ユッキーの日常と介護生活

その薬、飲む必要あるの？

父がかかりつけ医の病院へ行った。先月、緊急入院した内科の先生からお手紙をもらっていたので「その手紙、見せた？何て言われた？」と聞いてみたら…。緊急入院は、吐血から始まった。出血性胃潰瘍で12日間入院したがその後「完治しました、もう当院での治療は終了です」と8月末に言われていた。手紙には「ウチでの治療は終了になります。内科の治療は今後はそちらでお願いします」というような事が書いてあったらしく、　引き続き胃腸薬が出だという。エッ？おかしくないか⁈吐血したのが6月3日。その後服用しながら療養し、8月末に胃潰瘍のほうは治ったと言われた。なのに、何故胃薬が出る？もうビックリして「何で？治ったって言われたんじゃないの？薬は、悪い箇所を治すために飲むもので、予防的に飲むものじゃないよ！」と思わずちょっとキツめに言ったら「飲まなきゃいいんだろ！」と。…あのねぇ、なんで胃潰瘍になったか、わかってるの？　予防の為に飲んでた薬が効きすぎたための副作用じゃないの？薬を出すのが当たり前になってる（というか、薬を出さないと儲からない）今の医療も問題あるがそれをハイハイ聞いて薬をもらい、信じて飲む患者にも問題ある。薬はあくまで対症療法であって予防的に飲むものじゃない。これじゃあいつまで経っても薬が減らないし、同じ事の繰り返し。なんだかなぁ…。

カミングアウト

今日はちょっとショックな事があって…。2016年に、とあるコミュニティに参加して、それから付かず離れず…という感じでお世話になっていた人から、まさかのカミングアウト。ちょっと前から仕事が忙しそうで、でもすごく元気に動き回っていて。だからメルマガをやめてオンラインサロンを立ち上げると聞いたときも仕事のステージが上がったんだな、くらいにしか思わなかった。ただ久しぶりにお顔を拝見したときにちょっとほっそりされてて気になったけどでもまさか、そんなカミングアウトを聞くとは…。全てのお仕事を中断して闘病生活に入るらしい。詳しいことはこれから…だそうだけれど、元気なうちにみんなに会いたいからとオンラインで親睦会をやりたいと。私自身の年齢もあると思うけど去年あたりから闘病生活の人が増えてきた。完治した人もいるけれど現在闘病中の人もいる。いろいろ、いろいろ思う事はあるけれど病気ひとつとってもその向き合い方にその人らしさというか覚悟というか性格というかそういうものが現れる。何がいいのか悪いのか。どうすればいいのかわからないけれど今はただ快癒するよう祈って私は私ができることをたんたんとやっていくしかないのかな、と。どうぞ良くなりますように。

あの人でさえ、毎日ブログを書いていたとは…

とある方が気になっていてその人が書いた本を本屋で見かけると購入していたのですが。今回本屋で見かけて買った本はエッセイふうというか。でも見出しのところに日付けが入っていて「あれ、日記なのかな？」と思って読み進めると、なんとブログ記事を抜粋したようでした。そして本の始めに「ブログを週末以外の毎日書いていて…」とあって、ちょっとビックリ。だって、お仕事が順調で…というより、かなりお忙しいはずなのにブログも毎日書いている⁉︎いやはや。ブログ毎日更新はもう「すごい」ことでも何でもなくて発信はもう当たり前にやらなくてはいけないことなんだなぁと改めて思った次第ですよ。というか、やらなくてはいけないのではなくやって当たり前なのかもしれない。というか、毎日でなくてもいいけど例えば自分で「ブログを毎日書く」とか「ブログを1日おきに書く」とかと決めたらそれを達成するまではとにかくやる。…という事が大事なのかもしれないなぁと今さらながら思ったのでした。やっぱ自分で決める、決断する、これだよね。

