
ノリタケ 日本陶器時代のディナープレート
ノリタケは世界的に有名な日本のブランドです。
海外への輸出品は主に観賞用でした。
しかし、明治23年のパリ万国博覧会で白色硬質磁器に出会います。
ノリタケカンパニーの前身の日本陶器の創始者たちは、外国向けの洋食器を作るべく研究を重ねます。
欧米への輸出にはディナーセットを作る技術は必須でした。
全く同じものを作る技術。
白く堅牢なボーンチャイナの製造。
とりわけ、ディナープレートといわれる27cmのプレートは困難を極めました。
10年の歳月を要したと言われています。
また、オールドノリタケと言われるものは、欧米向けにゴージャスに作られたものを指すことが多いようです。
日本人の感性からすると、ちょっとデコルテが過ぎるように思えますが、、、。
しかし、コレクターが世界中にいるせいか、贋作が多いことでも有名です。
私が今回紹介するのは、日本陶器株式会社時代のもの。
ノリタケカンパニーのHPによると、1981年にノリタケと改名しているので、それ以前のものです。
個人的な好みだと、これくらいシンプルものがいいなあ。
ディナープレート、27cmです。
よく見ると可愛い。
幾何学模様と思いきや花柄。
わかるかなあ?
このプレートの歪み。
これこそ時代の味わいだなあ、と思うのです。
陶磁器の真贋について思うこと
フリマアプリを使い始めて、改めて気が付いたことがあります。
私は陶磁器コレクターを自認していますが、同時にバックスタンプマニアなのかもしれない、、、と思い始めました。
商品のバックスタンプを見るのが楽しくてたまらない
ただ、ソーサーやカップの裏を撮ってるだけで、バックスタンプのアップがないものが結構あるのです。
19××年のものです、と書かれててもバックスタンプ見ないと信用出来ない。
あと、同じデザインでも作成された年によっては記念スタンプになっているので、その確認もしたい。
時々、ペインターが筆の様子を確かめるために、ソーサーの裏に試し書きをした色が付いていることがあるのですが、そんなところも確認もしたい。
窯の番号も気になる。
もちろん、スクラッチの有無も気になる。
とにかく、頼みます!
バックスタンプのアップをお願いします!
フリマアプリなどで購入すると偽物では?と不安になることがあると思います。
時々、これは嘘でしょー、という説明もあります。
よく言われることですが、比較的イギリス陶磁器は偽物が少ないです。
なぜなら、そこまで高級品ではないので、贋作をつくるほどの価値がないからです。
マイセンなどは要注意です。
ロイヤルコペンハーゲンも注意して下さい。
私の専門(?)はウェッジウッドなのですが、長年見続けたうえで、何となく思うことがあります。
あくまでも私見という断りを入れておきます。
日本のデパートで売られているものは、超一流品が入って来ます。
日本の代理店が、日本人向けのクオリティで選んでいます。
とにかく、私はさまざまな場所で販売されているウェッジウッドを観察していた時期がありました。
例えばイギリスで100個作って、スクラッチ品が10個出たとします。
残り90個は1級品なのですが、日本人は更にそれを分けてる気がします。
そのクオリティの違いは、販売される場所の違いに現れます。
同じシリーズでも、極端な話し、窯が違えば味わいが変わります。
年代が違えば、プレートのサイズが違ったり、厚みや重さが違ったりもします。
バックスタンプだって、どんどん変わっています。
一概に自分の持っているバックスタンプと違うとかで、すぐさま偽物と疑わなくてもいいと思います。
アンティークに関しては、バックスタンプという観念がない時代のものは、たとえ有名な窯でも入っていません。
でもまあ、たとえ偽物でも本物でも、自分が気に入って、この価格でもいいと思って買ったなら、それを楽しんで下さい。
庭の沈丁花の花。もうすぐ咲くかな。
九州は春が早い。
洋食器の揃え方② ウェッジウッド コロシアム
前の記事で、カップ&ソーサーをペアで揃える必要はないのでは? と書きました。
あくまでも、私の場合は、ですが。
もう一つ、定番の揃え方があります。
トリオという、カップ、ソーサー、ケーキプレートの三点セットで揃えるパターンです。
そっちの方が、私には合っているような気がします。
1人時間を楽しむ時も、トリオで揃ってた方が華やかな感じがします。
友人たちを招いた時も、まずケーキプレートを好きなので選んでもらって、そのお揃いのC&Sでお出しする、と言う方が素敵じゃないですか?
