自分を責め
自分を傷つけて
「自分なんてダメだ」
「生きててもしょうがない」と
自分を否定する。
その否定から
理想とは?を導き出して
実現のための一歩を踏み出す。
そうできるけど、そうせずに
「自分の重要度を高める」を
目的にしてその実現に
その否定を利用する。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/85/39/j/o0640096014906608182.jpg?caw=800)
私はこんなに苦しんでる。
それを見てあなたは何もしないのか。
そう訴えて、同情や謝罪を手にする。
手にすることで
自分の重要度を確かめる。
でも、この道は
往けば往くほど、苦しくなりますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/9b/ee/j/o0640042514906608357.jpg?caw=800)
私が中学生の時、
学校でひどい成績をとりました。
私の話を聞こうとせずに
親に、親自身の欲を満たすことに
私が利用されてることを
なんとか知らせて
助かりたいと思ったからです。
勉強ができなくなった
↓
何かあった?と心配する
↓
見た目では普通
それなら心の問題?
↓
親は自分の接し方を見直し、
私に耳を傾けようとするはず
↓
少しは私の話を聞き、
私の希望を考慮するように
なってくれるだろう
そんな期待をもって
やりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/c9/8a/j/o0640042714906608907.jpg?caw=800)
あんまりひどい成績だと
学校は親を呼び出し
三者面談みたいなことして
状況改善をしようとします。
家庭に問題があるのか。
家庭内暴力
経済的な問題
日常的な子供の世話
そんなことを
聞き取り調査するような
ものだったと思います。
そこまでコトが大きくなれば
親も反省せざるを得ない状況の
はずと信じて。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/ff/86/j/o0640042714906609208.jpg?caw=800)
成績が悪い、というだけで
教師から殴られたりしましたが
このまま犠牲を出し続けるより
状況はよくなると信じてました。
それに、心の状態は
お勉強どころではなかったので
休む機会を持ちたい、というのも
ありましたね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/0f/6f/j/o0640042114906609460.jpg?caw=800)
思ったとおり
ひどい成績だったため
親が学校に呼び出されました。
それを知ったときの
親の驚いた顔は、
おもしろかったです。
自分は悪くないと信じていたのに
学校に呼び出される、という
不名誉な事態になった事実を
受け入れられない、
そんな顔してたからです。
してやったり。(苦笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/83/76/j/o0640042714906609751.jpg?caw=800)
部屋に入ると
学年主任みたいな教師と
担任教師とあともう1人か2人
いました。
席について話が始まると
私が期待した通り進まない状況に
愕然としました。
お呼びだてしてすみません。
お越しくださりありがとうございます。
お子さんの面倒は
ちゃんとみてますか?
遅刻多いですが
朝起こしてますか?
食事させてますか?
夜寝させてますか?
お子さんと普段から
遊んだりしてますか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/3e/24/j/o0640035914906610069.jpg?caw=800)
なんだ、この扱いは。
親を責める会ではなかったのか...?
親はこんな質問に
すべて
「はい、ちゃんとやってます」と
答える。
実際は違うのに。
そして
お子さんの話は聞いてますか?
という質問にも
親は「はい、聞いてます」と
優等生のように、
おもねるように、答える。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/ba/43/j/o0640042614906611115.jpg?caw=800)
違いますよ、それ。
ウソですよ、それ。
本人が言ってるのだから
間違いありませんよ。
そう言いたくなって
「聞いてもらってませんよ」
と言ってしまいました。
教師たちは
「今ご両親と話してるから黙ってて」
と、取り合ってもらえず。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/96/08/j/o0640042314906611435.jpg?caw=800)
形だけの聞き取りが終わると、
教師たちは
次のように続けました。
そうですか、わかりました。
今後も成績が改善しないと
またお呼びすることに
なるかもしれません。
引き続き、
お子さんの面倒を
ちゃんと見てくださいね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/67/32/j/o0640042714906611573.jpg?caw=800)
は?
何この会。
子供の成績がひどくて
その原因が家庭にも
あるかもしれない、
そう思って親呼び出して
聞き取りしてるんでしょ?
子供の話より
親の「はい」を
信じるのか?
親、どこまで強いんだよ...
守られすぎだろ...
ひどい成績にした甲斐が
なかったのか...
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/c9/fc/j/o0640042514906612086.jpg?caw=800)
もう終わり、というときに
父親が教師たちに向かって
質問しました。
すみません、
ちょっと聞いていいですか。
今回の聞き取りは
親の私たちが悪いわけではないと
確認するためのもの、
ということで良いのですよね?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/e5/47/j/o0640053014906612535.jpg?caw=800)
は?