介護生活というものは。

リビングのデスクの引き出しを整理していたらこんなものが出てきた。パソコン教室に通っていて、習ったワードで作成したんだと思う。子どもが小学生のときだから今から10年以上前かな…。という事は、まだ70代の頃かな…。70代はめちゃくちゃ元気だった。いつも「60代にしか見られない！」と豪語してたっけ…。でも「80歳を意識した途端におばあちゃんになった」と言ってたっけ…。コロナ禍になって、春から体操に行かなくなってから認知症が進んだ気がする。介護申請はどうにか認定されたけど今のところあまり役には立ってない。実はここのところ目が痛いだの、腰が痛いだの言うけれどそれを父に言っても「だから病院に行けと言っても言う事を聞かない。知らん！」と、最近はちょっと放置気味。そりゃそうだ。6月に人生初の入院をした父は自分の体を回復させることに精一杯。しかしどうにかしないと母の認知症はどんどん進む…とは思うけど。思うけど。忘れるし、言っても聞かないし、やらないし。それが認知症なんだろうけど。でも私には私の人生がある。だからどっぷり介護に浸からずマイペースでやっていくしかない。どうせ、いずれ、そのときはやってくるのだから。

アメンバー限定記事SNS集客はクローズドの世界へ？

朝風呂？昼風呂？

台風一過で空気感が変わり、昼間はまだまだ暑いものの朝晩の風はヒンヤリと心地良いものに。そんな時期にうっかり窓を開けたまま寝てしまい体がすっかり冷えて、今朝は頭痛と共にお目覚め。この「目覚めたときにはもう頭痛」って、最悪の目覚めなんです。しかも今日は体まで冷えている。という事で、階下に降りてとりあえず葛根湯を飲み（冷えや凝りからくる頭痛のときはまず葛根湯）しばしキッチンでぼーーーっとしたものの、どうにもこうにも体の冷えが解消されないので思い切って朝風呂、いや昼風呂。久しぶりです、真昼間のお風呂。一人暮らしのときはもう好き勝手に入りたいときにお風呂に入ってましたが実家では初めて。というのも、母がうるさいから。固定概念にしばられて生きている、ケチな母。「昼間に風呂に入るなんてけしからん！」のですよ。以下、想像。母「なんで真昼間に風呂入ってるの！」私「窓開けて寝たら体が冷えて頭痛が…」母「冷えるのわかってるに窓開けて寝るから！自業自得だ」…まぁ、何やっても怒られる幼少期を過ごしてますからね、もう（これやったら怒られるからやめておこう）が体に染み付いてるんですね。でも昼間に風呂。それは、この時間は母は寝てるし認知入ってるからとうせ忘れるし。と思うと好きな事ができる訳です。もうひとつ。昼風呂して思い出した事が。大学卒業してすぐに編集プロダクションに勤めた私は毎日終電かタクシーで帰宅するような生活。それがしんどくなって結婚と同時にフリーランスになった私。そのとき初めて「朝風呂」なるものをやって、めーっちゃ気持ちが良かったんですよ。（窓があって、外の明るさがわかったのも良かった）「いやー、おはらしょうすけさんが、これでしんしょうつぶしたの、わかるー！」って。たまには朝風呂、いいもんですー！

リフレッシュ休暇？

なんだかストレスマックスでこれはもうちょっと両親から離れないと…。と思って。どのみち、東京へは行かなくては行けない用事があったので、その前に京都へ。「とにかくひとりになりたかった」ので。京都では一日は観劇三昧。翌日は午前中に仕事、午後は家事をしたり買い物へ行ったり。３日目は、美術館へ行こうと思ったら休館で予定が狂い、どこへ行くか悩みに悩んで結局街をぶらぶら。４日目は2年ぶりに再会する友とランチ。彼女も介護でお父さんを看取って、その後お母さんが体調を崩してほとんど実家へ。そんな訳でなかなか会えず、やっと再会できたのでした。次の日からは東京へ。用事を済ませて、翌日はこれまた久しぶりの友達と再会。その友達もやはり昨年ご両親が体調を崩して大変だったそうで。今回、こんなコロナ禍に県外に出かけるなんてどうよ、しかも友達とランチ…。と思ったけど、もう私が限界でした。でも2人の友達とお互いの介護生活の話や仕事の話し、近況報告など喋りたおしたらなんだかスッキリして。やっぱり人とおいしいご飯を食べながら語らう時間って大事だなぁと痛感したのでした。

