ライトの箱根リベンジ。
今回はいつもと違うことがたくさん。
もう前日から違っていたのです。


前日の夕方、
レンタカーを借りた帰り道。
気づくと狛犬さんの気配。



私の大好きな狛犬さん。

手を怪我していて、

いつも泣いてる狛さんが、

嬉しそうに飛んできてくれました。



『明日だよね!

明日来るんだよね?

待ってるからね!

会えるの楽しみに待ってるからね!』



あーこれはもう明日は行ける。

そう思いつつも、

まだまだドキドキ。



翌日の運転のために

早めに寝たいのに、

なかなか眠れず、

「ママ!早く寝なさい!

明日早いんでしょ」

娘に怒られる始末笑い泣き



ライトもなかなか寝付けないようでした。

実はこの時、

タルは『ターたんはお留守番』

そう思っていたようで、

いつも通りにねえねと過ごしていました。



翌朝、出発の支度をしていても、
ねぇねと寝てるタル。
起きてリビングに来ても、
ゲージに入って寝る始末。
「タルも行くんだよ」
そう声をかけると


『ターたんも行くの?
ターたんおるちゅばんかと思ってた』


のそのそと起き上がり、
お着替えを済ませたのでした。


出発してからのことは、
ぽんちゃんがすでに書いてくれてるので、
足りない部分だけ補足しますね。


ライトの通訳ぽんちゃんのブログ



朝5時過ぎに出発し、

車を走らせるものの、

遠くに見える山は霧で真っ白。



うわー今日は霧がすごいな。

これは雨じゃなくても小雨になるかも?

元宮まで行けるかなぁ?

心配になりました。



遠くの山だけだった霧は

だんだん近くなり…

気づけば周りも真っ白。



『霧は龍さん本領発揮の証拠だからね』

そう言いつつも、

ライトも不安そうでした。

深い霧は視界が悪い。

運転には危ないし、

景色も見えません。



晴れてほしい。

運転しながら祈ると、

車の周りだけ

霧がないことに気づきます。



少しずつ霧が晴れ、

視界がクリアになる部分が広がります。

不思議な霧だな。

その時は単純に

不思議としか思えなかったのですが、

あとからわかったのは、

その霧は龍のお迎えだったのです。



海沿いに出ると、

霧は完全に消え去り、

目の前に綺麗な富士山。

絵に描いたような雲ひとつなく、

頂上はまだ雪の残る富士山。



『富士山だ!すげー』



ライトも大喜び。



「ライト、反対向いたら海だよ」



『今は海より富士山!』



「富士山は後でも見れるけど、

海は今だけだよ」



そう伝えると体の向きを変え、

海を見て…



『うおー!すげー!海だー!

これ全部水なんだよね?

海すげー!!!!』



大騒ぎでひたすら話し続けるライト。

朝早くてずっと寝てるタル。

対比がすごい笑い泣き



『晴明さんの時代は

海は見たことなかったからね。

川は見たことあるよ。

鴨川あるから』



『あの頃はさ、

乗り物は牛車だったからね。

歩いたほうが早かった。

牛さんは歩くの遅いし、

時々止まって◯しちゃうし。

それでも貴族は歩きたくないから

牛車に乗ってたんだよね』



『ライトは乗ったことないけど、

お付きで牛車の後ろは歩いたことあるよ。

晴明さんもお仕事によっては

乗らないといけなくて乗ってたから』



『晴明さん、鬼の子達をお付きにして、

「もののけじゃあ!ゲッソリ」って

怖がる人達見て楽しんでた』



『ライトも、ママに

「一緒に乗ろう」って言われたけど、

ライトは怖かったから乗らなかった。

揺れるし、不安定だし怖いんだよ』




超高速移動機(バイク)を見ながら、

乗り物の思い出話。

疲れもせず、

ひたすら話し続けるライト。



ライトが話し続けたので、

あっという間に箱根に着いたのでした。



箱根に着いてからの話はまた明日。

順々に書いていきます。




写真は、道中がないので今日のライトです。