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アクティブ系自閉症(低身長と弱視も治療中)・長男ワタル(年長)、
負けん気と食い気強めの長女マリナ(2歳)、
アラフォー気力体力下り坂夫婦の、
凸凹しながらも退屈することのない毎日。

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\こんな家族なんです!/

親は頼れないし、重い話題が多くて話せる友達もいない!
しょうもない話も含めて、ここでダラダラ吐き出します、お目汚し失礼します。

 

順序がバラバラですが。

就学に至るまでには、やっぱりここから振り返って何度も何度も考えたので、このタイミングで書き残しておきます。

校長先生との面談の時も、これ全部話しました。


これまでのワタルの振り返り。

【回顧録】0~1歳の頃の息子。

【回顧録】ワタル2歳~3歳 低身長の指摘

【回顧録】ワタル3歳 なんか違和感…

【回顧録】ワタル4歳 理解不能な癇癪…そして指摘

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査①

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査②

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査③結果発表〜

【回顧録】ワタル4歳 発達相談・発達検査④保育園・心理士さんに相談

 

 

発達検査の結果、療育へ通わせてあげたほうがいいと言われた、ワタル(年中)。
どこも定員オーバーで順番待ちらしいけど、とにかくまず見学をと、動き出しました。


ケースワーカーさんから教えてもらった、4つの療育。
集団療育と個別療育との2つずつ。
「個別は比較的入りやすいですが、集団のほうは今どこもいっぱいなので、来年の春になるかもしれませんが…」とのことだったけど、とりあえず全部に電話かけて予約!

この頃、マリナはすでに生後11か月。あと1か月で1歳、もしかしたら保育園にはいれてしまうかもしれない(嬉しいんだが)
育休中の時間がある今、できることを徹底的にやるしかねえ!



…電話をしただけで、なんとなく

集団のほうがいいな、と直感。
(ちなみに私の住んでいる地域は、昔からやっている療育はすべて集団で、個別はココ5年くらいに一気に増えたらしいです。)



■集団療育A
土曜の午前、療育の始まる前に管理者のかたが対応してくれました。

「もともと保育園が母体で社会福祉法人となり、心理士さんはいなくて、元保育士がメインでやってるんです」
「子供一人に対して大人一人、くらいの割合でしっかりついて、とにかく思い切り遊ばせてあげることが、うちの療育なんです」

広いフローリングで、大きなジャングルジムやアスレチックみたいなのがあるなかをぴょこぴょこ走り回るワタルを目で追いながら、「ごめんね~ワタルくん、お母さんとちょっとお話するから、遊んでてね~。好きなところ開けて、おもちゃも出していいからね」と。


「発達に躓きのあるお子さんは、定型の子供達よりゆっくり成長していくんです」
・自分で選ぶ力
・周りと自分を比べる気づき
・「できるかできないか」の二択ではなく、「できない、苦手だけど…」の三つ目の選択肢を見つける
など…

ワタルがあちこち走り周っておもちゃを出して遊んでると、他の先生が来て「ワタルくん、何してるの?」とワタルの横に座ってガッチリ遊び相手になってくれてワタル大喜び。そのうちに、療育の子たちがどんどん入ってきて、療育の時間が始まったので帰る支度を。ワタルも一緒に遊びたい!と騒いだものの、何とかなだめて出る前に…

「あ、先生…もし療育に入れても来年4月だと言われてるんです。あと半年の間に家で出来ることはないでしょうか?」←藁をもすがる思い

「そうですね…自分で選ばせてあげること。体感を鍛えてあげることですね、思いきり体を動かしたり。あとは何かを最後までやり遂げて達成感を感じさせてあげることですかね…ついつい他のものに目移りして投げ出す前に…導いてあげて」


実は保育園で何人か、ここに子供を通わせてた人の話を聞いたことがあって。
みんな口をそろえて「ここは最高」だと。

確かに。先生たちがみんな頼れそう、ワタルの事を包み込んでくれそう、そんな印象でした。
ただ遊んでるだけみたいに見えるけど…きっとそうじゃないんだろうな。
ていうか、子供にとっては、それが一番大事なんだろうな。



■個別療育B
電話した時に、こちらの子供の年齢や電話した経緯などを全く聞かずに、見学の日時だけを言われた時点で、ちょっとモヤる。
とりあえず行ってみると、子供と先生が2人で療育の部屋へ入り、親はマジックミラー越しにそれを見ることが出来るシステムでした(外出してもOK)
ワタルの事はあまり聞かず、とにかく会社概要から説明をされました。どういったことをしているか、子供の能力を伸ばすためのカリキュラムがどうちゃらこうちゃら…
そのあいだ、ワタルがつまらなさそうに端にある本棚の本を出そうとしたり、「なんかで遊びたい―」とゴネると、管理者の男性は