何言ってんのこのヒト。
さすがに教師たちも
「親が悪いかもしれないから確認した」
のように答えるだろうと思いました。
しかし、教師たちは
こう答えてました。
「はい、もちろんです。
ご両親はお子さんの面倒を
ちゃんとみてると思ってますが、
その確認だけしたかったから
お呼びしたんです」と
なんだか配慮しすぎな回答。
父親は
うれしそうに満面の笑顔で
「私たちが悪い、ということでは
ないのですよね。
その確認だけしかたっただけです。」
と、すんごくうれしそう。
唖然とするだけで
かける言葉も、ない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/eb/ea/j/o0640042714906612963.jpg?caw=800)
私はこのとき、
自分の気持ちや感情、
感覚や考え方を大切にして
生きたいと思っているけど、
叶わないんだと思いました。
いくらそう訴えても
「それはダメだ」と
親にも学校にも言われてしまう。
本音を話したいけど
本音を話すと痛い思いをしてしまう。
だから本音じゃなくて
親や学校が喜ぶような
ことだけ話すようにしないと。
そんな確信を持ちました。
悲しいですね...
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/87/67/j/o0640042814906613330.jpg?caw=800)
ひどい成績をとっても
何も変わらなかった。
こんな自分に誰がした!?
親のあんたらだ!
そう懸命に訴えても
最後に見るのは
傷だらけの自分。
自分を犠牲にして
自分の重要度を高めるのって
割に合わない、ですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/e2/0f/j/o0428064014906613627.jpg?caw=800)
成績良くなると親の手柄。
成績が悪いと私だけの責任。
進むも地獄、戻るも地獄、みたいだ。
その後もこんな状況は
変わらず続いていきました。
とっとと親に依存しない生活を
すれば良かったのですが、
当時の中学生の自分はどうにも
できなかったのですね...
今、そんな過去の自分を見て感じるのは
「よく生き抜いてくれた」という
深い感謝の思いです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/51/bc/j/o0640042714906613807.jpg?caw=800)
自分を犠牲にして
自分の重要度を示す活動は
自分も
自分を大切に思う人にも
苦しい思いをさせてしまうことになります。
重要度を高めることを目的にするより
「自分の重要」を形にすることを
目的にして生きる方が
未来の命は豊になっていきますよね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/8f/74/j/o0640042714906615390.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ7年目、常楽でした。
《関連記事》
・恐怖のケーキ
・本当に悪いのは誰?に構ってるヒマなどない
・良好な人間関係を構築するひとつは、相手の身になること
・期待に応えたい、の扱い方
・アドラー心理学:人生のタスク
自分を傷つけて
「自分なんてダメだ」
「生きててもしょうがない」と
自分を否定する。
その否定から
理想とは?を導き出して
実現のための一歩を踏み出す。
そうできるけど、そうせずに
「自分の重要度を高める」を
目的にしてその実現に
その否定を利用する。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/85/39/j/o0640096014906608182.jpg?caw=800)
私はこんなに苦しんでる。
それを見てあなたは何もしないのか。
そう訴えて、同情や謝罪を手にする。
手にすることで
自分の重要度を確かめる。
でも、この道は
往けば往くほど、苦しくなりますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/9b/ee/j/o0640042514906608357.jpg?caw=800)
私が中学生の時、
学校でひどい成績をとりました。
私の話を聞こうとせずに
親に、親自身の欲を満たすことに
私が利用されてることを
なんとか知らせて
助かりたいと思ったからです。
勉強ができなくなった
↓
何かあった?と心配する
↓
見た目では普通
それなら心の問題?
↓
親は自分の接し方を見直し、
私に耳を傾けようとするはず
↓
少しは私の話を聞き、
私の希望を考慮するように
なってくれるだろう
そんな期待をもって
やりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/c9/8a/j/o0640042714906608907.jpg?caw=800)
あんまりひどい成績だと
学校は親を呼び出し
三者面談みたいなことして
状況改善をしようとします。
家庭に問題があるのか。
家庭内暴力
経済的な問題
日常的な子供の世話
そんなことを
聞き取り調査するような
ものだったと思います。
そこまでコトが大きくなれば
親も反省せざるを得ない状況の
はずと信じて。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/ff/86/j/o0640042714906609208.jpg?caw=800)
成績が悪い、というだけで
教師から殴られたりしましたが
このまま犠牲を出し続けるより
状況はよくなると信じてました。
それに、心の状態は
お勉強どころではなかったので
休む機会を持ちたい、というのも
ありましたね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/08/yurushino/0f/6f/j/o0640042114906609460.jpg?caw=800)
思ったとおり
ひどい成績だったため
親が学校に呼び出されました。
それを知ったときの
親の驚いた顔は、
おもしろかったです。
自分は悪くないと信じていたのに
学校に呼び出される、という
不名誉な事態になった事実を
受け入れられない、
そんな顔してたからです。
してやったり。(苦笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/83/76/j/o0640042714906609751.jpg?caw=800)
部屋に入ると
学年主任みたいな教師と
担任教師とあともう1人か2人
いました。
席について話が始まると
私が期待した通り進まない状況に
愕然としました。
お呼びだてしてすみません。
お越しくださりありがとうございます。
お子さんの面倒は
ちゃんとみてますか?
