シルミド【ネタバレ】
【2005年6月公開】 製作国・韓国
- シルミド/SILMIDO [DVD]/ソル・ギョング,アン・ソンギ,チョン・ジェヨン
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
- カッコよすぎる!!
実話がベースになってるってんで、逆にどのあたりがフィクションなんだろ…と思いネットで調べたら
「死刑囚だけで684部隊は構成されていたのではなく、実際は高い報酬を与えるという事で、一般からも募集していた」
「最後は抹殺されるため、反乱を起こしたことになっているが、実際はあまりにハードな演習が長きにわたり続いたために反乱がおきた」
という情報を知り、正直「え、そこだったの~??」という、意外な感じは否めなかったですが、面白かったです!
つか、めちゃめちゃ話の中心じゃん!!そこだったんだ…という感じで…
しかも、実際の684部隊の演習は「あんなもんじゃなかったと思います。実際は相当キツかったと思います」って来日会見で言ってたらしいじゃないっすか!!
なんか根本がめちゃめちゃ覆されたって感じがし過ぎるんですけど、それは私の知識が少ないからかもしれませんが、なんかシャレにならないんですけど…(うつむき加減でフェイドアウト)
「3つ数を数える前に、海に飛び込め」
「1・・・・2・・・・3」
でいきなりの発砲!!しかも手榴弾付き。
完全に殺す気満々じゃないっすか。
このシーンから、すっかりシルミドっ子クラブに入っていた私。
いや、たまんないっすね!!
まあ、冒頭に書いたように、この映画のどこまでが本当なのかはわからないのですが、やはり、この作戦が行われなかった理由には様々な背景があり困難だったと思います。
1つの国が分断されるという葛藤、苦悩というものの表現をたった数時間の映画で説明しきれないと思うのですが、それでも、たとえ実話の軸がブレようとも、大衆娯楽である映画で訴えかけてくるのは、知識のないものにとって、考えるきっかけを与えてくれます。
戦争映画を私が見続けたいと思ったのは、例えそれがプロヴァカンダであろうとも、事実と異なっていたとしても、それをきっかけにして知ることが出来るから…と思ってます。
いや、こんなことで知るなんて、なんて浅はかな…と思われることは百も承知ですが、戦争という愚行を、愚行と本当に言い切れるのは、やはりどんな形であれ、戦争というものを知らなければ、いけないんじゃないか…と、とあるきっかけがそうさせてくれたのですが、そのきっかけは、また別の機会に書いてみようかな…と思います。
まあ、別にもったいぶってるわけじゃないんですが、なんとなく…クリスタルってことで(昭和)
(決意の表情で締め)
教官で亀田大毅を感じよくした人いたよね~度
100ポイント
マラソンしてるシーンってちょっと早送りしてるよね~度
80ポイント
一人ひとりの名前が結局覚えられなかった度
100ポイント
ニンジャ・アサシン【ネタバレ】
存在そのものが伝説の暗殺集団"小角(おづぬ)の一族"に育てられた最強の暗殺者、雷蔵。彼は仲間すら情け容赦なく処刑する一族に疑問を抱き、抜け忍となった。ユーロポールの科学捜査官ミカは、政治家の暗殺と莫大な金の動きが不自然にリンクしていることに気付く。影の暗殺集団の存在を知ったミカは小角の一族に命を狙われるが、間一髪のところで雷蔵に救われる。そして、ヨーロッパを舞台にした命がけのチェイスが始まった…。
【2010年3月公開】] 製作国・アメリカ
忍者をなめてました。心から謝りたい。そんな気持ちになりました。
忍者ハットリくん、サスケ、女ねずみ小僧、日光江戸村、忍たま乱太郎など、身近にして正体はつかめず(忍者なだけに)、修学旅行で忍者屋敷に行ったときも(場所すらも失念している)
「え?この程度の仕掛けで騙されてたの??どんだけ??」
と、うっすら上から目線でいたことを告白します。
また、水遁の術的なモノをアメリカ人がどのように表現しやがるってんだ!!と、調子付いて借りてきたのが事の発端だったことも告白いたします。
いや、しかし、この「ニンジャアサシン」とジャッキー・チェン様の「新宿インシデント 」を、新たなカテゴライズとして「少林サッカー 度の高い映画」としたいと思いました。
「新宿インシデント」については、後日改めてブログに書こうと思ってます。
冒頭のシーンから、いきなり「OSAKA」でヤクザに黒い砂を送るニンジャ…
顎だけ残して手裏剣で頭を横にまっぷたつに切るニンジャ…
どんぐりまなこにヘの字口じゃなかったのね?