「ごめんねーボク、今ちょっとお話してるから、待ってて」と。
うーん。ボクって…一応、この場の主役はワタルだと、私は思うんですが…

療育は1回30分でフィードバックが15分。
さっそく体験させてもらえることになって、様子を見ていると、サーキット(平均台のデコボコした円になってるやつ)を歩いて、途中でマグネットで作った魚釣りをして、最後は机に座って一緒に赤と白の旗を作って、それを使って旗揚げゲームをする、というもの。
ワタル、騒いだりはしなかったものの、サーキットを逆走していきなり魚釣りへ。旗は何とか作ったけど、旗揚げゲームは「赤あげて」などの指示を聞いているというよりは、先生があげているのを真似してるだけという感じ…

フィードバックでは、手元のチェックリストを見ながら(ワタルのほう全然見てない)

「うん、ちゃんとこちらの指示も通ってますね」
「ちゃんと動けてるし、手先も器用ですね」


なんつーか…訓練?みたいな…
フィードバックも、見たままっつーか。旗揚げなんか、耳から入らず視覚から入ってたんじゃないん、と私ですら思ったけど。
ワタルの事も、こちらが話すと「そうなんですね~」とメモは取ってくれるものの、掘り下げることもなく。スタッフの方の若さ(失礼だけど…なんかいつでも辞めそう…)も少し気になり。

フィードバックの後すぐに、管理者の方が
「今ならこの曜日とこの曜日でしたら空いてますが、どうされます?」といきなり。
空いてるんかい!…と、さすがに冷める。

ここは…なんか違うと思う。



■集団療育C
ここは家から少し遠かったけど、ここも管理者の方が大変熱心に話を聞いてくれて、1時間半もいろいろな質問をして検査結果もよく読んで改めて私に説明をしてくれました。
話してくれたアドバイスはだいたいは集団療育Aのところと同じ、「今はとことん遊ばせてあげて、甘えさせてあげるのが療育」と。
ここは体験をさせてくれて、登園してきた子たちと一緒にプールに入ったりおやつを食べたりして、ワタルもものすごく楽しそうだった。


■個別療育D
ここは電話した時点で「ないな」と。
睡眠に問題を抱えてるお子さんへの指導も…とサイトに書いてあるのでどんなものかと思ったら、「睡眠によいサプリをお出しします」って。
うさんくさ・・・

ここもサイトを見ると、子供と先生が1対1で療育に取り組むのを、親がマジックミラー越しに見るという形でした。

(そういうところに通われてる方には失礼なんだけど…私はそもそも、そうやって我が子の姿を見るのが、なんだか嫌だった。実験中みたいな感じで…)


個別療育は、マンツーマンで、「出来る」体験を積みかさねていくという感じ。
集団療育は、とことん遊ばせる場という感じ。
それって保育園でも同じじゃないん?と一瞬頭をよぎったけど、よく考えると、違う。
保育園にはお仕事の時間があるし、守らないといけないルールがあるし、ただキャッキャ遊んでいられた乳児組の頃と違い、幼児組では上手に出来た・出来ない、あの子のほうが上手…など、だんだんストレスが溜まっていく環境になっているようなのは、私も気づいてました。現に、ワタルが以前ほど保育園での楽しかったことを話さなくなっている。聞けば答えてくれるけど、「●●がイヤだった」という話もちらほら。
集団療育は、人と比べるようなことは敢えてさせない、粘土にしても作るものを決めてそれの完成を目指すのではなくて、とにかく「感触を楽しみながら、皆で何かを作る喜び」を経験させてあげる、と。
一番のルールは「子供がすることを、一切制止しない」だと。

生活の中で、ここまで思う存分楽しませてあげること…家では、出来ないな。


個別療育で、じっくりと出来ない事、苦手な事ができるようになってほしいという思いはあるけど。
今のワタルに必要なことは、「はい、何回も練習したからできたね、OK!」っていうトレーニングなのかな?

 

 

 


~自問自答タイム~

 

ワタルに、今いちばんしてあげたいことは何?

毎日イライラして泣いて怒って気持ちを抑えられないでいる苦しさから解放させてあげたい。

イキイキしている笑顔がたくさん見たい。

そのために必要なのは「訓練」なのか?

ワタルの事を知りたい、という気持ちで、たくさん話を聞いてもらえたのは、どこだったか?


それと…



この人の前でなら泣いて相談できそう、と思えたのは?(というか、集団の二つでは、話しながら泣いてたw)



もう、どう考えても集団療育の2つでした。


療育はとにかく早期に始めるほうがいいというけれど…
集団なら半年待たなくちゃいけない。春の進級シーズンでないと、なかなか空きが出ないので。

個別ならすぐ入れる、というもどかしさにモヤモヤしていました。

※私の住む地域では、基本的に療育は1か所にしか通えません

あと、民間のリタ●コとかも調べると出てきたけど、毎月5万円くらいかかるみたいだし…(厳しい!)



そんな時でした。
発達障害に詳しく睡眠障害などにも評判の良い小児科があることをネットで見つけ、行ってみることにしたのです。
(思い返すと、本当に手当たり次第だな、この頃の私)



続きます。(いつ現代へ帰ってこれるのか)