いよいしょおぉぉぉこんにちは銭にゃんこ原井です
貸借対照表で、「負債の部」って少なければ少ない方がいいですよね?
それ、絶対ですか
絶対の絶対の絶対に
「負債の部」は少なければ少ない方がいいって言いきれますか
今回は「まぁ…そういう見方をしたらそりゃそうだよね」な『財務レバレッジ』です!
①財務レバレッジとは? [Leverage]
Leverageは英語で、
①てこの力 てこ装置
②(目的達成のための)効力 影響力
③《主に米国で用いられる》 借入資本利用
という意味があります
③にもうほぼ答えみたいな感じの書いちゃいましたけど、
いかに少ない株主資本から、いかにたくさんの総資産を事業に投入しているか
という考え方です
②貸借対照表で見てみると
例えばこんな貸借対照表があったとしましょう
こちら、「自己資本比率」という視点で見ると、純資産(200)は総資本(1,000)の20%に相当する割合なので、「自己資本比率」は20%となります。
一般的に「自己資本比率」は30%確保したいと言われているので、もうちょいって感じの貸借対照表ですね
では視点を「財務レバレッジ」にしたらどうなるでしょうか?
「財務レバレッジ」の、「いかに少ない株主資本から、いかにたくさんの総資産を事業に投入しているか」という見方をしてみましょう
こちらの例だと、
純資産は200しかないのに、負債を800も抱えて、総資本1,000って規模の事業をしてるんだね5倍なんて、すごい倍率だよ これぞまさに「てこ」だよ
と考えてあげます
③「自己資本比率」と「財務レバレッジ」の関係
自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資本 × 100
財務レバレッジ= 総資本 ÷ 自己資本 × 100
となっており、逆数の関係にあります
借入れをして負債を増やせば増やすほど「自己資本比率」は下がるけど、「財務レバレッジ」は上がっていきます
安全性の立場から見ると、「財務レバレッジ」は低い方が良いですね
「財務レバレッジ」は「いかにたくさんの借入れをしているか」を示しているとも言えます
記事内容は投稿日時点のものですもし加筆修正など必要な記事が御座いましたらご指摘いただければ幸いです 銭にゃんこ原井祐貴