アウトレイジ【ネタバレ】
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あらすじ
例えば、木村(中野英雄)が「お前なんかこんなモンでいいんじゃ~!!」と言われれば
「そうだ!お前なんかこんなもんでいいんじゃ~!!」という気分になり、
「やってみろよ!!」
「おら!おら!!」(気分はすっかりアウトレイジャー)
と、気分が高揚していきながらも、
「やってやるよ!!」と、カッターナイフで指を詰めるシーンでは、
「イヤ!やめて!!」
「キャーーー!!」
「んんんんんん・・・・・(佐野史郎の冬彦さん風)」
と、男子が来たから態度を変える女子中学生並に、コロっと気分が変わりました…
あるいは、吉本新喜劇の未知やすえのようなリアクションに・・・
![本日も大安売り](https://stat.ameba.jp/user_images/20110322/22/yuricca/ae/68/j/t02200172_0427033411120192098.jpg?caw=800)
怖かった…(未知やすえ)
そういえば、北野武監督、カンヌでスタンディング・オベーションでしたなぁ。
10分以上、ずっと拍手喝采で、私もその場で拍手したかったなぁ…
途中、離席した人もいたらしいのですが、それは仕方ないですよね。
だって歯医者のシーンとか、耳菜箸とか、指入りラーメンとか、怖すぎだったし…
つか、耳菜箸、個人的に流行ってて、夕食の準備の時に、自分の耳に菜箸当てて
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」(体も揺らしたりして)
と夫の前で再現して、「フッ」と冷笑されましたが、なんか、どうしても、ひつこいと言われても、向こう1か月毎日のネタにし続けたいくらいの衝撃映像でした。でも、時々にしておこうっと。
地震…
とりあえず、つぶやきをば。
私の住んでる地区は、千葉市の埋め立て地なんですが、もう
「地震が来たら、完全に液状化でしょ?」
と気軽に言われる湾岸地区であったにも関わらず、多少の液状化現象があっただけで、
特に大きな被害には、会いませんでした。
噂によると、震度5強~6、なんて聞いたのですが、
まあ、長い時間、激しい揺れが続きました。怖かったです…
しかし、他の地区では、断水、家屋の傾き、建物のひび割れ等があるらしく
情報としては伝聞として、耳に入ってきます。
また浦安市では、とても多くの被害が出ていると聞き、
実は3年前にここに引っ越す時に、新浦安にするか否かで
えらく悩んだくらい、新浦安はとても好きな街でして…
とても驚いております。
他にも千葉県内で、被害の出ている地区はあるのですが、
こちらから調べないとイマイチわからない状態です。
また、友人が宮城県に住んでいて、連絡が取れるまで、少し不安な状態が続きましたが、
こちらは連絡が取れ、家屋は壊れてはいるものの、なんとか生活をしているそうです。
とても元気そうでした。
んで、とにかく平常心を保つことは大事!!という風に考え、
自分なりに普通の生活を営む事を優先にしたいと思い、ツタヤ生活をしていきます・・・
計画停電や、埋立地の亀裂等を見ていると、どうしても、地震前の気持ちに戻ることが出来なくて
まあ、それは当然の事なんですが、ここでパニックを起こさないよう、
そして平常心を保つ事が、例えば、
ムダな買いだめなんかの二次的ダメージの加害者に
自分が知らぬ間になってしまう事を、防ぐ事だと思うんですよねぇ…
まあ、もともと、こんなアホくさいブログですが、こんな私のブログみたいなもんでも
あたしゃ、結構時間かけて書いたりしてるわけでして、
観た映画の忘備録として始めたわりには、観た映画のほとんどが書けてなかったりするわけでして。
そんな不器用な私ですが、平常心を保つべく、ツタヤ生活を始めましたよという
エクスキューズにも近い感覚ですが、一応、ご報告まで…
改善しながらも、細々と続けていく所存でございますので、
今後共に、どうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m
息もできない【ネタバレ】
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キム・サンフンは子供の頃のある出来事により、総てのものを愚弄する破滅型の男として育った。彼は友人マンシクと始めた暴力取り立て屋として日々を送る。そんなサンフンがある日、女子高生(ヨニ)と出会い、口論をきっかけにお互い不思議な感情を抱き育むようになっていく。ふたりは唾棄すべき父を持ち、母を幼くして失っている似た者同士だったのだ。サンフンはヨニに酒を奢り、ヨニもサンフンの姉や甥のヒョンインと友情を結んだ。だんだんにヨニによって秘めていた優しさを引き出されてゆくサンフンだったが、ヨニの弟であるヨンジェが弟分になったことで、その運命を大きく歪まされてゆくのだった。(Wikipediaより)
【2010年3月公開】 製作国 韓国
5時に夢中の中瀬ゆかり氏のおすすめ映画ということで、早くTSUTAYAで7泊8日になる日を夢見て、ようやく見れました。いや、本当に良い映画でした!!