親との同居が嫌というより〜京都でひとりで暮らしてみれば

なんだか先月は、ものすごくイライラしていた。話の通じない両親との生活に限界を感じていた。原因はわかっている。両親以外の誰とも会わず、誰とも外食をせず、好きなテニスも観劇もしない生活が続いていたからだ。「もう限界」。ミュージカルのチケットを取ってしまった、それも２つも。大阪まで観に行くのに不安がなかったといえば嘘になる。でも我慢の限界だった。だから誰にも会わず、感染症予防を徹底し、見終わったら京都のアパートに直帰した。京都ではアパートでひとり暮らし。そして今日で3日、誰とも会ってないし誰ともしゃべってない。だけど開放感いっぱいでストレスから解き放たれた。京都のアパートは、息子が学生のときに借りていた部屋。そこをそのまま借りていて、生活に最低限必要なモノしかない。この食器棚は私が結婚したときに買ったもので、大阪へ引っ越すときに運んだモノ。ソファーもテーブルも、全部私が買ったモノ。だから居心地がいい。ああ、私は好きなモノに囲まれてスッキリ暮らしたいだけなんだ。そう、親との暮らしが嫌なんじゃなくて、モノが溢れて使い勝手の悪い実家での暮らしが嫌なんだ。京都へ来て、改めてそれに気がついた。明日は久しぶりに友人に会う。そして一人暮らしも明日で終わり。だけどこの3日で命の洗濯ができた。リフレッシュできた。こういう場所があるだけ、恵まれているほうだと思う。ありがたい。

要支援1

とにかく、まずは利用してみようよ、と父を説得して小規模多機能施設との契約にこぎつけた。先日母に話をしたときは「そりゃあ、家事を手伝ってもらえるならいいねぇ」と言った。でも今日は「別にそんなことしてもらわんでいい」と言った。元々その日の気分で昨日言ったことと今日言うことが違う人だった。いちいち間に受けてたらこっちの身が持たない。「とにかく、私がずーっとこの家にいるわけじゃないから。何かのときに、頼れる場所があると思うだけで安心でしょ」と父を説得した。そう、私は一人っ子。誰にも相談せずに自分の意思で全て決められるのはいいが、逆に精神的に追い詰められる。とくに2人が同時に具合が悪くなったら…と思うと恐怖だが、これは絶対口にしない。私は言霊を信じているから。今回、つくづく思ったけど、本人より、介護をする家族のサポートが必要。だってね、あんなに無口だった父が、会う人会う人にまあ自分が入院してからの経緯を話す話す。今回、契約するときも、スタッフさんに話す話す。だから私は週に一回、スタッフさんが家にご様子伺いに来てくれて、そこで父が少しでも話をすることで気が紛れればと、そこに少し期待しているんである。

お年寄りが冷房をつけてないのって…

リビングでくつろいでいたらおもむろに母が寝室から起きてきて「また食器棚の戸が開けっぱなし…」とため息をつきながら戸を閉めた。そう、台所は母の城。家事ができなくなっても、そこは母の城。台所だけではない。家の中を管理してきたのは、母。戸を開けっぱなし、電気をつけっぱなし、カーテンを開けっぱなし。そういう家族がやりっぱなしにしてきた「名もない家事」の尻拭いを母が全部してきた。特にこの戸の開けっぱなしと電気のつけっぱなしは散々怒られてきた。だから。その習慣で、寝る前に全てのスイッチを切ってしまうんである。「もったいない」と言って。よく、お年寄りが寝ていて熱中症で亡くなったという記事、「寝室のエアコンは入っていませんでした」と書いてあるのを見かけるけど、こういう長年の習慣でついつい消しちゃうんじゃないかと思う。臨機応変、ができないんである。

