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GWおすすめDVD その1~アクション編、SF編、戦争編~

ミクシイに「GWおすすめDVD」という日記を書いてみたので、こちらにも加筆訂正しながら書くという、狡いことをしてみます。オホホ。

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GWにお暇でDVDを借りに行く方に、1月から4月に見た面白かったおすすめDVDを書きますぞ!(ムック口調で)
ちなみにTSUTAYAではすべて7泊8日モノです。お得!!

アクション編

・ベスト・キッド・

ジャッキー・チェン様とウィル・スミスの息子が出演している。ウィル・スミスの息子、加藤浩二が生意気そうなガキですね~!」と来日インタビューを見て言ってました。ジャッキー様ぁ~!!



・ニンジャ・アサシン・

ニンジャ・アサシン [DVD]/Rain,ナオミ・ハリス,ショー・コスギ

¥1,500
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こんなブログもかいてます!


SF編

・ダークナイト・
ダークナイト [DVD]/クリスチャン・ベール,マイケル・ケイン,ヒース・レジャー

¥1,500
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バットマンシリーズ。ジョーカー怖い。

地震後見たら、あんくらいでパニックになるわけねーじゃん!と心に余裕が…
ヒース・レジャー最高ですた。

バットマンシリーズの着替えのシーンで、ほんの少しだけ米国カルチャーに置いてきぼりを感じてしまう、昭和な私ですが、「ダークナイト」は本当に面白いですね!!


・第9地区・

第9地区 [DVD]/シャールト・コプリー,デヴィッド・ジェームズ,ジェイソン・コープ

¥1,500
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子供エイリアンが可愛い。面白かったので2回借りて見た!

クリント・イーストウッド監督「インビクタス」(感動モノ・その2のドラマ編に書いてみました)とセットで見るとアパルトヘイト、ダメ絶対!気分に。

風刺に走ってないのが良い映画だと思うのですが、差別や住み分けっていう事を考えましたよ。

でもブシブシ戦ってるシーンとか、バズーカでブシューー!!とか、アドレナリン炸裂しました。

頭の悪い表現ですみません。


戦争編

・シルミド ・

シルミド/SILMIDO [DVD]/ソル・ギョング,アン・ソンギ,チョン・ジェヨン

¥1,575

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秘密部隊の特殊訓練等がメインの映画。アドレナリンの分泌量半端なし。人権ナシナシ訓練がお好きな方に。
こんなブログも書いてますm(_ _)m

・レバノン・

レバノン [DVD]/ヨアフ・ドナ

¥5,040

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ずっと戦車の中。閉所恐怖症は絶対見ちゃいかん映画。
「へ、マイナーだし、どうせマニアックな映画なんでしょ?」と思った方へ。
それプラス10ポイント増しで面白いです。マジで。

・硫黄島からの手紙、父親たちの星条旗 ・

硫黄島からの手紙 [DVD]/渡辺謙,二宮和也,伊原剛志

¥1,500

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父親たちの星条旗 [DVD]/ライアン・フィリップ,ジェシー・ブラッドフォード,アダム・ビーチ

¥1,500

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ケン・ワタナビと、伊原剛がカッコよす!両方とも見ると感慨深い。
「父親たちの星条旗」には「リトル・ダンサー」の主人公の男の子が、大人になって出ていたので、お母さんはそれもまた嬉しかったですのよ…

その2へ続くのでありますよ、ニンニン!!

ヒーローショー【ネタバレ】

ヒーローショー [DVD]/後藤淳平(ジャルジャル),福徳秀介(ジャルジャル),ちすん
¥3,990
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何をやっても中途半端なユウキ(ジャルジャル福徳秀介 )は、先輩の剛志から、ヒーローショーの悪役のバイトを紹介される。ある日、バイト仲間のノボルが、剛志の彼女を寝取ったことから、剛志とノボルはショーの最中であることを忘れ大怪我を追うほどの喧嘩をする。しかし剛志の気は収まらず、ユウキを含めた悪友たちを呼び寄せ、ノボル達をこれでもかと痛めつける。しかし、ノボル達も黙っていない。彼らは自衛隊上がりの勇気(ジャルジャル・後藤淳平 )を引き連れ、報復する。次第に彼らの暴走はエスカレートしていき、ついには決定的な犯罪―殺人が起きてしまう。(Wikipediaより)


