、悪い気はしないし、不思議だなと思う。

待乳山聖天への参拝を終え、お腹が空いた状態で目に飛び込んできたこちらのお店。本店か支店かは定かではないが、おそらく20年ほど前に訪れたことがあるように思う。しかし、その時の味はすっかり忘れてしまっており、また独特な雰囲気にも惹かれ、当然の選択として入店することにした。

私はチャーシューメンの醤油味を注文したが、注文後に「背脂やネギを増しておけば良かった」と少し後悔。最近はチャッチャ系ラーメンを食べていなかったこともあり、思わず迂闊に感じた。しかし、相方から「欲張らない方がいい」との助言を受け、それも一理あると思いそのままにしておいた。

夏の暑い日だったため、まずは冷えた水を一気にいただく。卓上の水はしっかりと冷えており、この暑さの中で、さらにラーメンを相手にするにはとてもありがたい存在だった。

やがて運ばれてきたチャーシューメンは、まるで肉の花が咲いたかのような見事なビジュアル。薄いチャーシューはスープに溶け込むようなタイプで、私の好みそのものであった。中太麺ともやしは一体となって、絶妙な食感を楽しませてくれ、非常に美味しい。背脂を増さなかった分を補おうと、卓上のにんにくをたっぷりと入れたところ、ジャンク感が増し、豚の旨味たっぷりの背脂と醤油スープの滋味が調和し、芯のある美味しさをしっかりと感じることができた。ネギも背脂も旨味がしっかりしていて、全体のバランスをさらに引き立てていた。

ただ、やはり背脂とネギを増しておくべきだったと改めて感じた。まるでエレキギターにおけるブースターエフェクターのように、背脂とネギはラーメンの味をより豊かにし、深みを与えるものなのだ。この一杯に対して、致命的なミスを犯してしまったと思う。たぶん、私が求めていた究極の美味しさの壁はそこにあったのだろう。

次回は必ずブースターをしっかりとかけて、再挑戦したいと思う。また近いうちに訪れることは間違いない。















風邪気味だったものの、調子が良くなってきたので、散歩がてら以前から気になっていたジェラート屋さんへ行くことにしました。最近、僕の中でジェラートが大流行しているので、新桜台にある「ジェットジェラート」まで足を運びました。店主さんは飛行機が大好きなようで、店内のレイアウトやディスプレイ、スタッフのユニフォームまで、飛行機にまつわるアイデアが散りばめられていて、まるで子供心をくすぐられるような楽しい空間でした。

今回選んだのは「ビジネスクラス」という600円のジェラートで、バニラ、ミルク、ピスタチオの3種類を楽しみました。まず食感がとても滑らかで、ジェラートらしいしっとりとした柔らかさが印象的でした。特に冷たすぎないのが良いですね。まろやかで、クリーミーな舌触りが心地よく、アイスクリーム以上にクリーム感が強い、まさに泡のような軽やかさです。

ミルクは非常にナチュラルで、しっかりとしたミルクの味わいが感じられ、これが美味しいなら他のフレーバーも期待できるなと思いました。ピスタチオは濃厚すぎず、ほどよい苦みと甘さが混ざり合っていて、こちらも美味しかったです。そしてバニラが一番気に入りました。優しい甘さが広がり、まるでハーゲンダッツのバニラをさらに洗練させたような、格式の高さを感じさせる逸品でした。

帰りには、ジェラートを6個カップで購入するという「大人買い」をしました。このお店では、ジェラートをまとめ買いすると400円の保冷バッグが無料で付いてくるサービスもあり、次回以降も利用できる点がとても便利です。長く付き合っていきたいと思える、温かみのあるお店ですね。大人の趣味としてジェラートを楽しむのも、なかなか素敵だなと改めて感じました。



























ずっと使っていたONKYO製のスピーカーが実は視聴用のものと知り、

近々プロのミュージシャンたちがギターを演奏しに来たりする予定を控え、

急遽モニタースピーカーを調達しようとしている。

 

ONKYO製のWAVIO GX-70HD2という人づてに手に入れたスピーカーは

クリアな中音域と音の再現性が高く、気に入っていた。

またスタジオ標準として有名なSONYのMDR-CD900STと合わせてミックスをやってきた。

スタジオのエンジニアには到底かなわないけど、皆様にいい音で聴いてもらおうと一所懸命やってきた。

 

私の中でよく整音して出せたと思う作品は音楽的なところやミックスの好みもあるんだけどこんな感じだ。

 

 

 

 

けれどやはり音楽も事業の一つとして取り組む身として

プロフェッショナルの機材をいれていないというのはどうにも気持ち悪く、

関わったりお金をくれる人たちに至極失礼な気がしてモニタースピーカーを考えてみる事にした。

 

零細企業の経費と相談しつついくつか候補は出し、

おのずとクオリティや私の音楽家としての好みや癖で選ぶものは狭まっていくのだが、

ここは買い物というエンタメを楽しむことにした。

モニタースピーカー(プロが音声をフラットな環境で視聴判断業務するためのもの)は

そんなに買い替えるものではなく、ぱぱっと買うと勿体ない。

 