親との同居は疲れます

ずーっと母親と暮らしていて、今は介護しながらフルタイムで働いている友人が言ってた。「私が罵倒するから、近所では虐待と思われてるかもね」「ご飯、一緒に食べないよ。私、自室で食べてる」なんか、わかる。私もちょっと限界が近づいてるかも。母親の認知症も、コロナのせいで運動施設へ行かなくなった影響は大きいように思う。母は元々暑さに弱く、夏はほとんど寝たきり状態になる。だからせめて買い物だけは一緒に行こうと（買い物は好きだし、カートを押しながらだと歩ける）「今日はお父さん、病院だから。診察終わったら迎えに行って、買い物して帰るよ」と言ったら「あんた行ってきて。留守番する」と。そこから説得する。「そうやって、ずーっと家にいたら、歩けなくなるよ。寝たきりになるよ」とかなんとか。そしたら「そうなったらそうなったでいい」もう、本人にやる気がないからどうしようもないと思う。認知症だけじゃなく、本来の性格もあるし、加齢のせいもあると思う。そう、歳を取る、という事はこういう事なのだ。でも今日はいいこともあった。父の胃潰瘍は完治、そして何とピロリ菌もいなかった！これにはビックリ！おかけで胃腸科はこれでおしまい。だから私も徐々に実家に滞在する日数を減らそうと思う。ギリギリまではできるだけ２人で頑張ってもらわないとこの半同居に近い生活があと何年続くか…と考えてしまってどうしても気持ちが落ちてしまうので。このままの半同居生活だと私のメンタルがもたないので。

小規模多機能施設ハウスって何？

先日、やっと介護申請がとおって、要支援1となった母。父の入院騒ぎで母を家にひとりで置いていくわけにもいかず、この先のことを考えてケアマネさんと相談して「いろんなことを考えるとこの小規模多機能施設がいいのでは」と提案された。「通い」（デイサービス）と「泊まり」（ショートステイ）と「訪問」（ヘルパー）を顔なじみとなったスタッフが関わってくれるというもの。まずはどういうところか、体験してみては？ということで、「お昼ご飯をそこで食べる」という理由で母をごまかし、父も付き添いで出かけて行った。３時前に帰宅。父に「どうだった？」と聞いたら「もう昼わ食べ終わったら帰る帰るとうるさくて」「あそこは、母には合わないだろう」と。いや、合う、合わないじゃなくてさぁ…。母も「二度と行かん」と。まあ、そう言うよね。何故そんなところに行ってご飯を食べなきゃいけないのかもわかってないし。「じゃあ、通いじゃなくて、訪問にしてもらえば？」と言ったら「訪問して、何をしてもらうんだ？」と父。あのね、掃除とか洗濯とかご飯の用意とか、要するに私がやってることですよ。これから先、車の運転をやめたら、買い物ひとつだって不自由するでしょ？今はコロナ禍で頻繁に東京と行き来できないからずーっと私が実家にいるけど、「同居じゃありませんから！」でも父には今ひとつ、ビンと来ないみたいだ。「デイサービスに行こう」と言えば嫌がる。家に他人が来て家事手伝いをするのも嫌がる。友達から聞いてはいたけど、なぜそういうモノを利用するのか、が理解できないのか。はたまた、何も困ってないと思っているのか。なんかもう、疲れてきた。イライラするから今日はトイレの掃除をしたよ。めっちゃ汚かった…。

嫁入り道具のタンスはいずこに⁈

実家には普段着しか置いてなくて今日はいつも着てるTシャツを洗濯してしまったので母のTシャツを着ていたら。「それ、涼しいでしょう」と言った。自分の服だとわかったんだ。ということは、お気に入りだったのかな？「服がね、ほとんど東京の家にあるから、着る物なくて。借りたよ」という話から、実家にも置く場所ないし、東京の家も今家人がリモートで事務所兼になってるから荷物だらけで大変…と話したら「箪笥も全部東京の家？」と聞かれたので、面倒くさいから「そうだよ」と答えた。ウソだ。結婚したときに買った箪笥も、婚家に嫁入り道具として贈った和箪笥も、全部処分した。置く場所がなくなったから。でもそれをバカ正直に言うと「もったいない」だの「モノを大事にしない」だのとごちゃごちゃ小言を言われるのはわかってるので、言わない。「ウソも方便」である。