ウェッジウッドのコロシアム。
男性にはこういったシンプルな方が出しやすいです。
C&Sのバックスタンプ。
ポートランドの壺の名残りのある「W」マーク。
ケーキプレートのバックスタンプは、ウェッジウッドの創設者ジョサイア・ウェッジウッドの没後200周年のもの。
1995年です。
洋食器の揃え方① ウェッジウッド オズボーン
独身時代、なんとなく夢見て、C&Sはペアで揃えてました。
でも意外と、相手とペアで使う機会ってないんですよね。
たくさんあるだけに、その時の気分や、相手のイメージでカップを決める方が断然楽しい。
そこで、気が付いたのです。
今頃になって。
ペアで持つ必要ある?と、、、。
以前も書いたけど、陶磁器コレクションの置き場がもう限界です。
いろいろ紹介してきたけど、まだ半分も紹介しきれてません。いや、半分どころか5分の1あたり。
さすがに、この量は問題があるような気がします。
実家に置いたままになっているものもあるし、、、。
なんかねー、思うのよ。
陶磁器コレクターが自分のコレクションを持ち寄って、物々交換するっていうイベントないかなあ。
昔、切手蒐集が流行った時、同じ切手を数枚持ってたら、持ってない切手と交換したりしてたじゃない。
あんな感覚。
ペアの片割れを持って行って、違うC&Sと交換したいなあ。
フリマアプリだといちいち送料700円がかるし。
って、交換したら全然減らないじゃん
ウェッジウッドの、オズボーン。
これもペアで所有。
小花の彩りや、金の縁取りとか、イギリスらしくて好きです。
私も来客もコーヒーを飲むことが多いので、この形は重宝します。
そろそろビンテージと言っていいぐらいになり始めた、ポートランドの壺のバックスタンプ。
こちらはカップのバックスタンプ。
このころは、カップにもいろいろ文字が入っていますが、その後「W」のマークしか入らなくなり、寂しい限りです。
YouTubeでも紹介しています。
レシピ動画の後、オズボーンの紹介がでます。
ウエッジウッド カントリーウェア
スポードのボーンチャイナに続き、ウェッジウッドも様々な名品と共に陶磁器の普及に貢献しましました。
英国で最も有名といっても過言ではないでしょう。
22.5cmのプレート。
カントリーウェアという名前がつけられています。
ボーンチャイナです。
優しい肌質。
バックスタンプは、懐かしいポートランドの壺マーク。
この壺マークも、この後サイズが小さくなったような、、、?
気のせいかな?
1998年ごろから、ポートランドの壺を取り込んだ「W」に変わりました。
今は、バックスタンプに壺の名残りはなくなっています。
懐かしい写真発見。
子どもが小さかったとき、一緒に作ったケーキ。
カントリーウェアのサイズにぴったり。
このお皿を使った動画です。お皿の紹介も入っています。
良かった観て下さい。チャンネル登録もしてくれると嬉しいです。
スポードのプレート イギリス
中国や日本の陶磁器に憧れた西洋ですが、イギリスには、磁器の原料であるカオリンが産出されませんでした。
東洋磁器のような、滑らかで薄くて、白くて丈夫なものをとイギリスは模索しはじめます。
そして、生まれたものが、ボーンチャイナです。
磁器に勝る程の、肌の美しさと堅牢さをそなえました。
そのボーンチャイナをより早く完成度を高めたのが、スポードです。
日本では、ウェッジウッドに比べて知名度はあまりないようにも思えますが、英国王室御用達にもなっている会社です。
一番有名なのは、「ブルーイタリアン」なのですが、それはまた後日。
「ブルーイタリアン」の説明をするとまた長くなるので。
「スプリングデール」という名前が付いています。
春の谷、という意味です。これからの季節にぴったりです。
この器は、ボーンチャイナの更なる進化系、ファインボーンチャイナとなっています。
押印の「11」は窯の番号ですね。
2000年になるちょっと前頃に購入したもの。たぶん。
その後、スポードは2009年に倒産
その前年の2008年にはウェッジウッドも倒産しており、衝撃的なニュースが続きました。
もう高級食器の時代は終わったのかなあ。
正直、100均でもクオリティ高いし。
でも。でもねー。高級食器を使ってごらん。
生活の華やかさが違うから。
落ち込んだ日なんて、お気に入りのコーヒーカップで飲むと気が軽くなるから。
ちなみに、スポードは倒産のすぐ後に、同じくイギリスのポートメリオン社が引き継いでくれました。
ただ工場はアジア地域に変わり、もうイングランドの文字は入らなくなりました。
しかしっ!
