■ こんなに好きだったのかぁ...


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私の夢ストーリー⑥芽生え始めた彼への気持ち


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話は『私の仕事』について少し戻ります。



自分1人でどこまでやれるか
頑張ろうと1人暮らしを始めた20歳。



おしゃれな居酒屋だと思い込んで
面接を申し込んだのは、
昭和レトロなBARだった

・・・と、ここまでが
私の仕事のお話でした。




その後も本当に楽しく働かせていただいたのですが、体を壊してしまいドクターストップ→
泣く泣くBARを後にすることになってしまいました。





体調を万全に戻すまで、
しばらくは余儀なく休養することに。



その間も、『彼』は
父親のように何かと世話を焼いてくれました。




温かなご飯

のんびり二人でテレビを見る時間

誰かがいてくれる安心感...




彼のお陰もあって体調も徐々に回復し、
私は仕事探しを始めます。




ちょうど当時住んでいたアパートから
歩いて10分の場所に、
開店したばかりであろう
おしゃれなカフェを発見!





『ここだ!』と感じた私は、
求人も出ていないそのお店に
『ここで働かせてください!』
飛び込みで直談判をしたのです。



結果は、ありがたいことに即採用!





このカフェでは、自分で考えたメニューに
オーナーや料理長からOKがもらえたら、
ランチやディナーに採用してもらえました。



やりがいを感じながら
朝から夜まで毎日のように働き続け、
気づけば、次第に彼と会う時間も
減っていきました。




私の心の中には

彼がずっといてくれるという
確信のない自信

恋人ではないから
何があっても別に平気という強がり

この2つの気持ちが混在していました。




久しぶりに会った彼は、
いつも通り優しくて安心したのも束の間...


携帯が鳴り、『はい、もしもし!』と
少しはにかみながら嬉しそうに出る彼。

携帯から漏れる声は
可愛らしい女性の声でした。





電話を切った彼と目が合い、
ドギマギしながら『なんだか嬉しそうだね』と、わざとらしく問いかける私。



(なんだか、すごく情けない気分だなぁ...)



『あ、いや、友達...なんだけどさ。二人で会いたいって言われてさ。』


私  『そ、そうなんだ!へー!良かったね!彼女とかになっちゃうんじゃないの?!モテるね〜♪』


 『・・・。そうだな。』




ばい...
なんか、かなり気まずい。

泣きそう...


なんでそんなに
不機嫌そうな顔をするんだろう?



『なんかごめん。帰る!』



彼は無言のまま、私は返事も待たずに、
慌ただしく彼のアパートを後にしました。



運転する車の中で、
どうしようもないくらい
涙が溢れて危ないくらいです。




こんなに好きだったのかぁ...
もう手遅れだ...



気付いた時には、もう遅かった。


今までの関係を壊したくない。
その考えが甘いのかな?




もう、わけがわかりませんでした。



彼との関係が、
この後さらに波乱の展開に
向かうとも思わずに...



〜つづく〜

 

 

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