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アクティブ系自閉症(低身長と弱視も治療中)・長男ワタル(年長)、
負けん気と食い気強めの長女マリナ(2歳)、
アラフォー気力体力下り坂夫婦の、
凸凹しながらも退屈することのない毎日。

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\こんな家族なんです!/

親は頼れないし、重い話題が多くて話せる友達もいない!
しょうもない話も含めて、ここでダラダラ吐き出します、お目汚し失礼します。

 

順序がバラバラですが。

就学に至るまでには、やっぱりここから振り返って何度も何度も考えたので、このタイミングで書き残しておきます。

校長先生との面談の時も、これ全部話しました。


これまでのワタルの振り返り。

【回顧録】0~1歳の頃の息子。

【回顧録】ワタル2歳~3歳 低身長の指摘

【回顧録】ワタル3歳 なんか違和感…

【回顧録】ワタル4歳 理解不能な癇癪…そして指摘

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査①

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査②

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査③結果発表〜

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査④保育園・心理士さんに相談

【回顧録】ワタル4歳 療育探しの旅~個別か集団か~

 

 

発達検査の結果、療育へ通わせてあげたほうがいいと言われた、ワタル(年中)。
どこも定員オーバーで順番待ちらしいけど、とにかくまず見学をと、動き出しました。

前々回書いたチェーンブランケットもダメ、オルゴールをかけたり昼間起こし続けたりしてもダメ、とにかくオリジナルストーリーを2時間話させられ続ける毎日(しかもマリナの夜間授乳もアリ)。

さらに療育へ入れる見通しもたたないまま、もしマリナが保育園に入れたら働かないといけない、それまでに何かできることは…とムズムズしていた私は、以前検査を受けた病院に睡眠のお薬だけでも貰おうと電話をしたのですが、そこはとても大きな病院で予約が全く取れず1か月後だと。そんなにメンタルもたない!とネットで探し当てた小児漢方や子供の発達も診てくれるという小児科へ藁へもすがる思いで向かいました。(この一年、目についた藁全てにすがっていました)


そこは一見普通の小児科のようで、マスクをした子供さんや予防接種の赤ちゃんもいるなか、待合室で待機。もうその間もワタルは端から端へと走りまわり転がりまわり…吉本新喜劇の寛平ちゃんのサルの物まね、あれが一番近い。
綺麗な床を見ると転がりたくなる習性があるんですよね…だから一見フローリングに見えるようなきれいな土足制の病院には行けない。二足制じゃないと無理!


診察室に入ると、さっぱりした感じの女医さんで、標準語のタメ口。(関西人からしたら一番ビビるタイプ)


あらかじめ書いた問診票を見ながら
「えーと発達障害なのね?確かに動いてるねえ」
胸をえぐられるような言い方、でもそんなことでめげてる場合ではない。
なんとか今までの顛末を話す…けど、本人がいる前で話すのが、毎回胸が痛む。

ここは幸い、隣の部屋に看護婦さんが連れて行って遊んでくれていたので、ゆっくり話すことができたけど。


今一番困っていることは、とにかく睡眠だと。

先生はアッサリ、

「寝ないなら、23時まで遊ばせたげたらいいじゃん」

え?
いいじゃん!?




「本人の気持ちの切り替えが難しいんだから、すぐ「寝よう」と気持ちが切り換えられないのはしょうがないし」


「大人だって、仕事の前とか後についついコンビニとか寄っちゃうのと同じ。気持ちの一区切りをつけたいんだと思うから、気が済むまで遊ばせてあげたらいいよ」



今までサンドバックのように食らってきた言葉たち。

ちゃんと昼間に疲れるまで遊ばせてあげてる?
家の中でテレビばっかり見せてるんじゃないの?
昼に眠くなって夜寝られないなんて、生活リズム整えてあげたら?
ゆっくり低い声で昔話やトントンしてあげたら眠気が来るでしょ、普通。
うちは20時半には寝るなぁ~、寝室連れてって15分くらいかな?
寝るの嫌がるなんて聞いたことない、どういうこと?←知らんわ!
(この頃から、他のママ友さんとしゃべるのが苦痛で離れてった…)


そのどれでもない、初めて聞いたアドバイス。


寝ないなら何時まででも遊ばせたげたらいいじゃん。

いいじゃん…



でも一応しどろもどろで、
「妹もいるし、電気をつけて遊ぶのは無理です…」と歯向かってみたものの、

「んー、じゃあ、ゴメン!電気はつけられないから暗くてもいい?って遊ばせたら?」

・・・・・・マジで?あくまでそっちの方向性?
でもそうするしかもう道はないような気もする・・・


先生は、看護婦さんと戻ってきたワタルを見て、
「感覚過敏もあるかもしれないね、この目は」
「うるさがることがあれば、ヘッドホンとかさせてあげるのもいいかも。情報が入りすぎて処理が追いつかないかも」

このあいだ保育園に来てくれた心理士さんも、「たまに、お友達同士のケンカの声みたいなのがうるさいのか、耳をふさいでる姿がありました」と言ってた…
※そのあと急いで小児用ヘッドフォン買ってみたけど、これは今のところ特に出番なしです

ワタルを寝転がせて、ふくらはぎとかを揉みながら
「過緊張で、寝る時までグッと全身に力が入ってるのかもね~。こうやって、足とかお尻をマッサージしてあげるのもいいかも」と。確かにワタルは常に足にギュッと力が入っててふくらはぎもカチカチなんで…
ワタルはくすぐったいのかゲラゲラ笑い、一瞬にして(この人は優しい!)と察知したのか、タメ口先生に抱き着いて膝の上に座って聴診器をさわりだす。(かかりつけ医でもおなじみの光景…)


そして、お薬を2種類出してもらいました。
ひとつめはアタラックス。これはアレルギー鼻炎とか花粉症の子が飲む薬で、副作用として眠くなるもの。ワタルは花粉症の気があるので一石二鳥。
もうひとつが、検査の病院でもチラッと聞いた、漢方の抑肝散。こういった子供のお薬としてはメジャーらしい。
「一応出してみるけど。特に漢方のほうは飲みにくいから、何か混ぜて飲ませてあげて」


で、そのあと、
「療育には一刻も早く入れてあげたほうがいいよ!」と先生。


「いま、保育園良く通えてるね、相当本人ツラいはずだよ。そこで、きっと動きまわって叱られてばかりで、自分は出来ない、ダメだ、って自己肯定力がものすごく下がってしまってるから、療育で自信をつけさせてあげないと」


そうか…やっぱり療育は、「そのままのあなたでいいよ」と、普段怒られてばかりの子供に、自信を取り戻してあげる場なんだな、と。


最後に先生は、とある療育の代表の先生を教えてくれました。
「ここ、そういう相談できるから是非行って。有料だけど、代表の●●先生でお願いしますって、予約取ってみて。ここの療育にすぐ入れるわけじゃないかもしれないけど、会いに行ってみたほうがいいと思う」

渡されたメモは、うちからもこの病院からからも遠い、集団療育とその代表の方の名前。
調べたらとても有名で著書もたくさん、障害児支援に長く携わってきたらしい先生でした。
電話をして、相談予約をしました。


思えば、この先生と話したことで、やっとモヤが少しだけ晴れ、光が差したのです。
本当にありがとう…タメ口先生…この方を紹介してくれて…

続きます。