ライフスタイル
10歳頃までに完成されます。

生まれた順番
身体の弱さ
家族構成
親の価値観や行動
家庭外での体験

そんなことに影響を受けて
ライフスタイルが完成します。

しかし、影響を受けても
最終的にそのライフスタイルに
決めたのは、
まぎれもなく自分自身です。

と、いうことは
自分次第で再設定できるもの、
ということですね。




人間関係の基礎となってる
親との関係ですが、

その関係に自分が望んでいることを
知ることは、

望むライフスタイルを手に入れる
第一歩となります。



私はおそらく30年以上
自分が望むライフスタイルではなく
10歳の頃に作られたライフスタイルで
生きていました。

そのライフスタイルのひとつは

①私は親が大切だ
②世間は親を大切にしない人を
 「ひどい人」と扱う
 反対に親を喜ばせるために
 犠牲を払う人は「偉い」と扱う
③たとえ犠牲を払ってでも
 私は親を喜ばせねばならない

でした。


その30年以上の間、
このライフスタイルで生きていると
自覚したことはありませんでした。

今思うと
おろそしいです。




家庭での自分の手柄は
すべてを親の手柄にしてました。


正確に言うと
私の手柄となる出来事が
家庭で扱われるときには

「親の自分が優れているから
この子はそうしたんだ。
本当の手柄の主は、
そんな優秀な自分だ」

と、手柄の主が
すり替えられてしまうのを
見過ごしていました。



「ちがうよ」と事実を言うと
困られたり怒り出したり
ときには悲しんで
「親をそんな状況にさせる子は悪い子だ」
という状況にされてしまい、

その状況を覆すことが
幼い私にはできなかったために
見過ごすしかなかったんですね。



親が見合い結婚だったため
自分は恋愛結婚しました。

親ができなかったことを
自分はできるんだよ、と
力を示したかったのもありますが

親がわからないことを
自分が代わりにやってみせることで
喜んで欲しかったんですね。



結婚相手は
後にDV・虐待をする人と判明し
子供も私も年々犠牲が
大きくなる一方だったために
離婚しましたが、

その結婚相手が
父親ととても似ている人でした。

・自宅をゴミ屋敷にすると安心する
・自分の安心を最優先する
・見栄えの良い言葉をよく使う
・冒険を嫌う
・他人に厳しく、自分に激甘
などなど、
性別違うのに、いろいろと同じなんです。

父親は自分のことが見えてませんから、
父親と同じ人を連れてきて
「ほら、あなたはこういう人だよ。
いろいろと改善した方が
あなたはもっと幸せになれるよ。」と
必死に示したかったのかもしれません。

気付いたときには
絶望の日々がしばらく続きましたけど...



ま・さ・か、
自分がそんなライフスタイルで
生きているなんて
夢にも思っていませんでした。
青天の霹靂です。

もし、気づいていなければ
今も苦しい日々が続いていたでしょう。

気付いた日から
自分の望むライフスタイルへの
改善を始めたおかげで

時間はかかりましたが
「親を喜ばせねば」の思考は
出てきても上手に乗りこなし、
今では自分を犠牲にしないで
済むようにできています。

まだあるのかもしれませんけど、
満足できるレベルまで
改善できたと感じています。




どんなライフスタイルで生きたいか、
いきなりそれを自問しても
なかなか出てこないですよね。


自分が理想としている
親との関係とは、
どんな関係??

その関係を出発点とすれば
今の関係が良好であれば
それを進展させるように、

今の関係がイヤなものなら
イヤなことを減らせるように、

そうライフスタイルの
理想モデルを設定してみると
今から自分が何をしたいのかが
見えてきますね。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。



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