思い込みの話、こちらの続編。
この世にオギャー！と生まれた時は
「生まれてきてしまって、なんかすんません」とか
「忙しいのにおむつ替えてもらって申し訳ない・・」
「眠れないっていうと心配かけるから寝たふりしておこう」
なんて思わなかったはずなのに
気付いたら無意識のうちに
いろんな思考がインストールされて
上記のような事を気にしたり発言したりするようになる。
生まれたての時はまだ自分で
喋ることも歩くこともできないし
当時の記憶がある人も殆ど居ないでしょう。
せいぜい、記憶があっても3歳くらいか？
生まれたばかりで
まだ何もインストールされていない頃の自分が
本来の、本質だけのまっさらな自分。
生まれ持ったモノだけでできてる状態。
だったのが、
家族という初めての小さな社会の中で
親、大人にお世話をされないと
何も出来ない、生きていけない時代から
家族と多くの時間を過ごす年代までに
（主に幼少期）
自分を守るための「性格」を
身につけていきます。
例えば。
その日に幼稚園であった楽しかった出来事を
帰ってからお母さんに聞いて欲しくて
ウキウキで話したけれど
「それは危ないからダメ！」とか
なんか理不尽に怒られた。
ホントにたまたまに、
自分が危ないことをしていたことに対する
注意喚起ならともかく
毎回楽しい報告をするたびに
なぜか毎回怒られる。
すると、
この人に楽しいことを報告しても
毎回謎に怒られるから
自分が怒られないように（守るために）
言わないようにしよう。
と学習するわけだ。
（もちろん他のパターンもあるでしょう）
似たようなことが日常で、
家の中で、頻繁に起きると
楽しいこと以外でも
自分が思ったこと、感じたことを言うと
責められる。
そういうことが
もしかしたら毎回じゃなかったかもしれないけど
ネガティブな体験のインパクトって大きいので
記憶に残りやすいんだよね。
しかも、母親だけに責められる
だったはずが
家の中以外の人間に対しても
同じように責められるに違いない！
って思い込んでしまう。
いつのまに！
そこから、誰に対しても
自分の感じたことや意見を言わなくなる。
だって「誰に何を言っても責められる」っていう
思い込みができちゃってるから。
そんな思い込みを自分で勝手に
どんどん深くして、拗らせていくと
私の意見なんて、気持ちなんて
どうせ誰にもわかってもらえない
だから、話しても無駄
実際、他人なんだからわかんなくて当然なんだけど
あまりにわかってもらえないと
わかってほしい！気持ちがガンガン強くなっていく。
と、ふさぎこむようになったり
何も言わないコになっていく。
幼少期から諦めモード全開。
表面上はフツーにしていても
心は誰に対しても開けない状態。
けどさ、
そんなしくみなんて子供だったから知らないし
当時はネットもなかったから
そんな情報を調べることもできず
そもそも、小さな世界で生きているので
おかしいとも思わないんだよね。
それが自分にとっての普通。
そういうものだと思ってる。
そのまま大きくなり
社会に出ると、その歪みが一気に出て
生き辛さ全開！社会に適応できなくて
ドロップアウトを繰り返す。
なんてことをリアルでやっていました💦
私は社会に適応できないダメ人間
人間向いてない！とか本気で思ってたし。
（確かに社会不適合タイプではあるけど
それが特性だとわかったのはここ数年）
こんな風に、
大人になる過程で致し方なく身につけてしまった「思い込み」が
思考の癖となって、さらに自分に不利益な思い込みを強化する。
自分にとってはそれがずっと当たり前だったから
気付けないことも多々あるんだけど
（だから「思い込み」なんだよね）
まずそこに気付いて、
いつもの反応が出たときに気付いて
ひとつひとつ手放していく。
引き寄せの法則とか
思考は現実化するって話があるでしょ？
たとえば
自分が初めてスマホを持つことになった！
そしたら、街ゆく人たちが手にしているスマホが
めっちゃ目に入るようになる。
妊娠したとたんに、ベビーカーのママさんばかり
目につくようになる。
いわゆる脳の「フィルター」機能が働いてるんだ。
脳ってすごいよね！
同じように
自分がダメだ！って思ったら
「自分がダメ」なことばかり目につくので
そしてさらに
「あぁやっぱり自分はダメなんだ」っていう
思い込みを強化してしまう。
って、ここまで読んで思い当たる人はきっと
