以前にも少し触れましたが、整体的観点でのワクチン注射の絵以外について改めてお伝えしたいと思います。

 ワクチン注射は肩関節近くの三角筋に打つ筋肉注射ですが、それは筋線維を傷める可能性がかなり高いようです。

 私の近くのクリニックでは現在、6回目の接種が行われていますが、注射針を同じ筋肉に6回も接種すれば、筋線維が損傷状態になる可能性はたかく、いろいろな弊害が生じることは当然のことだと私は思います。

 利き手とは反対側の肩に注射しますので、腕を高く上げる動作などしなければ筋肉がおかしいことは認識しづらいので、あまり話題にはのぼらないようですが、実は皆さん、確実におかしな状態になっていると私は認識しています。

 「洗濯物を干すのがしんどくなった」との訴えはかなり多くあります。高齢者の人は「歳のせいで筋力が弱ったからかな?」と思っている人が多いようですが、ワクチン接種したところにピップエレキバン(80)を正確に貼ると症状は改善しますので、注射針の影響だとわかります。

 

 「ゴルフで飛距離が出なくなった」という訴えもありました。注射針を刺した三角筋(後側が多い)がゆるんでしまうので、スイングスピードにも影響が出る他、ボールに当たるインパクトがピシッといかず力が抜けたような感じになってしまうようです。

注射針に弱い人は不可解な症状も

 体質的に注射針に弱い人もいます。

 その方の症状は少し不可解でした。

 顔の右側が押し込まれたようになっているとのことでした。右顎も、右目も、右耳も全部潰されているような、ギューッとした感じになっていると訴えました。

 観察しますと、私は以下のように感じました。

 頭蓋骨に対して中身が右側に寄っているような、つまり頭蓋骨の左側には隙間があって、右側に寄っている分、脳も口(口腔)も頭蓋骨に納まっている器官や組織が頭蓋骨の右側にぶつかってせき止められているような、そんな感じです。

 「中身を左側に戻せば、いろいろな症状は消失する」と感じました。そして、何処かに中身を戻せるポイントがあるのではないかと、探しました。

 その結果たどり着いたのが、左側の腕のつけ根辺りから左胸にかけての腑抜けのような感じの部位です。そして、その時に「もしや三角筋では?」と思い、「ワクチン接種は何回しましたか?」と尋ねました。

 「3回」と答えが返ってきましたので、左側三角筋の損傷部位をさがしました。

 肘を曲げた状態で腕を真横に水平挙上ができませんでした。この状態は三角筋中部線維に問題があることを示しています。次に、肘を曲げた状態で腕を後方に引くようにしてもらいました。これは三角筋後部線維の状態を確認するためのテストです。

 ワクチン接種をしていない右腕を後方に引きますと、三角筋が収縮してグイッと腕が引けるのが本人の自覚として確認できます。ところが問題の左腕の場合は、腕のつけ根に力が入らず右腕のようにはできません。それでも無理して引こうとすると首の筋肉に痛みが出てしまいました。三角筋後部線維にも損傷があることがわかりました。

 そこで常套手段ですが、損傷状態のところに貼って使うダイオードを3ヶ所貼りました。三角筋中部線維に1ヶ所、後部線維に2ヶ所です。

 それによって左腕から左肩の問題は改善しましたが、同時に左首の張りもとれ、困っていた顔面右側の症状も一気に解決しました。左三角筋の状態が回復したことによって頭蓋骨の中で右側に寄っていた中身が本来の位置に戻ってきたのだと思われます。

 「ここまで影響が強いとは?」と内心思いました。

 それぞれの体質や体力の状態によって異なるとは思いますが、注射針が合わない人(ちなみに本人には合わないという自覚はないかもしれません)の場合、こんなような不快感を味あわなければならない状況にまでなってしまうのですね。

 

 さて、「頭蓋骨の骨と中身がズレている」と言われても、どんな状態なのかほとんどの人には理解できないと思いますし、ほとんどの人は信じないかもしれません。しかし、整体の現場ではしばしば出会す症状なのです。

 そして「なんとなくわかる!」と実感として理解できる人もいるかと思いますが、「そんなことお医者さんに言っても信じてもらえない!」という、正にそのような症状は実在しますし、改善する方法もきっと見つかります。

 脳が後方にズレているような状況では、目がショボショボしたり、見えづらかったり、眼圧が高くなるような影響もありますが、この状態は頻繁にみうけれらます。

おすすめ

 ワクチンを1年に何回も接種すること自体、異常だと私は思いますが、どうしても接種するのであれば、注射針を刺した心に速やかに弱いピップエレキバン(80番を推奨)を貼ってください。

 若い成長期にある人たちは新陳代謝が活発な分、自己治癒力も旺盛なので、時間とともに注射針の影響は消失するかもしれません。ところが中高年以降は自然治癒力は弱いので回復までに時間がかかるか、あるいは完全には回復しないかもしれません。高齢者であれば尚更のことです。

 その完全ではない、つまり損傷状態のときに動作を行って筋肉を使いますと、状態が悪化することが予想されます。もしかしたら、注射針が原因で五十肩になってしまうかもしれません。

 この状況を防ぐためには、私はすかさずピップエレキバンを貼ることをおすすめします。

 そして、現に1回目の接種では接種後しばらく辛かったが、エレキバンを使った2回目以降は「全然大丈夫」という人がいます。

 エレキバンは手軽ですから、強くおすすめします。