神職と神使〜狛犬から変態と呼ばれて〜 -29ページ目
箱根の山を車で走り、
しばらくした頃。
自分が龍の体内に
入り込んでいることに
気づきました。
その感覚は
何度か経験していますが、
毎回感じるわけではありません。
呼ばれている時のみに感じること。
車通りがすっぽり龍の体内。
道路の周りの木々が、
龍の体内の内側の鱗
(鱗と言っていいかわかりませんが)
そう見えてきます。
地球の中なのに、
異次元にトリップしたような感覚。
心地良くて、
不思議な感覚。
そんな感覚を抜け出して、
朝7時半頃に箱根神社へ到着。
神様に一番にご挨拶。
本来ならそうすべきなのですが、
箱根神社だけはごめんなさい。
宝物殿の前にいる狛犬さんが先です。
『ママ、狛犬さんのお友達多すぎ』
ライトにぶつぶつ言われながら、
狛犬さんの元へ。
『あ!……それは…?』
私を見つけ、喜んだのも束の間。
私の足元を歩く、
ライトとタルを見て固まる狛さん。
ライトと写真を撮ってもらいましたが、
ちょっぴり距離をとってる狛さん。
心なしかショボンとしてます。
この狛さんは、
割れて出来てしまった手の空洞に、
お金を入れられて、
お金の欲の穢れと、
イタズラされた痛みとで、
ずっと苦しみ続けてます。
箱根行くたびに、
真っ先にこの狛さんに会いに行き、
帰る前も最後に「またね」とご挨拶。
穢された手を撫でて、
痛みを軽くしてくるのが、
いつもの流れ。
駐車場に着くと
『早く来てー!!』
と、この子の叫び声が聞こえるので、
絶対に最初に会いに行くのです。
この日はライトに警戒。
『狛さん、ライトに
ママをとられると思ったんだよ。
ライトのママなのに』
いつも通り、
狛さんの手を撫で、
パワーを注入。
痛みを軽くしてから、
神様の元へ…。
…の予定でしたが、
この日は、今なら並ばずに撮れるかも!
と、湖の鳥居の方へ向かいました。
全然並んでなかったのですが、
すでに写真を撮っていた外国の方
数人の撮影が長く、
やめておけばよかった、
少し後悔しだした私。
それでもせっかくなので、
写真を撮ってきました。
何度も箱根に足を運んでいますが、
ここから写真を撮ったのは、
実は初めてです。
ぽんちゃんはここまで行かず、
並んでいた方に撮っていただきました。
ライトとタルを抱っこしているのですが、
わからないレベルで真っ暗!
それでもリベンジ成功記念。
写真に残してきました。
長くなったので、
続きはまた明日に。
ライトの通訳ぽんちゃんのブログ
狛さんとの過去ブログ
今回の箱根旅
ライトの箱根リベンジ。
今回はいつもと違うことがたくさん。
もう前日から違っていたのです。
前日の夕方、
レンタカーを借りた帰り道。
気づくと狛犬さんの気配。
私の大好きな狛犬さん。
手を怪我していて、
いつも泣いてる狛さんが、
嬉しそうに飛んできてくれました。
『明日だよね!
明日来るんだよね?
待ってるからね!
会えるの楽しみに待ってるからね!』
あーこれはもう明日は行ける。
そう思いつつも、
まだまだドキドキ。
翌日の運転のために
早めに寝たいのに、
なかなか眠れず、
「ママ!早く寝なさい!
明日早いんでしょ」
娘に怒られる始末
ライトもなかなか寝付けないようでした。
実はこの時、
タルは『ターたんはお留守番』
そう思っていたようで、
いつも通りにねえねと過ごしていました。
翌朝、出発の支度をしていても、
ねぇねと寝てるタル。
起きてリビングに来ても、
ゲージに入って寝る始末。
「タルも行くんだよ」
そう声をかけると
『ターたんも行くの?
ターたんおるちゅばんかと思ってた』
のそのそと起き上がり、
お着替えを済ませたのでした。
出発してからのことは、
ぽんちゃんがすでに書いてくれてるので、
足りない部分だけ補足しますね。
ライトの通訳ぽんちゃんのブログ
朝5時過ぎに出発し、
車を走らせるものの、
遠くに見える山は霧で真っ白。
うわー今日は霧がすごいな。
これは雨じゃなくても小雨になるかも?
元宮まで行けるかなぁ?
心配になりました。
遠くの山だけだった霧は
だんだん近くなり…
気づけば周りも真っ白。
『霧は龍さん本領発揮の証拠だからね』
そう言いつつも、
ライトも不安そうでした。
深い霧は視界が悪い。
運転には危ないし、
景色も見えません。
晴れてほしい。
運転しながら祈ると、
車の周りだけ
霧がないことに気づきます。
少しずつ霧が晴れ、
視界がクリアになる部分が広がります。
不思議な霧だな。
その時は単純に
不思議としか思えなかったのですが、
あとからわかったのは、
その霧は龍のお迎えだったのです。
海沿いに出ると、
霧は完全に消え去り、
目の前に綺麗な富士山。
絵に描いたような雲ひとつなく、
頂上はまだ雪の残る富士山。
『富士山だ!すげー』
ライトも大喜び。
「ライト、反対向いたら海だよ」
『今は海より富士山!』
「富士山は後でも見れるけど、
海は今だけだよ」
そう伝えると体の向きを変え、
海を見て…
『うおー!すげー!海だー!