「あぁ、そんな私はダメなんだ・・・」って
思っちゃってると思うんだけど。
過去に身につけてしまったものは
しょうがないのよ。
不可抗力だったことも多いの。
だけど、これからの人生で
少しずつその不都合な癖を和らげたり
癖は持ったままでも
一瞬ダメだぁって思っちゃったとしても
だんだん立ち直りが早くなって
ドツボらなくなってくる。
自分はダメ論の過去記事
病み全盛期なんてさ、
ちょっと人の反応が芳しくなかっただけで
「嫌われた！」
「何かしたかな…」
「あれかな、これかな、それかも。。。」
（勝手に自分を悪者にして妄想劇場を繰り広げ）
「あぁ絶対嫌われた」
「どうしよう、申し訳ない・・」
「死にたい」
これでもだいぶ割愛してあるけど
相手の反応から死にたい、まで
猛スピード超マッハで、しかもオートで
脳内展開されていく。
もう1秒にも満たない間に。。
こんなことを一日中、毎日やってたら
そりゃぁ疲れて病みますわな💦
こういうのは
繰り返せば繰り返すほど、
スピードアップしてしまうから
気付く余地もないと思う。
今でこそ「死にたい」とまでは
思わないようになったけれど
相変わらず人の顔色は
オートで窺っちゃうからね笑
一瞬、「嫌われたかも！」って
思考の癖が出てくることもいまだにある。
根強過ぎて笑
けど、そこで
「ん、また癖でてんな」って
早い段階で止められるようになってきたのよ。
いまだに練習中。
自分の癖を知って、
癖が出たら気付いて、
都度やめる。止める。
止めて3秒後に同じこと繰り返すけど
しぶとく気付いて、止める。
この練習を繰り返すだけで、
ドツボる深さも少しずつ浅くなり
切り替えるのも少しずつ早くなっていく。
地道な練習だけど
続けていくと慣れて、
できるようになるんだよ。
この思考の癖はダメだからって
完全に排除しようって思うと
かえってしんどい。
だから、不都合な癖は持ってるんだけど
持ったままでもそれを和らげていくことで
生きづらさを軽減していくことはできる。
そもそもね。
物事って何でも二面性があって
良い面もあれば悪い面もあるもの。
だから、人の顔色伺っちゃうっていうのも
悪いほうばかり捉えがちだけど
表情の変化に敏感なだけだから
仕事でセッションしていても
相手がスッキリしてるかモヤモヤしてるかが
顔みてればわかるんだよね笑
そんな風に、いい面を活かしていくことだって
できることがたくさんあるはず！
この世界は、モノの見方や捉え方で
全く違って見える。
生きづらさを感じている人は
そのモノの見方を不都合バージョンで
いっぱいインストールしちゃってるだけなんだよね。
けどそれって誰のせいでもない。
自分も悪くないし、親も悪くない。
（めっちゃ親を責めてた時期もあったし必要なことも多々ある）
仕方なかったこと。
第一、もう過ぎてしまったことだからね。
仕方なく身につけてしまったものなので
だからもうダメなんだ、、じゃなくてさ
ただの思考の癖、思い込みなので
これからの人生でいかようにも変えて行ける。
だからまるっと
「自分はダメなんです」って
不都合にまとめて諦めないでほしい。
あ、ちなみに、
そういう発言を私にしてきても
絶対「そんなことないよ」って言わないからねｗ
実際はそんな空気を察してか言ってくる人殆どいないｗ
のか、私がオートでスルーしてるのかｗ
矛盾してるように聞こえるかもしれないが。
自分を卑下する発言をして、
そんなことないよって言ってもらいたい時期ってのが
私にもありました。
傷を舐め合う時期ってのが必要な人もいるし
そういう時期があってもいい。
気持ちはわかる。
だけど。
他人にダメじゃないって言ってもらっても
自分がダメだって思ってる以上は
何の意味も無いから。
焼け石に水？
のれんに腕押し？
使い方あってんのかなｗ
自分の気持ちは自分にしかわからないしね。
他人にわかったような事言われるのもムカツクじゃんｗ
とにかく
慰めにもなんねえよって思うの。
だから
言うんだったら自分で自分に言え！
じゃないと意味がないから。
またその辺の話は別途ね。
▼「できない論」展開中
写真がないな・・・・にんにくの写真でもｗ
注文してる高級にんにく
早く届かないかな！待ち遠しっ！
最近ブログに書いてる思い込みや生き辛さの話
メンタル系の話直接聞きたい人は是非松本あいこのおうちイベントへどーぞ。
もちろんそれ以外の話でも！
