上下関係で生きる人は
「上下の上」でないと
生きていけないと
信じています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/5a/82/j/o0640046814995634671.jpg?caw=800)
対等な関係であれば
何もせずに感じられる
平和や安心を
上下関係で生きる人は
「上下の上」で
あり続けることで
手に入れます。
そのため
「上下の上」で
あり続けるために
かなりの力を注ぎます。
その方法を
アドラー心理学では
5段階に分けています。
最初は「好評価を得ようとする」で、
今回はその次の
「目立とうとする」です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210806/09/yurushino/8d/fc/j/o0640042614982872921.jpg?caw=800)
自分の属する共同体、
すなわち家族や職場、
学校や趣味の集まりなどで
他人から好評価を得ようとします。
簡単にいうと
「褒められたい」の欲を
満たそうとします。
一生懸命やって、
やり続けて成果が
上がらないと思うと
次の段階に進みます。
それが「目立とうとする」です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/69/48/j/o0640042714995636793.jpg?caw=800)
好評価も悪評価も
評価なのですが
目立たないのは
評価すらされない状況なので
まず土俵にあがって
評価の的となるべく
共同体の人々の
注意・関心を
集めようとします。
注意・関心を
集めることが目的なので
何か悪いことをすることが
目的ではありません。
しかし、
普通のことをしていては
多くの耳目は集められないので
相手にしっかりと
影響する方法を選びます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/ec/70/j/o0640042714995637463.jpg?caw=800)
本当は好評価されることで
注意・関心を集められたら
よかったのですが、
それができないので
悪評価の方へと傾いていきます。
なぜなら
悪評価されるようなことは
相手に影響力があるからです。
例えば
・驚かす
・いたずらする
・ちょっかいを出す
・事故を起こす
・約束事を守らない
・遅刻する
など。
繰り返しになりますが
ここでは相手に
嫌な思いをさせることが
目的ではありません。
悪評価されそうなことをして
自分が目立つことが目的です。
共同体の人々の
注意・関心を集められたと
感じたら
「自分は目立つことができた」と
満足します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/79/83/j/o0640042614995637715.jpg?caw=800)
私の親は
とにかく私の話を
聞かない人でした。
「お前は言う通りに
していればいいんだ」と
言葉や言い方はやさしくても
内容は厳しいことを
ずっと言われていました。
そんな厳しいことを
言われているなんて
思っていませんでしたから
父親も母親も大好きでした。
でも
あんまりにも話を聞いてくれないので
話聞いてよとしつこく食い下がっても
「今ちょっと忙しいからあとで」
「見てわかるでしょ?今は話聞けないの」
なんて言って一蹴されて
終わってしまいます。
もちろん「あとで」の時間に
話を聞いてもらったことは
ありません。
単なるその場しのぎでした。
話を聞いてくれそうなときは
「それは○○だね、
〇〇ならおとうさんは昔ね...」
と親の話にすり替えられるか
「それは違うよ、
お前はそんなこと思う子じゃないよ」
と一方的に決められて
話を聞いてもらった気持ちには
なれませんでした。
唯一聞いてくれるときは
「おとうさん、すごいね」
「おかあさん、がんばってるね」と
親を好評価するときでした。
こんなに叫んでいるのに
話を聞こうとしないなんて
ひどいよ。
悲しい気持ちが
積みあがっていくのを
幼いながらに感じてました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/50/0e/j/o0640042614995638037.jpg?caw=800)
話そうとすると一蹴されるか
話そうとすると
逆に話を聞かされるかなので
「いいかげん僕のこと見てよ」との
思いが積みあがっていきます。
そこで私は
父親の私物を勝手にいじったり
母親の化粧品を勝手にいじりました。
そうすれば本気で向き合ってくれると
期待したのです。
すると
父親は「なんで勝手に触るんだ?」と
母親は「なんてひどいことするの?」と
怒り出しました。
まさか怒りだすとは
思ってませんでしたが
その瞬間に
「あ、自分に注目してくれた」と
本気で感じたことを憶えてます。
でも親を怒らせるようなこと
すなわち親が悲しむようなことを
実際にしてみると
心が痛みました。
大切な人なのに
嫌な思いをさせないと
本当の自分を見てくれないなんて
悲しい、と。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/d2/18/j/o0640042514995638268.jpg?caw=800)
他にも
クラスの月間遅刻回数1位を
目指してみたり、
登校拒否してみたり、
忘れ物して
クラスメイトの前で
教師に怒られてみたり、
教師に「帰れ!」と言われたので
教室に帰れという意味だと
わかった上で、
わざと自宅に帰ってみたり。
問題行動と
言われるようなことをして
目立とうとしてました。
生きるお手本が
上下関係で生きる親だったので
自然と自分も上下関係で
生きていました。
頑張っても頑張っても
ぜんぜんラクにならないのは
上下関係で生きていたから
なんですよね。
当時は全然わかりませんでした。
その3につづく。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/03/a0/j/o0640042614995638766.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ8年目、常楽でした。
《関連記事》
・注目されたい執念を満たす方針
・大切な人を攻撃してしまう:外傷性転移
・母の日の学び。それは気持ちを迷わず受け取る大切さ。
・「ベーシック・ミステイク」を乗り越える
・行為の目的を見てみる
