今回は妊娠から出産についてです。

といっても、ディアハウンドの出産は一度しか経験がありません。子供の頃、実家にいたナツと言う名のミックスが、2度出産しましたが、朝起きたら産まれていたという感じでした。ナツは、とても賢い柴犬のミックスで、出産から育児まで、人間の手を煩わすことがありませんでした。子供だった私の思い出は、ただただ子犬が可愛かったことくらいです。


ソフィーの交配は、12月10日に人工授精によって行いました。ヒートに入って、近所の獣医さんで2日に一度、血清をとってもらい、人工授精をする獣医院に送り、プロゲステロン値を測定しました。プロゲステロンは黄体ホルモンで、排卵をより正確に予測するのに使われます。

私の獣医院では、測定値が10.00を超えた日の前日を排卵日と予想して、約2日半後に人工授精を行いました。犬は排卵しても、卵子の熟成に48時間〜かかります。ソフィーの予想排卵日は12月8日。人工授精は10日の夜でした。 


4週間後、エコーで、妊娠を確認しました。ソフィーが超大型犬なので、小型犬を想定したエコーでは、頭数の確認は出来ませんでした。



出産2日前のソフィーです。

あまりお腹が大きくないので、4、5頭くらいかなと、思っていました。




ソフィーの出産は、厳戒態勢で臨みました。出産予定日の2月11日の4日前から、日に3回体温を計りました。出産の24時間前から、体温が1度程下がります。2月9日朝、ソフィーの体温は38.5くらいから、37℃台に下がり、2月9日の夜を迎えました。夜11時を回り、体温以外の変化は無く、もう、今日は大丈夫かな、なんて思い、眠りについたその時!

0:00分、ソフィーが破水したのです。男2人は、すぐに熟練のブリーダーのトムを迎えに走りました。私と姉はソフィーに付き添いながら、トムが来るまで待ってソフィー!と祈りました。まだトムが到着する前の、0:50分、初めての子が産まれてしまいました。羊膜に包まれた子犬の袋を破り、タオルで拭き、へその緒をデンタルフロスで縛って切り、鼻を吸ってやって、元気な鳴き声を確認して、姉と2人で涙ぐみました。



初めてのパピー、サーシャの誕生です。その5分後、胎盤が出ました。また、産まれたかと勘違いしたりしました。その後はトムも到着し、ソフィーは次々に9頭も産んだのです。


 1250 560g 

  150 530g 

   251 329g 

   313 600g  

   7  569g  逆子

6   水色  817 525g 

7     127 520g 

  1300 650g  

   1400 630g  男逆子


これが、出産の経過です。

何頭産まれるのかわからなかったので、夕方まで待って、出産を終えました。



幸せな、本当に幸せな瞬間でした🥰