これ全部水なんだよね?
海すげー!!!!』
大騒ぎでひたすら話し続けるライト。
朝早くてずっと寝てるタル。
対比がすごい
『晴明さんの時代は
海は見たことなかったからね。
川は見たことあるよ。
鴨川あるから』
『あの頃はさ、
乗り物は牛車だったからね。
歩いたほうが早かった。
牛さんは歩くの遅いし、
時々止まって◯しちゃうし。
それでも貴族は歩きたくないから
牛車に乗ってたんだよね』
『ライトは乗ったことないけど、
お付きで牛車の後ろは歩いたことあるよ。
晴明さんもお仕事によっては
乗らないといけなくて乗ってたから』
『晴明さん、鬼の子達をお付きにして、
「もののけじゃあ!
」って
怖がる人達見て楽しんでた』
『ライトも、ママに
「一緒に乗ろう」って言われたけど、
ライトは怖かったから乗らなかった。
揺れるし、不安定だし怖いんだよ』
超高速移動機(バイク)を見ながら、
乗り物の思い出話。
疲れもせず、
ひたすら話し続けるライト。
ライトが話し続けたので、
あっという間に箱根に着いたのでした。
箱根に着いてからの話はまた明日。
順々に書いていきます。
写真は、道中がないので今日のライトです。
ライトのリベンジとして、
箱根へ行ってきました。
以前は、九頭龍さんから
『犬のうちは来るなと言ったであろう』
生まれる前にそう言われてたようでして、
行こうとしたら
大雨で車から降りることさえ出来なかった。
そんなことがありました。
それが2023年2月19日。
それから毎日龍さんに話しかけ、
まずは江ノ島の五頭龍さんに
会いに行きました。
この時は五頭龍さんもめんどくさそう。
まだ嫌々だったようです。
それでも『また来てもいいよ』と
受け入れてくれたのが2024年3月24日。
それから何度か江ノ島へ行き、
五頭龍さんとから
秘密のお話まで話してもらえるようになり、
室生龍穴神社では、
龍さんをつけてもらったり、
世の中のために
戦いに出る龍さんを
育てるように依頼されたりと、
着実に龍神と仲を深めていったライト。
もうさすがに大丈夫だろうと、
箱根リベンジへと出かけました。
決めた直後、
天気予報が雨。
まだダメ?
心配したのですが、
日々変わる天気予報。
雨から晴れ。
そして曇りへと変化。
ギリギリまで天気が不安でしたが、
無事晴れ!
箱根リベンジとなったライトなのでした。
今日は父の誕生日でした。
こちらから連絡する前に、
“ジイジ79歳になりました”
私と娘達に連絡してきました。
来年のことですが、
主張が激しい
今年は土曜日にもかかわらず、
娘も孫もそばにいないから
寂しかったんだとは思いますが。
ちょうどその連絡に気づいた時、
長女と次女が電話中。
「じいじ誕生日だよー」
と話したので、
「あ!(忘れてた)」
私も娘達も、
じいじの誕生日は覚えてるのですが、
“今日が何日か”
ということを忘れてたんですね。
ほぼ同時に3人から
“おめでとう”の連絡が届き、
「今日はみんな一緒にいたのか?」
と電話してきた父なのでした。
めんどくさいことも多々ありますし、
元々足が悪いので、
歩行が大変になってきているのですが、
いつまでも元気でいてもらいたいものです。
そして、昨日は
タルが我が家にやってきて
4年。
父の誕生日に引き取れるということで、
縁のある子と思ったら、
1日早く引き取れることになったのでした。
タルもいつまでも元気でいてね。
怖いことないように守るから。
先日、牛乳を飲まない運動がある、
という話を読みました。
牛乳を作る過程が、
牛を虐待している、
というのです。
この話にすごく矛盾を感じました。
牛乳を作るのが牛への虐待なら、
お肉を食べるのは?
魚を食べるのは?
野菜を食べるのは?
動物にだって、植物にだって命がある。
私たちはその命をいただいて生きています。
それは、動物も魚も同じ。
すべてのものに命があり、
それぞれが命をいただいています。
命をいただいているからこそ、
食べ物を粗末にせず、
残さず感謝していただく。
それが命の循環なのです。
間違った考え方で、
がんばっている人を批判するのは違います。
牛乳を作る過程で牛を虐めてる。
そう批判して、
牛乳を飲まない選択をする人は、
その行いが酪農家をいじめてることに
気づかないのでしょうか。
牛にストレスを与えてると言いますが、
批判が真面目に働いてる酪農家に
ストレスをもたらすことになります。
牛乳も、
神様が私達に与えてくれた食物の一つです。
食物連鎖の中に含まれます。
牛さんだって
自分の運命はわかっているのです。
わかっていて、受け入れている。
神様から贈られた『食』
神様に感謝し、
作ってくれる方に感謝する。
批判していたら、
成り手がいなくなり、
そのうち自分たちの食べるものも、
なくなります。
そうなってから後悔したところで遅い。
『本当に大切なものは何か。
間違えないでね。
神様がくれた贈り物なんだから。
感謝してね』

