の続き。
岡山駅からJR赤穂線に乗り換え、
14:23、長船駅に到着。
周囲に民家以外なにも無いように見える、ここJR長船駅が、
「推し事」会場の最寄り駅。
天気予報では曇り時々雨という感じだったのだけれど、
長船駅は大雨。というか大嵐。
具体的に言うと前を歩いていた男性の傘がひっくり返るほど。
跨線橋から食パン列車を見送り駅改札へ。
普段は地元の学生さんかお年寄りくらいしか使わないという長船駅には、
20代~40代くらいの女性の姿が多数。
みんな目的は同じ。
目的地まではシャトルバスで移動。
今回も、「ラブ山鳥毛号」バスに乗れるのを楽しみにしていたのだけれど、
駅前で待機していたのは小さめの送迎車。
定員8名の送迎車にギリギリ7名で乗り込み、長船駅を出発。
列車の到着時刻にあわせてやってくる、この期間限定のシャトルバス。
無料で利用できるのでありがたい。
ちなみに雨と風がひどすぎて、運転手さんも傘をひっくり返していた。
ビニール傘ではとても太刀打ちできないような天候。
そんな嵐の中、『備前おさふね刀剣の里』に到着。
とにかくまずは雨から逃れるべく、「ふれあい物産館」へ。
2年ぶりに訪れた長船ふれあい博物館。
館内は大幅にリニューアルされていてびっくり。
前回の訪問記録。
店内には、『山鳥毛』グッズを始め、
刀剣乱舞関連グッズ・その他刀剣関連のグッズ・伝統工芸品、刀剣関連商品、
ちょっとしたお土産に良いおやつ類に、アルコール系の商品もたくさん。
なんというか、刀剣乱舞ファンの客層がとってもリサーチされている……。
そしてふれあい物産館の奥には、こんな軽食販売コーナーができていた。
券売機までできてる……!
前回訪問時に食べて、美味しくて感動したパフェは結構値上げされていた。
(というか、これが適正価格なんだろうなぁ。2年前は安すぎたもの)
そして、残念ながら、あの最高に美味しかったシャインマスカットのカップ販売はなくなっていた。
券売機でチケットを購入し、スタッフさんに渡して待つこと数分。
出てきたパフェがこちら。
わああ、写真で見るよりもマスカットたっぷり!
塩アイスとバウムクーヘンがよく合い、中には冷凍いちじくとあんこも入っていて、
普段あまりスイーツは食べないのだけれどこれはとっても美味しかった。
ふれあい物産館のお隣は、休憩スペースになっていて、こちらで飲食をしてもOK。
玉鋼と漆塗りのアクセサリーの展示受注販売も行われていて、
この日は帯の職人さんと、アクセサリーの職人さんがこのスペースで打ち合わせをしていた。
刀装具が普通に並んでいて購入できることにもびっくり。
意匠の凝った鍔や目貫が並んでいて、見ているだけで楽しい。
同じ空間でパンも売っているという混沌とした空間。
少しお話を聞かせていただいた帯の職人さんが、
この後、刀匠さんに挨拶に行くとのことで、「一緒についてくる?」と誘っていただき、
後を着いて、てくてく。
そして、「備前おさふね刀剣の里」の見所の1つである鍛刀場へ。
ここでは刀剣製作の工程を無料で見学することができる。
この日は運良く、刀匠さんの作業光景を見ることができた。
離れた見学エリアまでも熱気が伝わってくる……!
この日は、鍔の制作も見せていただくことができた。
ここに入るだけでも見学料をとっていいと思うんだけれどなぁ……。
刀剣乱舞グッズが販売されているのは、工房の隣に建つ「研修館」。
わー!万屋がこんなところに出張してきている!
きねんさつえい。
グッズを購入して、そろそろ入場時間が近づいてきたので博物館の入り口へ。
「山鳥毛」公開期間中の備前長船刀剣博物館は、全日が時間指定の事前予約制。
早めの時間は既に空きがなかったので、一番遅い時間帯で予約。
検温と消毒をして、予約画面を見せてチケットを購入。
入館が16時、閉館が17時なので時間がない。
1階は前回ざっと見たので、今回はスルーして2階へ向かった。
…そこはホストクラブ(概念)だった。
華やかな刃文の美しい刀剣たちがずらりと並ぶ空間。
とにかく並んでいる刀が好みの刃文の刀ばかりで、じっくり鑑賞して撮影。
展示公開されている刀剣は基本的に撮影可なため、
写真もたくさん撮らせてもらったのだけれど、ブログに載せるには多すぎる量になった。
そして順路を進んだ一番最後。
展示室内の中央に、個別ケースで展示されているのが、今回の特別展の目玉。
国宝「太刀 無銘一文字(号:山鳥毛)」
今回も、360度どこからでも鑑賞できるように展示されていた。
相変わらず、圧倒的な存在感……!
一番遅い時間帯を予約したため、こんな光景を見ることもできた。
美しすぎる国宝を浴びて夢見心地で退館すると、
ひどかった雨は小雨になっていた。
シャトルバスの最終時刻は過ぎていたので、タクシーを呼んでもらい、
待っている間に赤穂線の列車が走っていたので慌てて撮影。
「刀剣乱舞」というゲームをきっかけに刀剣鑑賞に目覚めた刀剣女子の中には、
きっとこの先、刀剣乱舞というゲームがサービス終了する日が来ても、
山鳥毛が公開されるたびに、会いに行く人が少なくないんだろうなぁ。
へ続く。
参加中。
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