そして、主人公・雷蔵ですが、けんざんの上でヨガ、体脂肪率0%…
子供の頃の戸塚ヨットスクール以上の厳しい修行…
忍たま乱太郎の忍者学校なんかで、あんなアグレッシブな忍者が育つわけがなく…日本のお子様たちが騙されてる気分になりました。
ちょうどその年頃の雷蔵くんは…
修行で相手を殺戮!殺戮!殺戮!!
んで、何を期待していたかっていうと、もちろんアクションシーンなんですが、なんか血しぶきとか、CGなんかに圧倒されてしまい、贅沢いうと、もっと組手的なものが見たかったなぁ…とちょっと物足りなかったです。
警察対ニンジャ、警察は重装備ですが、ニンジャって布1枚という身軽さで、サッとマスク(頭巾)を被ったりするシーンは、少林サッカー度が高くて、ちょっと興奮しました。
でもニンジャものをもっと見てみたくなったし、この雷蔵役のRain(ピ)、とても素敵だったんですが、韓流好きの友達に「今更何を…!!」と言われるくらいの人気者だったんですね。殆ど血まみれだったので、普段どんな人だかさっぱり想像つかないんですけど、たくさんアクション映画に出てもらいたいですよ!!カッコよかった!!
でも本当はショーコスギに心奪われ度
80ポイント
ショーコスギの偉大な功績を知りたくなった度
100ポイント
ミカの心臓の位置に対するカトちゃん的二度見のビックリ度
120ポイント
鬼が来た!【ネタバレ】
日本占領下の小さな村に暮らすマー(チアン・ウェン)の家に、ある夜突然男が現れ、銃を突きつけて2つの麻袋を預けていった。袋の中身が日本兵・花屋(香川照之)とその通訳であることを知り、長老たちと相談したマーは村の安全を重視し、言われたとおりに花屋を1週間隠すことに。「早く殺せ」と荒れる花屋に、マーは食べ物を与え、傷を介抱する。花屋を隠し通して1週間が経っても男は現れず、マーたちは再び相談し花屋を殺してしまうことにするが…。
[ 2002年4月公開 ] 製作国・中国
カンヌ映画祭のグランプリを取ったというだけあって、作品のクオリティーが高かったです。
派遣先で数か月ほど、中国と取引をしていた会社に行っていたのですが、中国に行くと「日本鬼子!(日本人は鬼の子だ!という意味)」と、稀に言われるらしいです。
成程、こうやって見ると、なかなかの鬼っぷりじゃないっすか!
花屋(香川照之)の小男ぶりには、脱帽しました。
ヒールなんてもんじゃないですよね!!
シンドラーのリスト を劇場で見たときこんなクオリティの高い反日映画が出来たら、さぞかしいやだろうなぁ…と、日独伊三国同盟な事を考えていたのですが、とうとう見てしまいました、という感じです。
んまあ、シンドラーのリストとは全然異質のものなんですが…
大体、花屋の登場からして…
なにこれ~~三( ゚Д゚)
といきなり涙目になりましたし…
しかし、チアン・ウェン監督は、この映画を撮るにあたって、日本軍を入念に下調べしたらしいのですが、
雰囲気は少なくともパールハーバー の日本軍よっか数段リアルです。
特に、中国人男性を立たせて、その人を囲むように円を描き、
「この線からお前、絶対に出るなよ!!」
というシーンがあったのですが、これって、小学生の時に絶対にやってるイヤがらせじゃないですか。
あれって日本特有の嫌がらせスタイルなんですかね?
とにかく、まあ、なんだか生々しくて、ちょっとうつむいてしまうシーンでしたよ。
ところで、ラストシーンを見て思ったのですが、主人公のマーを罰するシーンのあたりなんかを見ると、国民党をスケープゴートに、中国国内の政府に対する不満を反日感情で紛らわすという昨今の様子を、感じてしまいました。
花屋は自ら進んでマーを斬首していない。花屋に命令させたのは、鬼の子日本人ではない。このあたりで、強烈なアイロニーを感じました。
マーがいわゆるジェット式といわれる、背中に大きな棒を背負わされて後ろで手を組み、大勢の人の前で断罪されるなんて、思わず「ワイルドスワン 」の文化大革命を思い出してしまいましたよ…
だからって、日本軍を賛美したり、中国を批判したりする気持ちは、私には毛頭ないっす。
だって未だにネットでは、この花屋が呪詛のようにつぶやいていた差別的な言葉を発する人が、「この手の話はウソだ!!」って言ってるんですもの。説得力ないじゃないですか。
しかし、最後の生首廻るシーンはずっと「わ!わ!わ!わーーーーー!!」と叫んでいました…
とりあえず、軍艦マーチはしばらく聞けそうにないですよ…オヨヨヨヨ…(昭和)
香川照之さん、すげぇっす!!度
200ポイント
キャプテンサワダはキャプテンっす!!度
300ポイント
子供可愛かったのに…
300ポイント