困難に立ち向かう
心の力をアドラーは
「勇気」と呼びました。

「勇気」を使えると
感じるしあわせは増えます。



家族の中で
自分が犠牲を払っている
感じがしてしょうがない。

でも家族がしあわせそうだから
我慢して犠牲を払い続けよう。

困難に立ち向かうとは
こういうことでは
ありません。

自分が犠牲を払っている感じを
家族と相談して
状況を改善していくことこそ
困難に立ち向かう、ということです。

自分が犠牲を払っていると
感じるのは、
それが自分の
役に立っていないからです。

役に立っていたら
それは犠牲ではなく
貢献です。

自分がしていることが
何の役に立っているのかを
明かにしてみると、
事態の改善は進みます。



自分のすることが
何の役に立つのか
わからずにするのは
自分に犠牲を強いている
ことになってしまいます。

一時的であったりすれば
その犠牲も少ないので
あまり気にならないかも
しれません。

しかし
それを継続的に
するのであれば、
だんだん苦しさが
増えてしまいます。

自分のすることが
何の役に立つのかを
自分に明かにすることは
大切なことです。



自分のすることが
何の役に立つのかを
明かにすることに
困難を感じることも
あるでしょう。

自分が犠牲を払い続けることで
何かを支えているなら
その犠牲をなくすことに
困難を感じることも
あるでしょう。

自分が犠牲を払うのは
誰の迷惑にもならない、のではなく
自分を大切に思う人々を
悲しませることだ、と思うことを
困難と感じることも
あるでしょう。

そんな困難を感じたときにこそ
「勇気」を使いたいですね。

自分のすることが
何の役に立つのかが
わかるとうれしいです。

自分の犠牲で支えていたものを
自分の貢献で支えられるように
なったらうれしいです。

自分が犠牲を払うことなく
貢献できていたら
自分を大切に思う人々は
喜んでくれます。
そんな姿を思うと、うれしいです。

何が正解かは
事前にわかりませんが、
向き合い続けることで
犠牲を貢献に変えていく方法は
確かに見えてきます。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。



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