【2010年5月公開】 製作国 日本


そういえば、この映画の公開時に、死ぬほど番宣やってたな~、と思い、ジャルジャルも結構好きだし、「パッチギ!」も結構面白かったしで、新作の棚にある間に借りとかないと忘れちゃうな…という軽いノリで借りてきました。

ちなみに、私はパッケージを読んだり、あらすじを全然知らずして借りるのが好きなので、まあ、ヤンキー映画の凝った感じかな~??くらいの軽いノリで借りました。


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なんかこれってもしかして?…と思いググってみると、東大阪集団暴行殺人事件 がベースとなっていたんですね。

ちょうどこの事件の時、私は勤めていた大学を辞めた月でして、この事件にはかなり陰鬱な感情を持っていた事を思い出しました。同じ年齢の学生たちと関わっていたからか、もう、最悪な気分になった事件でした。

吉本の若手のお笑いを起用するってんで、本当に軽いノリで見れるモノだと思っていたのですよ。

映画そのものの完成度も高いのですが、もうどこまでもどこまでも不快極まりなく、早く終わらないかな…と思ったくらいに最悪の気分に…

でも見終わってから、こういう観方をしてもいいんじゃね?と思ったりして。



ユウキ(福徳秀介)のネガティブな生活感…このユウキの希望の無さに、結婚する前の自分の姿が物凄くカブってしまい、苦しくなり過ぎました…

私も学校卒業後はフリーターから始め、何かを掴みたい、けど現実は単純労働の繰り返しで、夢も無くなってしまい、本当に「周りのみんなが偉く見える」(by中原中也)な気分だったし、また恋人もチンピラ風情でして。まあ、パートナーというのは、自分との相性の事もあるので、私も、そらまあ、アホな感じだったんですなぁ。

その時は、まあそれなりに楽しんでいたし、勿論いい思い出もあるのですが、やはり憂鬱になる日は、とことん憂鬱になりました。両親に謝りたいよ~みたいな。忘れたかったイヤな感情を掘り起こされた感じが、もう本当にツラかったですよ…


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んまあ、こういう行き場のない感情を社会制度が悪いんだ!と理屈をこねれば少しは救われたりするのかもしれませんが、そりゃいくらなんでも青臭い考えだし、成長しないわな。

でも、今ならそういう事も言えるかな…自分に対してではないけれども。

少なくとも、学校で働いていた時に、学生にはわかってほしい現実だったので、口を酸っぱくして言っていたなぁ。勿論、彼らの想像の域まで達してはいなかったと思うけれども、彼らの心に届けたかった虚しさの正体は、ユウキの日常だったんですよね。

そして、この映画のベースとなる事件は実際に起きてしまったワケでして。

この救いようもない、幼稚な感覚で実際犯罪の舞台にいた彼らの一部は、教師を志していたんですよね。

んで、映画の中では彼らを決して美化していないので、誰にも共感することが出来ず、ただただ不快だったのですが、この中にあの頃の私がいたら、どのように振る舞っていたのだろう?と思うと、

「いや、もう少しマシに振る舞ったと思うなぁ…」

とも思う反面、彼らと変わらぬ行動をしていたのかもしれない…と、そういうグニャっとした、もう最悪な気分が、更に輪をかけて「あああああ早く終わってくれええええええ」という、逃げ出したい気分になったのかもしれないんですよね。

彼らと同じ時期の私が、彼らを一蹴出来る身分なのか?みたいな。



拓也(林剛史)が、勇気(後藤淳平)に「お前は俺のヒーローなんだよ!」と土下座して頼む姿で、ああなるほど、ああなるほどね、なるほど~、なるほどねぇ~なんて、もう思考回路もストップしたままでしたよ。トホホですよ。

タイトルには、そういう意味があったんですか!!みたいな。完全に弱気モード。

しかし、ジャルジャルのお二人もさることながら、出演した俳優の方全てが、複雑な心理状態だったと思うのですが、本当に好演されていて素晴らしかったです。

んで、ラストを見る限り、完全犯罪になってしまっているのですが、この犯罪に加担した彼らの心の枷にはなっていたという描写も素晴らしかったです。

悪人が犯した罪ではなく、行き過ぎた行動の先にあった不幸なんだなぁ…と。

いや「不幸」という言葉は軽すぎますよね。

被害者も加害者も、軽率過ぎる行動が、命を奪ってしまったんですからね!!

