JR東海の静岡地区でC編成として運用されていた113系2000番台の3両編成(クハ111-2000+モハ112-2000+クモハ113-2000)を再現すべくKATO製の113系旧製品を加工しています。2月末迄に6回投稿して以降、加工作業が中断していましたが、加工を再開しました。
① クモハ113-2000番台:戸袋窓の形状変更と冷却用グリルの追加
プラ板で塞いだ窓の淵に生じた溝は、プラパテで埋めてヤスリ掛けしてからサーフェーサーを吹きましたが、微妙に筋が残っており液体サーフェーサーを塗り重ねてみました。軽くヤスリ掛けするだけで塗装に移れそうです。
② クモハ113-2000番台:ベンチレーターの位置・数量の変更
ベンチレーターの移設加工が済んだ屋根板(手前)に、調色した灰色塗料をエアーブラシで吹き付けました。継ぎ目も判らず、製品の屋根板(奥側)と比較しても、良く似た色合いに仕上がりました。
ところが、エアーブラシによる塗装の要領(塗料の濃度・吹付距離など)をすっかり忘れてしまい、地肌がツヤなしのブツブツ状態になってしまいました。さて、どうしたものでしょうか。
③ 3両に共通:扉窓・戸袋窓を黒色Hゴムに変更
黒色Hゴムを表現した窓ガラスへの交換が5回目で完了しています。
④ 3両に共通:床下機器を灰色に変更
灰色のジャンク素材を接合加工したクハ111-2000番台用(奥側),灰色でそのまま使用可能なモハ112-2000番台用(中側),灰色に塗替えが必要なクモハ113-2000番台用(手前)です。3月1日の記事で思いを吐露した(→こちら)ように、先頭車前面のダミーカプラーを連結可能なカプラーに交換することにして、確保した部材(→こちら)に合わせて追加加工をします。
⑤~⑦は未処置につき飛ばして⑧に進みます。
⑧ 先頭車に共通:列車無線アンテナを追加
静岡車両所のC編成に多く見られた特徴的な部分として、列車無線アンテナは台座付き1本足タイプで助手席側に片寄った位置に装備され、更に運転台屋根には滑り止め塗装が施された姿を再現してみました。
正面から撮影された写真を元に、列車無線アンテナは屋根中心線から左側に3mm、塗分け線から前方に2mmの位置にφ0.6mmの取付穴を開けて装着しました。滑り止め塗装は、KATOの身延線色クハ115-2100番台(左側:品番10-463)を参考に横幅4.5mmとし、Mrカラースプレーの呉海軍工廠標準色(3/4つや消し:品番SJ1)で塗装しています。
未処置で残った作業は、⑤所属標記の変更、⑥車番の変更、⑦前面窓の黒色Hゴム化、⑨JRマークの標記追加、⑩前面ホロの追加、途中で追加された⑪前面カプラーの連結可能化です。(続く)
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