そんな中、視聴用として所謂音の良いアルバムを自分の記憶の中から掘り起こしている。

一般的にはスティーリンダンとかレディオヘッドやカラヤンのベートーヴェン等、

有名なモニタリング音源は存在するのだが、私が判断をするわけで、なじみの深いものが良いと思う。

 

古いJ-POP

 

A LONG VACATION 20th Anniversary Edition

 

大瀧詠一のロンバケ、これは定番と言えば定番なんだけど、

重ねられまくった音の迫力と広がりがちょっと他に比べるものがない感じである。

最初の君は天然色から抜群に音が良い。

 

ロック

 

 

どこか鬼気迫るバンドの演奏や雰囲気をめちゃくちゃクリアに聴かせ、分離している。

一方でフレディのボーカルには暗いリバーブがかかっている感じで、

どこか死の匂いを感じる。

ドラムの音がすぱっとしててビート感たっぷりなのもいいよね

 

メタル

 

 

好きなアルバムは多数あるんだけど、こと音質で言えば、チルボトのHate Crew Deathrollかな。

全部の音が目の前で弾かれてる、しかも音の良いライブハウスで爆音で鳴らしているような迫力です。

これは一般的な耳においてもめちゃくちゃ音の良いアルバムだと思う。

 

J POP

 

 

 

遊び心溢れるシンセやアレンジが現代的なミックスで全部前に出てくる感じは

リアルタイムですげえなぁとびっくりしたものであった。

発売当時のへなちょこな感性をいま改めて確認すると、やっぱ音がいいなぁ。

リズムががつんと出てる。他の音も前に出ているようで凹凸がある。

 

 

J ROCK

 

 

音良いアルバムと言われると、どうしてもクオリティの高いアーティストになっちゃうのが悔しいんだが

矢沢永吉のDon’t Wanna Stopは本当に抜群に音が良いので、困るね。

90年代初頭でこんな音が録れるのかと思う。

 

 

XのJealousyも音はいいと思う。他のロックの音良いアルバムより軽いなって思うんだけど、

音像がクリアで、キレキレだったYOSHIKIや他のメンバーたちの演奏がとてもいい感じに混じっている。

音楽性、音のまとまり方なんかは一種日本のバンドの到達点って感じの音だよね。

あとはSay anythingのボーカルとピアノとドラムの混じり方が好きで、マニアックすぎるか。

 

オーケストラ

 

交響組曲 ドラゴンクエストIII

 

交響組曲 ドラゴンクエスト3

 

クラシックに関してはあまり知識もなく、好きな曲をいい加減に聴いているので

あんまりこれはいい音っていうのを明確に探せていない。

これはNHK交響楽団の演奏らしいが、金管も木管も弦も打楽器類も素晴らしい空気感だ。

特に曲はもう親の顔以上に知っているくらいなので、何がおきているのかがわかるのもリファレンスには素晴らしい。

 

ピアノ

 

 

George winstonのDecember

アルバムの内容がめちゃくちゃよいのに引っ張られているとも思うが、

改めて真面目に聴いてみると、ピアノの微細なタッチから強い音、

壁から帰ってくるような残響までがものすごくリアルだし、

低いところから高いところまで全部の音が美しい。

改めて聴きなおして一番すごいなって思ったのが本作かも。

 

さて、この辺りの作品でモニターを探してみますか。

今回の旅行は、アルコールを控えている中でのものです。本来であれば、酒とのマリアージュを楽しむところですが、今回はその代わりに「二郎」を食べる体験で補おうと考えました。地方にある二郎に遠征するのも、以前から心の中にあった気持ちでしたので、ちょうどよい機会です。

前日は野球観戦をし、酒を飲まなかったおかげで、翌朝は元気に起床。ジェラートを食べたり、散歩をしたりして、二郎の店舗にオープン30分前に到着しました。平日にもかかわらず、すでに10名近い強者たちが待機しており、少々驚きましたが、私も同類だなと思いつつ、列に加わり、スマホで店のルールを調べて待ちます。

オープン前になると、若いスタッフの方が事前に注文を取りに来ました。私は「小ラーメン」と「麺硬め」をお願いしました。いつも忙しいお店でこのような事前確認をしていることを考えると、とても親切な対応だと感じます。

オープンと同時に、幸運にもファーストロットに入ることができました。11時半になり、再度食券機で「小ラーメン」の食券を購入し、順番に席に案内されます。食券を卓上に置き、水を確保してしばらく待ちました。

卓上にはカネシ(醤油)、レンゲもあり、水は冷たく、とても美味しいです。

しばらくして「ニンニク入れますか?」と聞かれたので、「ヤサイスクナメ、ニンニク、アブラマシ」とコールしました。思った以上に野菜の量が多く、二郎らしいボリューム感に驚きました。

まずは野菜から食べ始めましたが、シャキシャキとした食感が美味しく、塩味が足りないと感じたため、卓上のカネシを足して味を調整しました。

スープを飲むと、醤油の濃さというよりは、豚と醤油、出汁がとろけるように混ざり合った乳化スープで、硬めの麺がスープをしっかり吸い込み、とても美味しかったです。固形脂も甘みがあり、全体が一つにまとまった時に、どこか温かさや優しさを感じるような、東北人らしい味わいに思えました。

