魂のチャレンジャー・5 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

<魂のチャレンジャー・1>
<魂のチャレンジャー・2>
<魂のチャレンジャー・3>
<魂のチャレンジャー・4>
の続編、そして最終回です。

L子さんと結婚するお相手のホロスコープ。
出生時間が判明し、そこから見えてきたものは、驚愕の真実でした。

ただ相性がどのこうの、バイオリズムがどうのこうの、そんなものを突き抜けた真実がそこにはあったのです。

私はすでにホロスコープ・チャートがいかなるものか、L子さん親子三人に説明していました。
人は生まれ変わる。
これは科学的に研究され、さまざまな検証や実証も行われている。
催眠誘導で中間生(あの世)の記憶を呼び覚まされる場合もある。
その報告によれば、魂は人として生まれてくる前、人生の計画を立てる(ブルー・プリント)。
その計画が反映されたものが、ホロスコープ。
ゆえにそれは天や神が強制的に与えた運命ではなく、その人本人が望んだ人生の形であり、試練でさえ、そのために設定されているということ。

彼のチャートは、出生時間修正をすることで、完全なものとなりました。
(……まさか、ここまでとは汗
私は思いました。
彼のチャート。
それは、まさにL子さんを妻に迎えそうなホロスコープに変容したのです。
L子さん側からは、これははっきり見えていました。
そして彼の方からも、はっきりこの女性こそが結婚すべき人なのだということが表示されるようになったのです。

たとえ、別れる運命にあるとしても一度は結婚する相手に違いない。
ブルー・プリントの中には、そのような経験をすることもプログラムしているケースもあるはず。

けれど。

この二人は、それに留まらない。

それが分かりました。

彼のチャートの中では、結婚相手や結婚運を支配する星は、宿命の星の配置、ヨッドに組み入れられていました。
非常に強い形で。
まさに宿命の女性と結婚する相です。

これを発見した瞬間、私はすべてが洞察できた気がしました。

私 「たぶん、あなたがたは前回の人生でも一緒だったはずです

L子 「前世で、ですか……?」

私 「そうです。そして別れています。だから、今回の人生は絶対に別れないという誓いや計画を立てて生まれてきていると思われます。

それほどあなた方は宿命的な二人です。

こういう計画を立てて生まれてきている二人がいるとしたら、その人たちのホロスコープは結婚運が平穏無事でしょうか?

違います。

今にも別れそうな危険と隣り合わせの運気を持ちながら、それを克服していくことにこそ価値があり、努力があって成長があるのです。

あなたがたは前回失敗し、だからこそ、今回は今にも別れそうな運気を持ちながら、それでも一緒にやっていこうとしているんです。

今度こそ、という誓いを胸に

私は確信を持って語りました。
実際、そのチャート解読が真実だと立証する術はありません。
それこそ退行催眠でもかけて、前世記憶を思い出さない限り。

でも、こういうときって、よくあるのです。
考えるよりも、もう語っているのです(←おいおい汗

ちょっと怪しい人になってしまいますが、何かを受信し、閃いたときには、そういうことがあります。
そしてそういうときには、本当に確信に満たされていて、真実をぐっとつかみ取れた感触があるのです。
そういうときは理性ではなく、違う脳のポイントで語っている気がします。

たしかに細部では異なる部分があるかも知れません。
しかし、この二人には前世的な因縁があり、それを克服するために一緒になることを計画している。
それは間違いないように思えました。

そうしてあらためて見てみると、L子さんも危険度は高いけれど、太陽は天王星と直接の関係を持ちません(太陽・天王星ハードは、もっとも典型的な離婚相)。
彼のチャートも、非常に波乱に富んだ結婚運ですが、絶対に離婚するというようなものでもない。

おそらく、これが真実。

二人は誓い合って生まれてきた。
そしてまったく違う部分を持ち寄りながら、それでも手を携えていこうとしているチャレンジャー。
魂のチャレンジャー。

学ぶべきは思いやりの心。
信頼。
あきらめないこと。

きっと、そう。

それこそがL子さんの魂の計画。

私はそのことを強く語り、最後にこう言いました。

私 「難しいことにトライされておられます。でも、できますから。

やってくださいビックリマーク

L子 「なんだか、希望が見えてきました……」

私は二人の結びつきが、少しでも強くなるような日を算出し、その日に入籍するようにアドバイスしました(時刻まで限定し)。

こうしてL子さんの鑑定は終わりました。


しばらくして、私はこのことをブログ記事に書きたい、書くべきだと思うようになりました。
なぜなら、私たち全員が、じつは魂のチャレンジャーだからです。
それぞれに目的は違っても。

だから、L子さんに許諾を頂き、この記事をUPさせて頂きました。
彼女の個人情報をぼやかすために、彼女の干支で説明したところを私の干支で記事にしたり、分かりやすくするために話の順序を入れ替えたりしていますが、大筋においてこのような鑑定でありました。

L子さん、ありがとう。

そして、皆さん…。
あらゆる夫婦関係の中でも特別に難しいことにチャレンジしているL子さんたち。
これから結婚する彼らに祝福を贈ってあげてください。
そして、二人がうまく行くよう、魂の目的を遂げられるように、祈ってあげてくださいませんか?

zephyrの心底からお願い申し上げます。
私も祈ります。

どうか、幸せに……。


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