以前務めていた
某夢の国オフィシャルホテルの玄関から、
毎晩20時半にあがるパークの花火を見ることができました。
海側に面している客室からは
花火が見えないので、
20時半前にロビーにいらした方へ
「玄関から花火がご覧いただけますよ」とか
「そろそろ花火が上がるので、玄関でご覧になってからお部屋までご案内しましょうか」と
お伝えするのが仕事のひとつでした
毎回勤務の度に
花火を見たり音を聞いたりするので、
いつしか慣れてしまい
わたしにとって
花火=時報みたいな意味づけになってしまってたんだけれど
お客様にとってパークの花火は特別な、
非日常の出来事かもしれない。
もちろんそうじゃない人もいたけど
(ビジネスでいらしてる方とか、疲れてて花火見るよりお部屋で休みたい方とかね)
これ、花火に限った話ではないと思うんですよ。
目に見えない相手の方の日常や背景を想像する
いつ、どんな言葉で、どんな声のトーンで話し掛けたら喜ばれるだろう?と考える
仕事ひとつとっても
言い回しの型やルーティンはあるっちゃあるんですが、
相手に合わせる
相手が受け取りやすい形、届きやすくする方法を工夫して提案する
のが大事ですよね。
ボタンを押せば出てくるジュースのように
いつも同じものを同じやり方で提供するんだったら、機械でもできる。
お客様をよく見よう
お客様をよく知ろう
想像力を働かせよう
相手がいてこそ成り立つのが仕事。
前向きな興味関心を持って、お客様と関わっていくと、
自然とあなたの個性が接客や言葉遣いにあらわれます。
ささいなことだと思うかもしれないけれど、
そんな関わりができると、
相手の印象に残りますし、
『あなたから買いたい』『また会いたい』と思ってもらえるようになります。
ではまたー!