イライラするんだよね…

何でこんなにイライラするんだろう…と思ったら、まともな会話をしてないからなんだよね。それと認知症という病気との付き合い方。認知症って、そこに本人の元々持っている個性や気質が関わってくるからややこしい。ある人は攻撃的になるしある人は自虐的になるし。でもまともな会話ができないだけじゃなくてこういうときはどうしたら？とかいう事もいっぱい出てきて。「あ、そうだ、認知症カフェがあった」と思ったんだけど、あれ？最近聞かなくなったなぁと思って。そうだ、コロナ禍だった。施設に入れば面会禁止。入院しても面会禁止。県をまたいで帰省したら２週間たたないと施設関係者を家に入れられない。分断、断絶。怒りのあと、無気力。それが今いちばん怖いこと。

テレビのリモコンが壊れた⁈

「電池を入れてた箱がないんだけど、知らない？」という母の言葉から始まった珍事件。「なんで？」と聞くと「テレビのチャンネル変えたいんだけど動かんのよ。電池が切れたみたい」と母。「貸して」と言ってテレビに向けてカチカチやるも、全く反応しない。「電池…、確か廊下の棚に箱があるはずだけど？」「それがないんよ」信用できないから探しに行ったら確かになかった。「お父さんが使ってどこかに置いたままなんじゃない？あとで聞いてみたら」父が畑から帰り、母に言われて電池を入れ変えてた。（やっぱり父が使ったあと、箱を戻してなかった）でも。電池を入れ替えても動かない。もしや？と思って「こっちのテレビのリモコンじゃないの？」と台所にあるテレビに向けてリモコンを操作したけど動かない。「壊れたんじゃないの？」と言って「これで調べて」とテレビの説明書を父に渡して夕食の準備で台所に戻ると「こっちのテレビのリモコンがないんよ」と母。「棚の中とか、床に落ちてるとか、冷蔵庫に入ってるとかじゃないの？」と、散々探したが見つからない。仕方ないから本体の電源を入れてテレビをつける。夕食を食べ終わり、再度居間に行って取り扱い説明書で調べた。ん？テレビはPanasonicだけど、リモコンにはAQUOSと書いてあるぞ。ひょっとして…。と、台所のテレビに向けてカチカチやるとチャンネルが変わった。「どこにあったん？」と母。「居間。台所のテレビのリモコンで居間のテレビに向かってカチカチしてたの。つくわけないじゃん」「じゃあ、居間のリモコンは？」「床に落ちてました！」「誰かー、台所のリモコンを居間に持っていったのはー」…犯人はあの人しかいません。ちなみに、さかのぼってみてほしい。「こっちのテレビじゃないの？」と私がカチカチしたのに、台所のテレビは反応しなかった事を。…電池を反対に入れてたんですね、お父さんが。あー、疲れた。

