人が幸せになるために何をすればよいか・5 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

<人が幸せになるためには何をすればよいか・1>
<人が幸せになるためには何をすればよいか・2>
<人が幸せになるためには何をすればよいか・3>
<人が幸せになるためには何をすればよいか・4>
の続編~。皆様、長い記事にお付き合い下さいまして、ありがとうございます。<(_ _)>
今日で最終回です。

不思議なことなのですが、この記事を書いている最中に、この記事にまさに該当するようなアドバイスをしなければならない人に、かなりの確率で遭遇しました。
つまり、ただ未来や運勢を解読するだけではなく、人生の根本から何らかの改変を必要とするような方です。
良い運気が来ても、それが発動しないケースがあります。
典型的なのは、太陽と月の良きアスペクトです。
これはしばしばこのブログでも取り上げて来たのですが、太陽と月の良きアスペクトは、良き縁を招来することがあります。
しかし、不発に終わることもあります。

たとえばたった今結婚して幸せにやっているのに、それが来たからと言って「運命の異性」と出会うなんていうことは起こりにくいはずです。
すでにお相手がいるのですから。

それだけではなく、新しい良き展開を迎えてもおかしくない運気になっても、意識が過去に囚われていては、先に進むことができない場合もあります。
囚われている事柄に関わって、「負」の想念を抱いていたらよけいです。

皆さん、過去の囚人になるのはやめましょう。
みんながそれぞれ幸せになる権利があり、そのためにこそ人生はあると私は信じたいです。
これからの未来、それは皆さんが思い描く、最上級のものを獲得して良いのです。
罰なんか当たりません。


さて。
人が幸せになる最大の秘訣、もっとも大きな魔法。
これです。

これは対価の払い方にも深く関わっています。
心のありようと密接に結びついています。
このシリーズの最初のお話の中で、自分とはなんなのか、自分の人生になんの意味があるのか、などの悩みを抱えていた女性の話をしましたが、彼女は「自分」というものの、いわば「囚人」になっていました。
自分にこだわるあまり、見失っていたのです。

これは今、幸せになりたいと願っている多くの人と同じなのです。
そう、多くの人々と同じです。

「良い人と巡り会って幸せになりたい」
「仕事で成功したい」
「金持ちになりたい」

これらはすべて「自分が」ということですよね?
つまり自分に拘泥しているのです。
それは獲得しようとすればするほど、じつは空回りしてしまうことが多いのです。

なぜなら、人生は自分の想念が作り出して行きます。
「ほしい」とか「そうなりたい」と強く願うというのは、つまり「今自分はそれを持っていない」とか「そうでない」と宣言するのと同じなのです。
すると、そのような自分が繰り返しコピーされて創造されて行きます。

願うことはよいのです。
しかし、それに囚われると、想いは同じレベルで留まってしまって、成長も発展もしなくなってしまいます。
願ったら、それに囚われないこと。
重要です。

だから、まず信じてみましょう。
望む未来を自分が獲得できることを。
自分が幸せになれることを。
本当に信じたら、何度も何度も不安に思う必要はなくなります。
当然そうなるのですから、大丈夫です。

不安に思っていたら、大丈夫ですか?
ここを考えてみましょう。
不安に思っても、精神的に悪いだけで、プラスになることはじつはあまりありません。

だから、信じて損になることはないのです。
「だって、不安に思って心配していた方が、実現しなかったときにあまりがっかりしなくていいじゃない」
この考えこそ、じつはもうすでに実現しない未来を受け入れているのです。
そりゃ、実現しませんよ!

だから、不安を抱かないのがいいのですが、なかなか人間、そうも行きません。

そこで私が提案する、人が幸せになる最大の秘訣、もっとも大きな魔法。は……。


自分のことは考えなくて良い。


というものです。
「はい? なんじゃ、そりゃあ」と思うかも知れません。

極論すれば、悩んでも悩まなくても、なるようにしかなりません(じつは違いますが。悩んで不安になったら、そっちへ引っ張られますから)。
あれこれ悩む必要は、もともとないのです。

不安に思うこと。
それはじつは幻想に過ぎません。

私たちは幻想に振り回されて人生を終えて良いのでしょうか?
幻想に振り回されるのも、自分に囚われるからです。
いっそ自分というものを捨ててしまえば、こだわる必要もなくなるのです。

そして、たった今、自分にできることをまわりに人に対してすればいい。
それも因果応報の法則に従って、善意を、愛を、光を。

たとえば子供に、家族に、配偶者に。
たとえばクラスメイトに、会社の同僚に。
たまたま隣り合わせた人に。

ただ、これだけで良い。
よけいなことは考えなくて良い。


そして、これは占星術法則が当てはまらない人がなぜ存在するのかの補完的な推論にもつながります。

私が遭遇した二人の、ハードアスペクトの影響を受けない女性。

彼女たちの心は軽く、自分に囚われず、愛や感謝で基本的に成り立っている。
だからこそ、一般的には「不運」と考えられるようなことも、スルーしてきている。
それだけの良き蓄積が、彼女らにはあるからです。
だからハードアスペクトさえ、中和できる。

これは、100%善意や愛でその人が満たされたら、ハードアスペクトは無力になるということを意味します。
つまり占星術法則を超えることができるのです。

なかなか人はその段階まではゆけないかも知れません。
でも、ごく普通の人がそうして存在していたりします。
自分にできないことははい、はずです。

まとめとして。
「自分に囚われないこと」
「ただ、今自分にできる善意や愛に基づいた行動をすること」
この二点です。

たったこの二つのことが実現できれば、人は幸せになれます。
いや、たぶん「自分に囚われなくなった瞬間」、すでに幸せなのかも知れません。

どうか、皆様に幸福が訪れますように。
いや、皆様が幸福そのものとなれますように。

尚、この記事が終了するまでの間に、はからずも(?)コメントを下さったHeartさん、makiさんに感謝申し上げます。
おかげで記事はより強固で、明確なものとなりました。
私だけではなく、読んでください方にも、きっとお役に立ったはずです。
ありがとうございます。


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