アクティブ系自閉症(低身長と弱視も治療中)・長男ワタル(年長)、
負けん気と食い気強めの長女マリナ(2歳)、
アラフォー気力体力下り坂夫婦の、
凸凹しながらも退屈することのない毎日。
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\こんな家族なんです!/
親は頼れないし、重い話題が多くて話せる友達もいない!
しょうもない話も含めて、ここでダラダラ吐き出します、お目汚し失礼します。
順序がバラバラですが。
就学に至るまでには、やっぱりここから振り返って何度も何度も考えたので、このタイミングで書き残しておきます。
これまでのワタルの振り返り。
【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査④保育園・心理士さんに相談
【回顧録】ワタル4歳 睡眠改善のつもりで行った小児科の先生の驚くべき言葉
【回顧録】ワタル4歳 療育のベテラン先生へ相談したら生まれ変われた
【回顧録】ワタル4歳・マリナ1歳 療育・保育園・職探しが同時スタート
春、ワタルは年長になりました。
療育は年長になると14時~16時になりました。
来年の小学校のためにも週5日通園の日々に慣れてもらおうと、療育に通い始めた当初から「年長さんになったら、お昼ご飯食べてからA(療育名)に行くよ」と何度も言っておいたので、意外と嫌がらずに朝登園し、お昼ごはんの後に迎えに行くとはりきって出てきてくれるようになりました。
そして療育へ向かう自転車で寝てから療育へ。そのあと私はマリナを迎えに再び保育園へ行き、療育へワタルを迎えに行き、帰宅。
仕事の日より正直移動距離的にハードですが、朝子供たちを送り届けてから昼にワタルを迎えに行くまでの3時間ほど、一人だけの時間が出来たこと。これが本当に本当に大きかった。この楽しみのためだけに一週間頑張れる。
ワタルも、「今日から年長さんだしな!」と張り切って登園…できたのは最初の3日間ほど。
コロナでの登園自粛要請。
ワタルとマリナの通う保育園は、【両親のどちらもが勤務先へ出勤しなくてはならず祖父母なども頼れない場合のみ保育可能】となってしまいました。
そして、夫がテレワークになりました…
今思い返せばちょっと笑えるし懐かしい気もするけど、煮詰まらないよう必死にいろいろやりました。
ベランダにウッドパネルひいて大きいプール買って、天気のいい日はそこでお昼ご飯食べたり。百均でスライムやら折り紙やら大量に買っておいて、家の中で煮詰まりかけたら小出しに投下。
体幹を鍛えるというのでトランポリンも買ったし、夫が別室でテレワークするために椅子も買った。
テレワークの意味や状況は何度か説明して子供たちはどこまでわかってくれたのか不明だけど、のんびりした毎日を楽しんで過ごしました。私と夫は、それぞれ勤務時間をずらして交互に子供を見るので疲労困憊だったけど!
朝は一応いつも通りの時間には起きるけど、保育園へ行かなくていいという気の持ちようのせいかワタルの目覚めがメチャクチャいい。そしてゆっくりご飯食べて着替えて、お絵描きしたり遊んで、人気のなさそうな公園でブランコに乗って。マリナ、すでにワタルへの負けん気を発揮して1歳の分際でブランコに乗りはじめました…。
そうしてのんびり不安ながらも心穏やかな日々(この頃はワタルの癇癪、少なかったなあ…夜も怖がらなかった…)を過ごしていたのですが、6月から、元の生活が始まることになりました。
一応、「来月から、また保育園へ行けるよ」と伝えると、「やったー!お友達とかに会えないから、今さびしいもん」なんて言ってはいましたが、心中は色々思うところがあったようで…
荒れに荒れました。いまのとこ我が家最大。
自粛が明ける1週間ほど前、寝室でのトークタイムで
「ワタルな、自分の事がキライなんだ」と。
ショックでした。
5歳の口からこんな言葉が出るなんて。
みんなみたいに上手に出来ない、すぐ泣いちゃうし気持ちもぐちゃぐちゃになる、すぐ怒られるけどじっとできない…と、私を含めた大人たちが(きっとこんなことで苦しんでいるだろうけど、まだ本人はうまく伝えられないだろう)と思っていたことが、全部ワタルの口から出てきたのです。
こういうとき、「でも」は使いたくない。
「そうか、でもママは上手だと思うよ」
「でもさ、上手じゃなくても、楽しくできたらいいじゃない」
→どちらもNGなのです…
「上手じゃない!(泣)」
「楽しいだけじゃダメ!(泣)」
とカウンターが来るので。
しかも、「保育園イヤ?家のほうが楽しい?」と聞くと、
「どっちもイヤだ。楽しい事なんて、何もない」と。
(これはこの日、私と夫でワタルをすごくWで叱りつけてしまったのも尾を引いてたかも…)
結局その日は、「そうかあ、ごめんな…きつく言い過ぎた」「うんうん…上手になりたいよなあ」等と相槌を打ち続けていたら深夜1時を回り、翌日療育の先生に話して驚かれました。
「そんなこと、上手に話せるんですね、ワタル君」
「お母さん、そんなに聞いてあげてえらかったけど、もし次そんなことがあったら、「じゃあ何は得意?何は楽しい?とか、明るい話題にうまく変えてあげて。暗くなる話を続けすぎると、その言葉で自分がまた落ち込んでしまったりするかもだし…」
「苦手な事のお話も、「そんなことないよ!上手!」「じゃあ頑張ってみよう!」より、まず一番最初は「そうかあ、苦手なんだね」って、聞き入れてあげることですね…」
これいっつも忘れるんですよね、いまだに。復唱のように、いったん整理してあげること。
と。
「今、コロナのせいで、大人も子供もとんでもなく疲弊してて、似たようなお話よく聞きます。子供にきつく叱っちゃったりとか、子供さんもストレスが溜まって、ちょっと乱れたりとか。でも、大人二人で追い詰めて叱るようなことはやめてあげて。嘘つくようになっちゃうから。もう、悪いことしててもスルーするくらいで。」
翌日からそのように実践したのですが、一度言ってしまったことが頭を支配しているのかまた寝るのが怖い怖いとどんどん遅くなりはじめ。昼間は穏やかに過ごせるのに、夜がどうしてもダメ。
そんな状態で、6月になりました。
恐ろしすぎました。そして、案の定最初の2週間ほどは大荒れでした。
そして、また新たな小児神経科のドアを叩くことになるのでした。
続きます。