買い物へ行くだけで疲れてしまう両親

久しぶりに晴れた！父へ「買い物行くよ！切れた電球や、ネコのトイレ砂も買わなきゃいけないから、ホームセンターにも行くよ！」と伝えて、午前中に仕事を終わらせる。軽いお昼ご飯を食べ終えて「行くか」と号令がかかり、家を出たのが確か2時前だったと思う。車で10分かかるかかからないか位のところへあるホームセンターへ到着。そこは駐車場から建物の入り口までほんの少しの距離なのに、母の足元が危なかっしい。転びそう。急いで買い物カートを取りに行き、母へ渡す。カートを押しながらたと何とか歩ける。ここのところずっと雨だったので、買い物へも行かず引きこもり状態だったけどこんなに歩けなくなるなんて…。そして、ホームセンター内でもカートを押してやっと歩けるという感じ。そこでの買い物を済ませ、つぎは隣接するスーパーへ。私の足で、歩いて五分もかからない。でも母にとっては歩ける距離ではないので車で移動し、またカートを取りに行き、母へ。そこは割と大きいスーパーで、街中のスーパーにはないようなものもあるのでついつい「あれもこれも」と買い物をしていたら、母が「さあもう帰ろう」とレジへ向かおうとする。いやいや、父は父で自分のものを買ってるから「ちょっと待って、お父さん探してくるから」と母をレジ横に残して父を探していると、母は喫茶コーナーで座り込んでしまった。いったい何歩、歩いたというんだろう。買い物で、ホームセンターとスーパーをはしごしただけで「疲れた」という。だが。ビックリしたのは帰宅後。私は昼抜きだったので、握り寿司と太巻きと、安倍川餅を買い、それを帰宅後に食べるつもりで買ったんだけどほぼ私と同量、お食べになった母。「ねぇ、お昼食べたよね？」よくそれだけ食べられるよね…。オヤツにしては、量が多い。当然「眠たい！」と言って母は寝てしまった。で、夜ご飯。誰も何も言わないから（お腹が空かないから）仕方なく準備を始めたのが７時半。夕食は８時過ぎだった。フツーに食べましたよ、ウチの母。でね、「あーお腹いっぱい！」と言ってベッドに転がったのが９時半。そのまま就寝。凄い。いろいろ信じられない。でも多分、久しぶりに外出して歩いて疲れたんでしょうね。ちなみに、あの元気だった父でさえ「今日は疲れた。途中で何回か座ろうと思った」（でも座っていない）と言ったのにはビックリした。やはり病気して入院したらかなり体力が落ちるんだな。高齢者が入院してそのまま寝たきりになるってよく聞くけど（いや、母は入院もしていないし、病気にもなってないけど）こういう事なんだなと通過した1日でした。

やきいも食べた？

ずっと雨で家にいたらちょっと気持ちがウツウツしてきて「これはちょっとまずい」と思ったので雨が止んだ合間に散歩に出かけました。そしてショッピングモール内の喫茶店で大好きなコーヒーゼリーパフェをいただく。他にお客はいなくて控えめにクラッシックが流れてる。これだけで気持ちが落ち着きました。やっぱり私はひとりになる時間が必要。さて。買い物をして帰ろうと、喫茶店を出て食料品売り場へ。ふと見たら、やきいもがふたつ。両親の好みなので見つけたら買って帰るけどいつも私の分は残らないので今日はふたつ、買って帰りました。帰宅すると早速待ち構えていたように母が「何かおいしいモノ買ってきた？」と。早速二人でやきいもを食べました。「もうひとつはお父さんのだからね！」と念を押し。夕方、外出から帰ってきた父に母が「やきいもがあるよ。私たちはもう、食べたから」と言ってるじゃあーりませんか！もうビックリですよ。やきいもを食べたことを覚えていて、さらに「これはお父さんの」と言ったことも覚えてる！認知症と言っても他の病気と同じように調子のいいときも悪いときもある。だからわからないんだよねー、初期の軽度認知障害のときって、それが本当に認知症なのかどうか。でも、多分。明日には忘れていることでしょう。