伝統的な「ブルーイタリアン」は再びイギリス生産になっています。
、、、この記事の続きは、後日また、、、。
スージークーパー ドレスデンスプレイ トリオセット
スージークーパーはイギリスの陶器デザイナーです。とりわけ日本では馴染み深く、人気が高いように思えます。
昭和の時代、よく見かけたような気がしますが、今ではすっかりアンティーク(ビンテージ)になってしまいました。
スージーの故郷に咲く四種類の花々が描かれてます。
綺麗にトリオ(カップ、ソーサー、ケーキ皿)で揃っています。
エドワード8世が恋人に贈ったのは、このピンクバージョンのディナーセットです。
スージークーパーはバックスタンプが楽しい
1932年から1965年の間に使われたのですが、ドレスデンスプレイのデザインは1935年なので、それ以降ですね。
同じく1932年から使われてます。
焼成する時にお皿の表と裏がくっつかないように、支柱で支えた跡が残ってます。
これも、デザインされた1935年と見ていいと思います。
アースンウエアといわれる粘土を成形して低温で焼いた陶器です。
厚くてぼってりとした、暖かみのある肌を持っています。
1950年代までは、このアースンウエアが続きます。
........
雑記
100年以上経過したものでないと、アンティーク(骨董)とは言わないそうです。
ですので、この陶器は言うならばビンテージです。
今年は2021年。作られたのは1935年。
あと14年待たないとアンティークにはなりませんね。
ちなみに、フリマサイトでもスージークーパーのものが多く出てました。
日本に多く輸入されていたお品なので、またまだ倉庫に眠っているものがあるような気がします。
それにしても、1万円もしない価格(しかも送料込み!)で売られてたりして驚きます。
私は絶対そんな価格では手放しません
でも、興味のない人が持っているより、好きで大切にしてくれる人のもとに行った方が良いですね。
その点はフリマサイトの利点なのかもしれません。
もしかすると、不燃ゴミで捨てられてたかもしれないし。
フリマ雑感 なんでも鑑定団⁉︎
年末年始は発送ができないため、フリマアプリの出品は取り止めてましたが、再び始めました。
他の方の出品を見るとす、かなり低価格なのがあります。
これって、手数料と送料を差し引いたらマイナスなんじゃないの?と心配してしまう商品もあります。
送料最低価格のネコポスで175円。
たとえば本を300円で売るとすると、手数料10%で30円ひかれます。その後、売上金から送料の175円を引かれます。
結局、手元に入るのは95円!
その95円のために包装して発送手続きしに行って、メッセージのやり取りして、、、
私には出来ないけど、300円出品って多い、、、。
そして価格競争でまける。
これが服だと厚みがあるので、送料が最低でも700円。
1000円で売れると、100円引かれて、700円引かれて、手元には入るのは200円
服ならまだ割れる心配はないから梱包の苦労がないけど、陶磁器になると梱包材やその手間だけでも売上金200円では割が合わない。
似たようなものが出ている本や洋服関係は価格競争で負けています。
ただ、私のマニアックコレクションはそれなりの値段で売れています
で、表題の件。
「これ、なんでも鑑定団に出せるんじゃない?」
そうです。骨董好き、珍品好きの常套句です。
一体、これまでの人生何度このセリフを言ったことか
そして、フリマアプリでとある珍しい商品を購入して、家族の前でまた、このセリフを言ってしましました
この、珍品を集める癖、なんとかしなきゃなあ、、、と思うのですが、、、。
とにかく、フリマアプリの中には不思議のものが溢れるほどある!