「上下の上」でないと
生きていけないと
信じています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/5a/82/j/o0640046814995634671.jpg?caw=800)
対等な関係であれば
何もせずに感じられる
平和や安心を
上下関係で生きる人は
「上下の上」で
あり続けることで
手に入れます。
そのため
「上下の上」で
あり続けるために
かなりの力を注ぎます。
その方法を
アドラー心理学では
5段階に分けています。
最初は「好評価を得ようとする」で、
今回はその次の
「目立とうとする」です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210806/09/yurushino/8d/fc/j/o0640042614982872921.jpg?caw=800)
自分の属する共同体、
すなわち家族や職場、
学校や趣味の集まりなどで
他人から好評価を得ようとします。
簡単にいうと
「褒められたい」の欲を
満たそうとします。
一生懸命やって、
やり続けて成果が
上がらないと思うと
次の段階に進みます。
それが「目立とうとする」です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/69/48/j/o0640042714995636793.jpg?caw=800)
好評価も悪評価も
評価なのですが
目立たないのは
評価すらされない状況なので
まず土俵にあがって
評価の的となるべく
共同体の人々の
注意・関心を
集めようとします。
注意・関心を
集めることが目的なので
何か悪いことをすることが
目的ではありません。
しかし、
普通のことをしていては
多くの耳目は集められないので
相手にしっかりと
影響する方法を選びます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/ec/70/j/o0640042714995637463.jpg?caw=800)
本当は好評価されることで
注意・関心を集められたら
よかったのですが、
それができないので
悪評価の方へと傾いていきます。
なぜなら
悪評価されるようなことは
相手に影響力があるからです。
例えば
・驚かす
・いたずらする
・ちょっかいを出す
・事故を起こす
・約束事を守らない
・遅刻する
など。
繰り返しになりますが
ここでは相手に
嫌な思いをさせることが
目的ではありません。
悪評価されそうなことをして
自分が目立つことが目的です。
共同体の人々の
注意・関心を集められたと
感じたら
「自分は目立つことができた」と
満足します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/79/83/j/o0640042614995637715.jpg?caw=800)
私の親は
とにかく私の話を
聞かない人でした。
「お前は言う通りに
していればいいんだ」と
言葉や言い方はやさしくても
内容は厳しいことを
ずっと言われていました。
そんな厳しいことを
言われているなんて
思っていませんでしたから
父親も母親も大好きでした。
でも
あんまりにも話を聞いてくれないので
話聞いてよとしつこく食い下がっても
「今ちょっと忙しいからあとで」
「見てわかるでしょ?今は話聞けないの」
なんて言って一蹴されて
終わってしまいます。
もちろん「あとで」の時間に
話を聞いてもらったことは
ありません。
単なるその場しのぎでした。
話を聞いてくれそうなときは
「それは○○だね、
〇〇ならおとうさんは昔ね...」
と親の話にすり替えられるか
「それは違うよ、
お前はそんなこと思う子じゃないよ」
と一方的に決められて
話を聞いてもらった気持ちには
なれませんでした。
唯一聞いてくれるときは
「おとうさん、すごいね」
「おかあさん、がんばってるね」と
親を好評価するときでした。
こんなに叫んでいるのに
話を聞こうとしないなんて
ひどいよ。
悲しい気持ちが
積みあがっていくのを
幼いながらに感じてました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/50/0e/j/o0640042614995638037.jpg?caw=800)
話そうとすると一蹴されるか
話そうとすると
逆に話を聞かされるかなので
「いいかげん僕のこと見てよ」との
思いが積みあがっていきます。
そこで私は
父親の私物を勝手にいじったり
母親の化粧品を勝手にいじりました。
そうすれば本気で向き合ってくれると
期待したのです。
すると
父親は「なんで勝手に触るんだ?」と
母親は「なんてひどいことするの?」と
怒り出しました。
まさか怒りだすとは
思ってませんでしたが
その瞬間に
「あ、自分に注目してくれた」と
本気で感じたことを憶えてます。
でも親を怒らせるようなこと
すなわち親が悲しむようなことを
実際にしてみると
心が痛みました。
大切な人なのに
嫌な思いをさせないと
本当の自分を見てくれないなんて
悲しい、と。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/d2/18/j/o0640042514995638268.jpg?caw=800)
他にも
クラスの月間遅刻回数1位を
目指してみたり、
登校拒否してみたり、
忘れ物して
クラスメイトの前で
教師に怒られてみたり、
教師に「帰れ!」と言われたので
教室に帰れという意味だと
わかった上で、
わざと自宅に帰ってみたり。
問題行動と
言われるようなことをして
目立とうとしてました。
生きるお手本が
上下関係で生きる親だったので
自然と自分も上下関係で
生きていました。
頑張っても頑張っても
ぜんぜんラクにならないのは
上下関係で生きていたから
なんですよね。
当時は全然わかりませんでした。
その3につづく。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210903/09/yurushino/03/a0/j/o0640042614995638766.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ8年目、常楽でした。
《関連記事》
・注目されたい執念を満たす方針
・大切な人を攻撃してしまう:外傷性転移
・母の日の学び。それは気持ちを迷わず受け取る大切さ。
・「ベーシック・ミステイク」を乗り越える
・行為の目的を見てみる