今回も、上京する新幹線の車内では
なんだか解放された感じがしてすごく嬉しかった。
もう何ヵ月も前に予約して
やっと取れたミュージカル観劇が今回の目的だから
そりゃ嬉しいに決まってるんだけど。
一緒に行った友達も介護真っ最中で
「晩ご飯作らなきゃいけない」
という事で終わったら軽くお茶してバイバイ。
私らアラフィフ世代は
介護生活に突入してる人も多い。
さて。
東京での一大イベントが終了したら、
そそくさと帰省の準備。
といっても京都で一泊する。
この春まで京都で大学生をしていた息子が
住んでいたアパートをそのまま借りていて
実家へ帰る途中で立ち寄る。
といっても京都へ滞在するのは
せいぜい一泊〜二泊。
でもこの
「ひとりだけになれる」時間があることで
どうにかこうにかやっていけてる、
そんな感じだったんだけど…。
実家に戻るのが
嫌で嫌でしかたない。
なぜなんだろう…。
単に「田舎が嫌」というだけじゃない。
でも…。
まず、大好きなエンタメが気楽に観にいけない
という窮屈さ。
それと私は喫茶店に行くのが大好きで、
だから古い喫茶店が残る京都は
魅力的な場所で。
でも喫茶店ひとつ気軽に行けない。
両親が、外食をあまり好まない。
外食は特別なときだけで、
またそこまでして行きたい店もない。
いや、いいお店はポツポツできてるんだけど
外食に興味ないから知らないし
何よりお金を出すのは両親なので
ひんぱんに誘えないし
私が出したら出したて
「金づかいが洗い」だの
「金持ちだ」だのと
嫌味を言われるので気持ちが萎える。
そう、何をするにも
何かひとこと、
余計なひとことがあるせいだ。
そのひとことで、
封印していた、忘れ去りたい
小さかった頃の嫌な思い出がよみがえる。
多分それだなぁ…。
なんだかわからないけど
何かにカラダを縛られている感覚になってくる。
それがしんどいのかもしれない。
ていうか、
やっぱり要らないモノだらけの家が
良くないんだよ!
うん。
実家が嫌なのはそれもある、大いに。