そして、みなさん要領を得ていて、陶磁器のバックスタンプまでを撮ってくれているのも多い。
そのバックスタンプ見てるだけでも、時間を忘れてしまいます。
そのお宝鑑定団候補のものは、また改めて、、、。
しばらく手元であたためてから。
子どもたちから、ガラクタを売って、それ以上のガラクタを買う、と言われてますが。
雪があまり降らない私の住む地方。
雪が降るだけでも大騒ぎなのに、積雪までした今週末。子どもたち大はしゃぎです。
1番のお気に入りはダイソー品
陶磁器は好きなのですが、ガラス製品は苦手なのです。
最も苦手なのは、ガラス板のテーブル。あれ、怖い。何故だかとても怖い。
と、同時に気に入ったグラスにも出会えない。
気にいるストライクゾーンがものすごく狭い気がします。
以前使っていた、イッタラの透明グラスが割れてしまってから、次のお気に入りが見つかってません。
まったく同じものを買おうと思ったら、もう生産されてませんでした。
特にメーカーは問わないので、100均でもよく探していました。
そんな中、数年前に見つけたグラス!
たしかフランス製だったと思います。
フォルムと厚みと大きさと完璧です。
家族分4個買ったのですが、たまたま遊びに来た義父にこのグラスで飲み物だしたら、割られてしまい今は3個です。
その後、100均に行く度に同じものを探すのですが、もう見当たりません
なんで、余分に買っておかなかったんだろう、、、。
結婚祝いで頂いたウェッジウッドのワイングラスがあるのですが、ガラスが薄すぎて怖くて使えない、、、。
ある程度の厚みがないと怖いのよ。
でも、厚すぎても飲みにくい。
追記:このクリスマス柄のクロスは、アメリカのV.I.P.社のもの。
派手なので、テーブルクロスとしてどうなんだろ?と思いましたが、赤ってすごい。
そうでもない料理がおいしそうに見える
廃棄品から救い出したもの③ なんだこれ?
前出記事の、深川製磁の湯呑みを取り出す時に、「他に要るものあったら今のうちに取ってー」と義姉たちに言われました。
本当はガッツリ探し出したかったのですが、そこは、、、嫁の立場。
なかなか、、、。
ただ、隣棟に住む義父に毎日おかずを持って行ってたのですが、とにかくお皿を割られてばかりで
同じく前出の茶碗蒸しの器も5客あったのですが、割られて今は4客です。
夫を含め、「なんでこれ⁉︎」と言われました。
とにかく廃棄物に食器類が多くて。もっと落ち着いたお皿もあったのですが、年寄りには明るいお皿の方がいいかな、と
ところが、いざ使ってみると、まあ見事に料理をこの絵が邪魔する邪魔する。
そして、割られることを前提にしたこのお皿はまだ残り、他のお皿はまた割られてしまうという悲劇。
こんなことなら、もうちょっとお皿を取ればよかった。
前置きが長くなりましたが、何故このお皿をテーマにしたかというと。
いやー
驚きました。
絵本などもたくさん出版しているイラストレーターさんだったのね。
全く知らなかった。
料理が映えないとか、散々言ってごめんなさいだわ。
もしかして、実用品のお皿ではなく、飾るための皿?
器を愛して数十年。
使う主義なので、家族にも、客人にもその器を出します。
当然、割れた器の数も多い。
高くても買い替えのきくものはいいのですが、ビンテージ品や、思い出品は、どうしようもないです。
金継ぎの技法は知っていましたが、この本を読んで割と簡単に出来るのでは?と思いました。
ああ、捨ててしまった、あの割れた器を取り戻したい、、、。

































