バスハイクにて、求菩提(くぼて)資料館へ行きました🚌💨
英彦山、宝満山とともに九州を代表する修験道の山。
猛覚魔卜仙(もうかくまぼくせん)が開祖と言われている。
ただし、これは江戸時代に書かれたものなので、どの程度正しいかは疑問。
最近の研究ではせいぜい100ちょっとじゃないかって話みたいなんだけど、
山伏は家族で住んでいて、資料館にある書物に書かれている家は6人家族だった。
これが平均的な家族かは分からないけど、6人住んでる家が100もあったら600なので、大体それくらいは住んでいたのかもね。
檀家を持っていて、定期的に檀家参りして占いをしたり、お札やお薬を売ったりして生計をたてていたんだと。
人数制限もあるから、どんなに頑張ってもすぐにはなれず、(先に上のランクになった人が死んだりなどしていなくなるまで)長生きしないとなれなかったりしたそうな。
この辺りの資料、めっちゃテンション上がった⤴️
私、小学生の頃に「魔女っ子入門」だの魔女関係の本読んだりしてたんだけど、こんな感じのお札っぽいやつとか、魔法陣とか書き写したりしてたなーって思い出された。
あと、煎じて薬にする物達も並んでいた!
そういうのも、魔女っ子入門書に白魔術は薬草を作って使うのよって事で、ハーブとかなんとか書いてあったのを読んだ覚えがある。
全くおんなじだね🧙♀️
楽し過ぎる😆😆😆
役小角の掛け軸や像あり。
飛鳥時代の、一応実在の人物とされていて、修験道の開祖としてよく祀られている。
資料館には、頭と胴体半分と手だけが残る役小角の像。
って、役小角は仏像ではないけど、仏教関係者扱いなんだな🤔
修験道は、山そのものを信仰する古神道と仏教の中でも密教が合わさったものであって、神仏分けられるものではなかったろうに。
でもわりと早い段階で仏教の一派扱いだったっぽい?
廃仏毀釈で腕をもがれた大日如来の像があった。
全部は壊されない例もあったんだなぁと逆にビックリ。
腕がないなんて、ミロのヴィーナスみたい。
手はないけど腕の角度から、左手の人差し指立てて右手で包む智拳印をしていたことが分かる、って説明聞いて、なるほどー!ってなった。
なくても、確かなものとして見えることがあるんだな。
智拳印タイプを金剛界大日如来といって、智を司る。
飾りの豪華さではなく手の形で見分けるよ!
慈悲を司るタイプの大日如来。
不動明王は大日如来の化身であり、山伏達は自らを不動明王を化身だと考えていたそうな。
「求菩提山は不動信仰が盛んで、山伏の各坊には不動明王が祀られていました」って書いてあった。
「山伏」って職業じゃないにしても、山で修行する人にとって不動明王は自分の化身のような、身近な存在だったんだろうな。
銅製の筒の中に経典を入れて埋める。
消滅してしまう前に経典を書き残し、未来に現れる弥勒に託そうというタイムカプセル。
本物は九州国立博物館に持って行かれており、資料館にあったのはレプリカ。
いやしかし、そういうものが綺麗に残ってたなんて感動するね✨
ところで。
豊前市のキャラクターは「くぼてん」という、求菩提山にいるというカラス天狗。
わりとしっかりキャラ設定がされている😆
求菩提山のは嘴のあるカラス天狗。
山ごとに天狗の名前が違うんだって!
資料館の方が、◯◯山のは●●、△△山は…て言ってらしたけど、覚えられなかった💦
今回、磐井が鬼として祀られているのではないかっていう綾杉先生の説が発端で、求菩提山にある鬼神社が目的地に選ばれていたのだけれど、いつかの台風の影響で道が悪くなっており、バスで行くのは今後一切無理だろうっていう結論に至ったそうな。
普通自動車なら大丈夫だろうって話なので、行きたい人は個人的にどうぞ、との事。
ううーん。神功皇后ゆかりの地なら1人でも自力で行く努力するけど、それ以外の場所はなぁ。
というわけで、気にはなるけど行く事はなさそう😣
ただ、行けはしなかったけど、その辺りの話をバスの中で直接聞けたのは楽しかった📚
今まで非公開だった事が世に出るよう着々と進んでいるんだとか。
良いなぁ☺️
来年が楽しみですね。
バスハイクで行った先の事でないところでも刺激を受けて楽しい。