食感はしっかりしていながら、脂の旨味がプチンプチンと噛み切れ、麺や乳化スープとの一体感がたまりません。ニンニクが入ってパンチが効いていますが、非乳化の強烈な攻撃力ではなく、むしろマイルドでありながら、食べ進めるほどに「美味しい!」という気持ちが増していく味わいです。

デフォルトの麺量もかなり多いので、二郎に慣れていない方や、体調に不安のある方には「少なめ」をおすすめします。このお店では事前に量を聞いてくれるので、恥ずかしがることなくお願いできるでしょう。

乳化系二郎の中では、個人的に最強かもしれません。





















仙台での野球観戦の翌日、予定していたことは昼過ぎまでに大方片付きました。さて、次はどこへ行こうかと考えたところ、ふと山形駅に行くことに決めました。特に目的はなく、鈍行の仙山線に乗り、ゆったりとした気分で食事をして帰るだけのシンプルなプランです。AIやデジタルが好きな一方で、こういった力技を実行するのも得意です。

鈍行はゆっくりと進み、スマホで「鬼滅の刃」を見ているうちに、いつの間にか山形に到着しました。山形の街は、どこか昭和の面影が残り、東京の蒲田のような少しダーティーな雰囲気も感じられますが、それに東北の地方都市らしい独特の香りが加わり、魅力的な街並みが広がっていました。

駅ビルで弟のためにワインを購入した際、店員さんにおすすめの店を聞き、今回の食事先が決まりました。地元の人たちはラーメンが大好きで、飲み会の締めにもラーメンを楽しむそうです。雑誌やネットの情報ではなく、地元のリアルな声こそが宝だと思っています。

お店に到着すると、地域に根ざしたチェーン店のようで、飲み屋街に混じりつつも独特の光を放っていました。平日の夜にもかかわらず、多くの地元の方々が集まり、人気ぶりを実感しました。老舗のような雰囲気の中華料理店でありながら、注文はタブレットで行う最新スタイル。山形名物の冷やしラーメンが有名とのことだったので、それを頼みました。相方はあんかけ肉かけラーメンを注文し、さらに二人で半チャーハンも追加。

冷やしラーメンはシンプルな醤油ラーメンを冷やしたものですが、キリッとした冷たさとさっぱりとした味わいが特徴です。お酢を少し足して食べることで、さらにさっぱりとした味わいに仕上がり、アルコールと一緒に楽しめそうな一品でした。

肉かけラーメンは、筍やキクラゲ、肉を炒めた餡がかかっており、ラーメンと炒め物の組み合わせが絶妙でした。特に山形らしさは感じませんでしたが、非常に美味しく、地元の人々に愛されている理由も納得です。

そして、半チャーハンがまた絶品。にんにくの風味が効いていて、肉や卵、そしてご飯が見事に調和した一品で、シンプルながら非常に満足感がありました。

すぐに山形を去らなければならなかったものの、短い滞在の中で地元の味を少しでも体験できたことが嬉しかったです。今度は飲兵衛の友人たちと一緒に、山形で飲んだ後のラーメンを楽しみに訪れたいと思います。





























ちょっとした用事で飯田橋まで足を運ぶ機会がありました。飯田橋といえば、私が社会人になりたての頃を思い出します。当時、友人の多くがこの街で働いており、「飲むなら飯田橋」というのが定番でした。わさび巻物が格安のお寿司屋で、友人たちとビールやハイボールをたっぷり飲んだ思い出が今でも鮮明に残っています。しかし、今では友人たちも結婚や仕事の忙しさ、または体調を崩したりして、あの頃のように気軽に集まって飲む機会は少なくなりました。私自身も現在は断酒中ということもあり、時の流れや変化を改めて感じます。

今回の飯田橋訪問では、ランチを取るために「上等カレー」に初めて立ち寄りました。名前は以前から聞いていたものの、実際に食べるのは初めてで、期待が高まりました。注文したのは、定番のカツカレーです。

お店は2階建てで、2階のカウンター席は意外にも落ち着いた雰囲気。小さなバーのような空間で水を飲みながら待っていると、ヨーロッパ系の美しい店員さんがカレーを運んできました。

一口食べてまず驚いたのは、その美味しさです。フルーツのほのかな甘みがありつつ、スパイスが程よく効いており、濃厚なソースの旨味がしっかりと感じられました。変に甘すぎることもなく、カレーそのものの美味しさが前面に出ています。見た目が少し日の出カレーに似ていたので不安もありましたが、その心配は杞憂に終わりました。

カツもサクサクのロースカツで、カツカレーの要となるポイントをしっかり押さえていました。全体にかけられた胡椒は、個人的には控えめでも良かったかもしれませんが、生卵が加わることで、胡椒のピリッとしたアクセントが引き立ち、意外にも良いバランスになっていました。

こんなに美味しいカレーを食べられて、とても幸せな気分になりました。