最近は日本外交を巡るニュースでビッグニュースが多い。トランプ氏の日米安保破棄への言及もビッグニュースだが、やはり韓国への半導体材料の輸出規制は驚くべきニュースだ。
日本は徴用工判決への事実上の対抗措置として、韓国への輸出管理を見直すことにし、半導体製造に必要な3つの材料を輸出規制する。さらに安全保障上の友好国への優遇措置対象国から韓国を除外するという。韓国の輸出の2割は半導体ゆえ、半導体の材料の規制により事実上の禁輸に近いかたちになれば韓国の半導体産業は大きな打撃を受ける。今回規制対象となった材料の韓国側の在庫は1か月しかないらしく、おまけに対象の3つの材料は日本のシェアが7~9割ゆえに代替国を探すのは難しい。韓国側は「代替輸入先を探す」とか「WTOへの提訴も検討する」等、息巻いているが、規制はもう7/4からはじまるので対応は間に合わない。WTOへの提訴とはすごんだものの、あくまで優遇措置が取り消されて通常国の扱いに戻すわけでWTOに提訴するような事案ではないし、提訴してから結審するまで数年はかかる。その間に韓国の半導体事業は壊滅だろう。7/4に規制を開始するので、その間に輸出が行われない場合、8月中にも在庫が切れることになる。
それにしても、この韓国側の対応をみてみると、やはり韓国は誠に愚かな国である。結局、中国の属国として長年生きてきて、大国にすがって生き抜いてきたので、外交のノウハウがない。かつては韓国も貧しく、日本が世界第二位の経済大国だったので遠慮していたところもあろうが、もはや日本の国力もピークを迎え、韓国もある程度の経済力をつけた今日、韓国に遠慮する意味もない。経済力をつけたとはいえ、韓国の製造業の部品の多くは日本に依存しており、また日本の部品は高い技術力を要し日本のシェアが高いために代替国があまりなく、日本から輸出規制されば韓国にとって大打撃である。一方で、韓国が製造する製品は、他にも製造している国が多く、代替国は少なくない。日本も韓国から半導体などを輸入しているが、もちろん輸入コストなどは高くなるが代替国を探せばいいだけで、もちろん日本経済にもマイナスだが致命傷とまではならない。
5000万人以上の人口で一人当たりGDP3万ドルを超える国は世界に7つしかないが(韓国側は「30-50クラブ」といっている)、その1国に韓国も食い込んだことで、大国との意識が芽生え、日本と対等との意識になってしまったんだろう。しかし、韓国は、面積的にいうと日本の北海道ほどの面積しかない。人口規模でみても、日本は1億2600万人で(西日本の人口だけで6000万人を超える)、韓国(5100万人)より大きい。経済力でみれば韓国の経済力は、日本の首都圏に及ばない。韓国は、無視できるほど小さくないが、日本に張り合えるほどの強国ではない(世界に人口1億を超えて一人当たりGDPが3万ドルを超える国は日本とアメリカしかない)。韓国は経済指標も悪化し、人口も頭打ちで来年にも人口減少に転じ、2030年代には5000万人を割る予測だ。今回の日本の規制措置で半導体産業が衰退すればGDPもマイナス成長に転落してもおかしくない。
韓国経済はガタガタだが、対日姿勢を改めない以上、良い機会なので韓国との関係は縮減していくのが両国にとっていいのだと思う。日本は「自由で開かれたインド太平洋」を提唱して、オーストラリア・インドとの連携を強化して中国牽制を目指しており、韓国の重要性は低下し、もはや北朝鮮問題でしか必要ない。その北朝鮮問題も、韓国仲介の米朝会談は破断し、米国主導の首脳会談が実現したので、もはや自称仲介者としての韓国は不要になった。日本の輸出規制対象を拡大すると警告しているが、韓国側はまだ虚勢を張っている。しかし、堪忍袋の緒が切れた日本が譲歩することはないから、結局、韓国が折れるまで続くだろう。結局、日本と韓国では国力に大きく差がある。切捨御免の武士の国の日本をなめたツケは大きい。
