私の暮らす町は神奈川県小田原市の北部で「片田舎」と表現できる場所かもしれません。現在は都心まで通勤できる交通手段もありますが、田んぼや畑がたくさんあり、お年寄りの方もたくさんいます。
高齢者の皆さんはとても人が良く、おそらくテレビ報道や病院(医師)の言うことにはほとんど疑問を持たない人たちばかりだと思います。
私は整体師として仕事をしていますが、ワクチン接種をした方々のほとんどが左肩(三角筋)に問題を抱えていることがとても気になっています。
利き手と反対の三角筋に注射されていますので、肩や腕に違和感を感じたとしても普段の生活ではそれほど不都合を感じないようです。ですから「まさか注射針が原因だとは‥‥」と皆さんが反応されます。
先月中旬以降、高齢者に対しては7回目の接種が行われているようですが、三角筋の損傷状態が原因となってからだに不具合が生じてしまった高齢者が毎日のように来店されます。
本日来店された女性は7回目の接種を一週間前に受けたということでした。毎月2回定期的に来店されている方ですから、からだの様子は十分にし知っています。ところが、本日はこれまで一度も訴えたことのない症状でした。歩くと左股関節が痛むもので、本人は「地べたに座った状態で草取りをしていたのが原因かな?」と仰いました。
からだを観察していきますと、左側下肢の長内転筋が強くこわばっていました。そして、それが原因して恥骨筋がゆるんでしまい、股関節がズレた状態になっており、それによって歩行時にかかる荷重が耐えられない状態でした。
結局のところ、左肩の三角筋後部線維が損傷状態(ゆるんでいる)になっていたために左腕の上腕筋が強くこわばってしまい、その筋連動によって内腹斜筋―長内転筋がこわばっていたのです。
ですから、私は損傷状態にある左三角筋後部線維のところを回復させるように施術を行いました。そして、それで股関節の問題も解決して歩行時の痛みも消失しました。
高齢者ではありませんが、7月にワクチン接種をしたという50歳くらいの男性が手首の腱鞘炎と左肩の痛みで来店されました。
結論を申しますと、この男性も左肩三角筋の損傷が大元の原因でした。つまりワクチン注射の針です。(この男性は3回目まで接種)
最初は左肩の違和感から始まり、その違和感が次第に強くなり、胸の方まで硬くなって左腕の置き場が定まらず夜中は何度も寝返りを打つようになってしまったと言うことです。本人はその寝返りが原因で左肩と左腕おかしくなり、そして手首の腱鞘炎になってしまったと思っていたようです。
左手首の腱鞘炎に関しては、左腕の使い方に不自然さが生じ、それが蓄積した感じで筋肉のバランスが崩れて手首周辺の骨格が歪んでしまっていたのが原因でした。手指の動きに関係する筋肉を調整してバランスを回復させることで腱鞘炎もその場で解決しました。
その他にも、ワクチン注射の針が三角筋の損傷状態を招いてからだに不具合が生じているケースはたくさんあります。
ゴルフのスイングがおかしくなって膝や足首周辺の負担が増えたり、洗濯物を干そうとしても肩(腕)が上まで上がらなかったり、五十肩のような症状を呈したり、顎が歪んで顎関節症になってしまったり、急に左首~肩にかけての張りが強くなったり、本当に症状は多岐にわたります。
ワクチンを接種する側の医師や看護師は「三角筋の損傷」など気にしていないかもしれませんが、整体的な観点で重要なポイントです。三角筋の筋線維が損傷状態になりますと、腕が肩からぶら下がったような状態になり、腕が重たく感じます。それが違和感として感じられるのかもしれませんが、その状態を放置していますと違和感が症状に変わり、そして不具合に変わるという具合に進んでいきます。
そこまで把握していただき、丁寧に、筋線維を傷めないように気を使いながら注射針を挿入していただきたいと願います。