パステルアートを趣味で楽しんでいる方、またはパステルアート教室を始められたばかりの方へ。
こんなお悩みはありませんか?
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「〇〇先生考案図案」ではなく、わたしオリジナルの作品を描きたい!
でもまったくの0からオリジナルを生み出すのってどうやるんだろう?
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教室用のオリジナル図案をつくりたい。
でも自分には発想力がないから、オリジナルなんて思いつかない。
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今日は、わたしが普段オリジナルアートを描くときの心構えについて書いてみたいと思います。
オリジナル作品を描くための最初のステップとして、お役に立てばうれしいです。
先に結論から言ってしまうと、わたしがオリジナルアートを描く時にやるのは、描くもの(モチーフ)に【自分だけのストーリー】を盛り込むことです。
例を出して説明しますね。
ちょっとこちらの図案を見てください。
満月をバックに3匹のうさぎを描きました。
このアートを描いた日、たまたま満月だったんですよ。
なので、まずは満月を描こうと決めたんですよね。
次に、合わせるモチーフを考えます。
月といえばうさぎかなと。
じゃあうさぎを描こうと。
ここまで読んで、「なんだ、普通じゃん。」と思ったあなた。
はい、その通り!
至って普通。
特にオリジナリティもないし、誰でも思いつく考えですね(笑)。
・・・ああ、ちょっと待った!
ページを閉じないで!!
どこかで見たような図案と、オリジナル図案との分かれ目は、ここから先にあるんです。
ぜひこのまま続きを読んでくださいね。
月とうさぎを描くところまでは決まりました。
そのとき、ふっと頭をよぎったことがあったんです。
それは、ちょうどこの数日前に、兄夫婦の子どもが生まれたこと。
あ、甥っ子とうちの子どもふたりをうさぎに見立てて、3匹描こう!
↑これが【わたしだけのストーリー】です。
で、出来上がったのがこちらです。
自分と全く同じ人生を送っている人はひとりもいません。
身の回りで起きた出来事や大切な人、好きなもの、たまたま目にしたテレビや雑誌、お天気などなど、日常に様々なヒントがあります。
『今日は雨だから作品の中にも雨を降らせよう』
『スーパーで見かけたみかんの色がきれいだったから、ここにはオレンジ色を使おう』
日常生活の中で得たヒントを作品に落とし込む(多少こじつけでも全然大丈夫!)と、あなただけのオリジナル作品になっていきます。
全くの0から、誰もがあっと驚くような、斬新な作品を生み出すのって、そうそう簡単じゃないと思うんです。
だから、発想のスタートは平凡で全然OK!
ただ、平凡な発想のまま描きあげた作品を見たら、
「な-んか、どこかで見たことあるな」「普通だなあ」と感じてしまうかもしれません。
(普通がよくない、と言っているわけではないです、念のため)
大切なのは、【たとえ描き始めは平凡だったとしても、そこにストーリーを加えていくとオリジナルに変わる】ということ。
人から見てどう思われるかは関係ない。
自分の感性を、自信をもって表現していきましょう!
ちなみに、自分の思いやストーリーを作品に落とし込み、見た人にちゃんと伝わるように表現するためには、
絵の技術、スキルが絶対に必要です。
いくらストーリーを思いついても、描けなければ伝わらないので。
だからこそ、わたしはこれからも練習し続けます。
ではまた!