「やる気を出す」は
目的になりません。

なぜなら
達したい目的があると
自然と湧き出てくるもの
だからです。

「欲を持ちたい」という欲が
ないように。



やりたくない、けど
やる必要があると
思うことがある。

やる気が出ない。

やる気を出さなくちゃいけない。

今、自分に必要なのは
モチベーションだ!

そう力を注げば注ぐほど
辛くなります。

だって、
やりたくないことは
どんなに力を注いでも
やりたくないことだから。



のどが渇いたとき
飲みたくないものは
何がなんでも飲みたくありません。

でも
飲まないと死ぬと
悟ったときには
飲みたい/飲みたくない、よりも
生き延びたい、が優先して
普段は飲みたくないものでも
「飲む」を選択したりします。

飲みたいかどうか
という基準だと
飲みたくないものでも、

生き延びたいかどうか
という基準だと
飲みたい、になったりします。

目的が明確になると
「やる気」は自然と出てきます。



学校に行きたくない人は
学校に行くのがつらいです。

しかし
将来なりたい職業になるためには
その学校で学ばないと
その職業には就けない、と悟った人は
学校に行く/行かないで
悩むことはないでしょう。

ましてや
学校に行くための
やる気を出したい、などと
思うこともないでしょう。

何をすれば
学校に行きやすくなるかを
考え続けるでしょう。

何かつらいときは、
目的を見失っていることが
多いです。



「やる気を出したい」と
感じたときには
目的を詳細に知ることです。

今からやろうとすることは
何の役に立つのか。

役に立った結果、
何が起きるのか。

それを可能な限り
具体的に描き出すことです。

さらに
共同体感覚を高めるべく
「それは誰の役に立つのか」
「それは誰に喜んでもらえるのか」を
知ることです。

目的があっての
「やる気」です。

やりたくないことを
自分に強要するのは
とても苦しいですから

まずは「やりたいこと」、
すなわち目的を
ちゃんと見ていきたいですね。

もちろん
無用な自己犠牲はなしで。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。



《関連記事》
もともと100%自由。目的に応じてカスタマイズしてるだけ。
あなたは世界一
人生の目的は、たやすく更新するもの
自信がない、は、ただ情報が足りてないだけ
やる前から疲れてしまう時は、目的を見たい
緊急ではないが重要なこと、の進め方