遅刻多いですが
朝起こしてますか?
食事させてますか?
夜寝させてますか?
お子さんと普段から
遊んだりしてますか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/3e/24/j/o0640035914906610069.jpg?caw=800)
なんだ、この扱いは。
親を責める会ではなかったのか...?
親はこんな質問に
すべて
「はい、ちゃんとやってます」と
答える。
実際は違うのに。
そして
お子さんの話は聞いてますか?
という質問にも
親は「はい、聞いてます」と
優等生のように、
おもねるように、答える。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/ba/43/j/o0640042614906611115.jpg?caw=800)
違いますよ、それ。
ウソですよ、それ。
本人が言ってるのだから
間違いありませんよ。
そう言いたくなって
「聞いてもらってませんよ」
と言ってしまいました。
教師たちは
「今ご両親と話してるから黙ってて」
と、取り合ってもらえず。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/96/08/j/o0640042314906611435.jpg?caw=800)
形だけの聞き取りが終わると、
教師たちは
次のように続けました。
そうですか、わかりました。
今後も成績が改善しないと
またお呼びすることに
なるかもしれません。
引き続き、
お子さんの面倒を
ちゃんと見てくださいね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/67/32/j/o0640042714906611573.jpg?caw=800)
は?
何この会。
子供の成績がひどくて
その原因が家庭にも
あるかもしれない、
そう思って親呼び出して
聞き取りしてるんでしょ?
子供の話より
親の「はい」を
信じるのか?
親、どこまで強いんだよ...
守られすぎだろ...
ひどい成績にした甲斐が
なかったのか...
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/c9/fc/j/o0640042514906612086.jpg?caw=800)
もう終わり、というときに
父親が教師たちに向かって
質問しました。
すみません、
ちょっと聞いていいですか。
今回の聞き取りは
親の私たちが悪いわけではないと
確認するためのもの、
ということで良いのですよね?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/e5/47/j/o0640053014906612535.jpg?caw=800)
は?
何言ってんのこのヒト。
さすがに教師たちも
「親が悪いかもしれないから確認した」
のように答えるだろうと思いました。
しかし、教師たちは
こう答えてました。
「はい、もちろんです。
ご両親はお子さんの面倒を
ちゃんとみてると思ってますが、
その確認だけしたかったから
お呼びしたんです」と
なんだか配慮しすぎな回答。
父親は
うれしそうに満面の笑顔で
「私たちが悪い、ということでは
ないのですよね。
その確認だけしかたっただけです。」
と、すんごくうれしそう。
唖然とするだけで
かける言葉も、ない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/eb/ea/j/o0640042714906612963.jpg?caw=800)
私はこのとき、
自分の気持ちや感情、
感覚や考え方を大切にして
生きたいと思っているけど、
叶わないんだと思いました。
いくらそう訴えても
「それはダメだ」と
親にも学校にも言われてしまう。
本音を話したいけど
本音を話すと痛い思いをしてしまう。
だから本音じゃなくて
親や学校が喜ぶような
ことだけ話すようにしないと。
そんな確信を持ちました。
悲しいですね...
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/87/67/j/o0640042814906613330.jpg?caw=800)
ひどい成績をとっても
何も変わらなかった。
こんな自分に誰がした!?
親のあんたらだ!
そう懸命に訴えても
最後に見るのは
傷だらけの自分。
自分を犠牲にして
自分の重要度を高めるのって
割に合わない、ですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/e2/0f/j/o0428064014906613627.jpg?caw=800)
成績良くなると親の手柄。
成績が悪いと私だけの責任。
進むも地獄、戻るも地獄、みたいだ。
その後もこんな状況は
変わらず続いていきました。
とっとと親に依存しない生活を
すれば良かったのですが、
当時の中学生の自分はどうにも
できなかったのですね...
今、そんな過去の自分を見て感じるのは
「よく生き抜いてくれた」という
深い感謝の思いです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/51/bc/j/o0640042714906613807.jpg?caw=800)
自分を犠牲にして
自分の重要度を示す活動は
自分も
自分を大切に思う人にも
苦しい思いをさせてしまうことになります。
重要度を高めることを目的にするより
「自分の重要」を形にすることを
目的にして生きる方が
未来の命は豊になっていきますよね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210307/09/yurushino/8f/74/j/o0640042714906615390.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ7年目、常楽でした。
《関連記事》
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・本当に悪いのは誰?に構ってるヒマなどない
・良好な人間関係を構築するひとつは、相手の身になること
・期待に応えたい、の扱い方
・アドラー心理学:人生のタスク