実家が嫌でしかたない

今回も、上京する新幹線の車内ではなんだか解放された感じがしてすごく嬉しかった。もう何ヵ月も前に予約してやっと取れたミュージカル観劇が今回の目的だからそりゃ嬉しいに決まってるんだけど。一緒に行った友達も介護真っ最中で「晩ご飯作らなきゃいけない」という事で終わったら軽くお茶してバイバイ。私らアラフィフ世代は介護生活に突入してる人も多い。さて。東京での一大イベントが終了したら、そそくさと帰省の準備。といっても京都で一泊する。この春まで京都で大学生をしていた息子が住んでいたアパートをそのまま借りていて実家へ帰る途中で立ち寄る。といっても京都へ滞在するのはせいぜい一泊〜二泊。でもこの「ひとりだけになれる」時間があることでどうにかこうにかやっていけてる、そんな感じだったんだけど…。実家に戻るのが嫌で嫌でしかたない。なぜなんだろう…。単に「田舎が嫌」というだけじゃない。でも…。まず、大好きなエンタメが気楽に観にいけないという窮屈さ。それと私は喫茶店に行くのが大好きで、だから古い喫茶店が残る京都は魅力的な場所で。でも喫茶店ひとつ気軽に行けない。両親が、外食をあまり好まない。外食は特別なときだけで、またそこまでして行きたい店もない。いや、いいお店はポツポツできてるんだけど外食に興味ないから知らないし何よりお金を出すのは両親なのでひんぱんに誘えないし私が出したら出したて「金づかいが洗い」だの「金持ちだ」だのと嫌味を言われるので気持ちが萎える。そう、何をするにも何かひとこと、余計なひとことがあるせいだ。そのひとことで、封印していた、忘れ去りたい小さかった頃の嫌な思い出がよみがえる。多分それだなぁ…。なんだかわからないけど何かにカラダを縛られている感覚になってくる。それがしんどいのかもしれない。ていうか、やっぱり要らないモノだらけの家が良くないんだよ！うん。実家が嫌なのはそれもある、大いに。

母がほとんど家事をしなくなった

東京でコロナ陽生者が増えていることと、介護認定のモロモロがあって、仕事があるときだけ上京し、終わったらとっとと実家へ戻る生活が続いています。まあね、猫も居候してるし、父は全く猫のお世話をしてくれないし、だから長く留守にできないという事もあるんだけど。だけど。私が実家にいることが母にとっては日常になりつつあって、さっきもお風呂の準備をするために干してあった洗濯物を洗面所に移動させてたら「もう乾いたでしょ。何日干してるの」と怒られた。あのー、洗濯したのは今朝なんですけど。ついでに言うと、２日前、だれがしたのか知らないけど洗濯の終わった洗濯物が洗濯機の中に放置されててそれも私が干したんですけど。晩ご飯も「夕飯用意してー。味噌汁作ってー」と言い、食べ終わってしばらくすると「お腹いっぱいで眠いー、ちょっと寝るー」と寝てしまう。それだけならまだしも今日はリビングでパソコンにはりついていたら「何してるの⁉︎」とうるさい。説明してもわからないので「仕事してるの！」と言うと「へ〜〜！まだ仕事してるの！」と、なんとも言えない含みのある答えがかえってくる。こっちの気持ちなどお構いなしでと言うかお構いできない状態なんだろうけど。まるでお手伝いさん。ていうか、娘がいるんだから娘が全てやって当たり前、の、その態度が腹が立つ。本当に、何もしなくなった。そして私は明日から東京だ。東京はコロナ陽生者が増えているので若干心配ではあるけれど。本当は、東京でやりたい事が山ほどある。だけど今、私がコロナに感染するわけにはいかない。だから用事を済ませたらとっとと帰省するんだけどこの、上京している2〜3日、両親から解放されるだけでずいぶんストレス解消になる。だから言いたい。介護を理由に仕事を辞めて実家へ戻るのはできるだけしない方がいいと。

父、退院後の生活その2

父の退院後、まずする事は父と母のかかりつけ医に行く事。今回の父の入院騒ぎで大変だったのは母をどうするか、という事。88歳という高齢での、初の入院。それまでは元気だったけれどさすがに入院はショックだったようで。こんな状態の父に母をまかせる訳もいかず、早急に母の介護申請を出すために地域包括ケアセンターに電話。ところがこのコロナ禍で、私が東京から帰省しているという事もあってケアセンターの所長さんとの面談は帰省後２週間たたないとダメだと言われる。実は介護施設でもクラスターが起き、そうなるとその施設の利用がかなりの制限を受ける為、どこも非常にナーバスになっていると。田舎からしたら、東京のコロナ陽生者の人数はかなりの脅威らしく。そうは言っても私の場合は私が帰らなければどうしようもなかったわけで。これ、子どもがいない高齢者夫婦とかいても子どもが帰って来れないとか、どうするんだろう？まあ、そんな訳で、父の退院後しばらくしてケアセンターの所長さんとの面談に。つづく