でも、このような日常が転がっている現実を見据えなくてはいけない。

井筒監督、凄いなぁ・・・・他の作品も観ておかなくては。


映画見る前に、ヘイ!たくちゃんの井筒監督のモノマネ「お前ら、クソやな!クソッ!!」と言いながらDVDのセッティングした度 

70ポイント

ジャルジャルの「おばはーーん!」「おばはーーん!!」を案外思い出さなかった度 

80ポイント

勝浦はジャージ度 

200ポイント

トウキョウソナタ【ネタバレ&批判】

トウキョウソナタ [DVD]/香川照之,小泉今日子,役所広司
¥4,935
Amazon.co.jp

あらすじ…


東京で暮らすサラリーマンの竜平はある日、会社からリストラされてしまうが、そのことを家族に打ち明けられない。同じ頃、彼の妻の恵や、息子の貴と健二もそれぞれに悩みを抱え、家族は次第に崩壊へと向かっていく。

【2008年9月公開】 製作国 日本・オランダ・香港

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公開された2008年から、リーマンショックが始まったんですなぁ(ウィキペディア参照)
私は、しがない派遣社員のため、この頃から、ずっと悪夢が続いておりますよ。シュン。
まあ、それでもなんとか仕事はあるのですが…
ましてや、竜平(香川照之)のように、仕事一途でリストラされた日にゃ、本当に悪夢以外の何物でも…
職安のシーンなんかは、もう本当に見てると心苦しかったです。
また、「回路 」「ドッペルゲンガー 」の黒沢清監督独特の世界観、特にホームレス集団の行列の中に黒須(津田寛治)がすっと入っていく感じなんかは、すごい表現力だなぁ…と思いました。

本日も大安売り
と、前半部分は、かなり好きな感じだったんですよ!!


(ここからは、批判です。)


ところが、恵(小泉今日子)が、泥棒(役所宏司)と車に乗ったあたりから、もう、かなりガックシきました。
まず、いくらなんでも、家で体中グルグル巻きにされてですよ、包丁で脅されてですよ、夫のなんだか情けない顔見たからって、ストックホルム症候群になるかっつうの!!
自分自身が、ちょっと怖い目にあった事があるからかもしれませんが、被害者の気持ちをわかってなさすぎで、そう思った途端、映画全体が、もう嘘くさく見えちゃって、本当に…

最初の方の面白さまでもが、キッカリ消え去ってしまいまして。
そもそも、ホームレスの炊き出しに、いくら仕事がないからって、家のある人は行っちゃダメだし、夫がリストラされた事実を知り、息子がピアノやりたいといい、夫が激烈反対しているならば、奥さん、あんた今すぐ働けや!と思ったりして、物語のほとんど前半までさかのぼって愚痴愚痴しちゃいましたよ。泥棒、ダメ絶対!
まあ、映画なんで、そういう表現についていけなかったというだけの話なんですけど。
ついでに
「息子さんは、ピアノの才能があるんです」
とか言ってましたが、あんたピアノの先生のくせに、ピアノなめてんのか!!と思ったり、しかもラストのあの上達ぶりですよ。壊れたキーボードしか持ってないんですよ?せめて、鍵盤の重さが感じられるくらいの電子ピアノでお願いしますよ、って思っちゃいましたよ。それもそれで、リアリティが無くなるんですけどね。
そもそも、どうやって拾ってくるんだ、って話になりますけどね。
キョンキョンつながりですが、「少女に何がおこったか」の紙鍵盤の上で「革命」を練習してたレベルの話を、まさか平成でやられるとは。
健二(井之脇海)くんは薄汚れたシンデレラなんですか?
というわけで、泥棒シーンが、私のなかでダメダメ過ぎでした。

すみませんm(_ _)m

というわけで、申し訳ないのですが、今回ポイントはつけられませんでした…