一人スタンディング・オベーションでしたよ!!
本当に素晴らしかったですなぁ!!
この映画の核にある、韓国の家族のありかたについて、数年前、仕事で講演をお願いした呉 善花(オ・ソンファ) 教授(拓殖大学国際学部教授)の話が、かなりオーバーラップ&参考になりまして。
物凄い男尊女卑社会である事や、儒教の厳しさなんかを論じてくれたんですよ。
あと「恨」(ハン)の国であることも、この時知ったんですね。
(誤解を招かれるのはイヤなので、一応書いておきますが、私は決してナショナリストや民族主義者やレイシストではないです。念のため)
まあ、こういうことも含めて、いかに隣国を知らないか…と思い知らされたというか。
ちょうど冬ソナブームの時だったんですよね。
いや、呉先生の講演は素晴らしかったです。
この場をお借りして、先生、本当にありがとうございました!凄く勉強になりました!!(先生は覚えていらっしゃらないでしょうが…)
で、ヤン・イクチュン監督も来日インタビュー (←Youtubeのリンクです!)でそのようなことを言ってまして、そういう怒りを、表現するというのは、並大抵の怒りではないだろうし、それを昇華するポテンシャルの高さ…で、デビュー作なんですよね。驚きました。
それはともかくとして、キャストも凄く良くて、特にヨニ役のキム・コッピ氏の表情だけで、どんだけ涙が出たか…本当に不思議だったのですが、彼女が笑うと、同じ色彩でも画面が明るくなる感じがしました。
ヨニは、サンフンに対して、決して心の内を打ち明けず、彼女が思い描く普遍的な家族像の中で生きる女子高生を演じていて、これがまた、いい感じで切なくて、愛しい感じで。
特に好きなシーンは、サンフンと甥っ子と3人で出かけるトコなんですけど、あのアンパランスな組み合わせが、疑似家族的で、救われる感じがしました。
でも、やっぱり、漢江で二人、涙を隠しながら泣くシーンは、最高のシーンでした。
全米以上に泣きました。
最後に、サンフン亡き後、帰り道、屋台を壊す実弟を街で偶然見掛け、その姿にサンフンを見て、またそれが実弟であることに気付く。
彼女の愛憎は常に一体であり、また、その自分の運命を受け入れる潜在的な白日夢なんですかね??
あるいは、自分の母親を襲ったのがサンフンとわかり、そこから始まった家族の転落と、皮肉にも別の形で出会ったサンフンだけが、この悲しさを救ってくれ、彼女をもう孤独にすることのないような、素晴らしい友人を与えてくれ、しかし、死ぬべき時が来たと悟ったのでしょうかね??
また弟も、サンフンと同じ運命をたどる事を悟ったのでしょうかね??
答えは観た人の数だけあるんだと思いますが、これまた、素晴らしいラストシーンでした。
原題が「クソ蠅」というらしく、コピペ韓国語でググると、蠅の画像が出てくる度
70ポイント
サンフンの社長、職業柄もなく良い人過ぎる度
120ポイント
こういうファッションセンスで行くと、セカンドバッグはマストアイテムなのね度
100ポイント