『私は自分の感情に向き合い続けてきた。私が今一番知りたいのは夫の本音だけなんだ』
別れたくても、別れたくなくても、
結局それは結果論に過ぎません。
夫の本音を夫の口から話してほしい
その本音を口にすることが
私たち夫婦、そして家族の運命を
左右するものになることを
きっと誰よりも夫が痛感していたのだと
今だからわかることもたくさんあります。
変化を拒み続けた理由
◾︎私の中に『変わりたくない』
『変えたくない』という
願望があったように、
夫の中にも
『変わってたまるものか！』という
プライドの塊のようなものが
はびこっていたように思います。
私の中にあったのは、
・なんでこんなに言っても伝わらないの？！変わってくれないの？！という不満。
夫の中にあったのは、
・なんで俺がお前の言うことに合わせなきゃならないんだよ？！という不満。
どちらも自分の感情や
プライドばかりを優先して、
互いの想いに寄り添うことなど
一切ありませんでした。
だけど、当初の私たちにしてみれば
『こんなに我慢して合わせているのに！』と
我慢を思いやりだと
勘違いしていたように思います。
プライドの正体
この『プライド』の本質を知ることは、
お互いに自分の本心と向き合うために
とても必要で重要なプロセスでした。
・そのプライドはどこから来たの？
・なぜプライドが必要なの？
・どうしてプライドを壊されたくないの？
・プライドを守りたい理由は？
『プライド』という4文字に秘められた
人間の複雑な感情...
潜在意識に向き合う過程は
思った以上に苦しかったけれど、
ゆっくりと1つずつ向き合っていくと
予想だにしなかった感情や
忘れていた記憶が
浮き彫りになっていきます。
夫のプライドは、
『自分自身を守るための鉄壁の防御』
でした。
夫は元々とても優しくて人当たりがよく、
嫌な顔一つせずに人助けができる人。
中堅職で上からも下からも板挟みで、
みんなが働きやすいように...と
いつも考えていたそうです。
だけど、誰だって『良い人だけ』では
息が詰まってしまいます。
家でも優しいお父さん、夫でいたかった。
だけど、仕事で疲れて帰ってきても
安らげる空間がなかった。
由香は自分の仕事に追われ、
子供たちのご飯が遅れ、
お腹を空かせた子供たちはイライラし、
俺もすぐに落ち着いて
ご飯を食べることもできない。
手伝えばよかったかもしれないけど、
そこに甘えて由香が
どんどんダメになっていくようで嫌だった。
『やってもらえる』と
思われることが嫌だった。
由香には何を話しても
変わらないって諦めてしまっていた。
本音を話す・本音を受け入れる
夫の本音を知ることは
ショックでもありましたが、
私自身を知る機会でもありました。
ゆっくり時間をかけて
少しずつ話してみると、
思いもよらなかった
心の声が溢れてきます。
夫は、
『できないお前に言われたくない』という
プライドがとても大きかったそうです。
感情任せにぶつかり合うのではなく、
ひらめくカードから得た『質問力』が
特に夫婦間のやりとりで
生かされていきます。
質問力が上がると、
傾聴する力も上がります。
自分の中にあるわだかまりを
すぐに人にぶつけてしまうのではなく、
自分自身に丁寧に問いかけてみると
その後の関係性が大きく変わっていきます。
それは何年かかろうと、
向き合うことをやめない限りは
きっと誰しもが体験し実感できること。
次回の記事からは、
ひらめくカードを学んでから
実際にどのように生かしているかを
書いていきたいと思います。
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